●紅葉を楽しめた秋
今年は紅葉に気づかないまま月日が流れている感じだった。
それが、先々週だったと思う、出勤したときに突然気づいた。
午後、近い方の職場で上司を車に乗せ、いっしょに遠い方の職場へ向かう。その日初めて紅葉に気づいたことを話題にしながら、車まで歩く。
遠い方に着いてメインストリートに入ったときにはまだ緑が目立ち、「こちらは遅いのか」などと言い合っていた。
それが、メインストリートを抜けて左折した瞬間、二人で声を上げたほどに色づいている。私は二日前にも、彼女は前日にも見ていたはずの風景なのに、二人とも気づいていなかったのである。
自分が気づいてなかった理由はなんとなく見当がつくが、彼女はどうして気づいていなかったんだろう? 忙しすぎたのかな。
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まあしかし、どこかにわざわざ紅葉を見に行くとは思っていなかった。ちょうどそのころから今に至るまで、家族全員が順番に風邪をひいたりもしている。そうでなくても、私を除く二人は、忙しすぎて葉っぱなんか愛でている暇はない。
それでも、買い物ついでに近所の紅葉は何とか見られた。
それで終わると思っていたが、ひょんなことから急に思い立って、京都に行くことにした。もちろん、一人である。
もっとも、息子は毎日京都に通っているわけだが、せっかくの秋をちゃんと楽しんでいるんだろうか。
京都に紅葉を見に行くなんて、何年ぶりだろう? もしかすると、何十年ぶりとかかもしれない。きっかけを与えてくれた人に感謝しなければと思う。
あ、空からなら、勇んで見に出かけたことが何度かある。
だが、京都周辺では、法定高度を守っていたのでは、桜も紅葉も点や線にしか見えない。全山錦秋というような山はないのである。
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案に相違して、紅葉はまだまだこれからという感じであった。色づきも素晴らしいとは言えない。しかし、快晴に恵まれたためもあり、部分的にはかなりみごとな赤を堪能できた。
今年は久しぶりに、紅葉を楽しめた秋として記憶に残りそうだ。ともに愛でる人がいなかったのは少し寂しいけれど。
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