■「告白」 または おれって天才?
一日中寝てても暇なので、レコーダに溜まっているテレビ番組なんかを少しだけ消化している。
とはいっても、座っているのもしんどくて、ソファに横になって見ているのだが・・・
知らない間に録れていた1月4日の番組で、平井堅の歌う「告白」という曲に巡り会った。
初めて聞いて、「これはいい曲だ」と即座に確信するのはそう多くない(歌詞はあと一歩、という感じがするけれど)。
いま思い出せる範囲では、中島みゆきの「銀の龍の背に乗って」以来ではないかと思う。だとすると、ほとんど10年ぶりぐらいということになるようだ。
はじめてあの曲を聞いた場所も状況も鮮明に覚えている。とはいっても、まったくドラマチックな場所でも状況でも、いい音でもなかった。
今はなきレンタルビデオ屋の前の道で、車のAMラジオからである。
それでも、瞬時に「うわっ」と思うぐらいの衝撃を受けた。
日々、初めての曲を車中のラジオで聞いても、99%は他の放送に切り替えるかスイッチを切ってしまうぐらい、音楽的ではない人間なのに。
___
だが、ここでかつて、私の音楽的才能を自慢したことがあるはずだ。「もし」適切な訓練を受けていれば、それなりに音楽が楽しめる人生を送れたのではないかという、無意味な仮定に基づく程度の低い「才能」である。
ホンモノの才能がある人は、放っておいてもどんどん音楽に向かっていくのは十分承知している。私はいまだに楽譜すら読むことができず、楽器を弾くこともできない。それどころか、音楽を聞くこと自体がほとんどない。
要するにまあ、冗談だと思ってほしい。
それでも・・・
平井堅の「告白」を2回だけ聞いて、そっくりそのままメロディを口笛でコピーできてしまうのだ。
もちろん、曲がよくて、それでいて単純なメロディだからだとは思うのだが、それぐらいできるのがふつうなのだろうか。
この曲に限らず、いい曲だと思ったら、まったく初めて聞く曲でも、ほとんど同時について歌うこともだいたいはできる。メロディというか、音の流れがある程度予想できるからだ。
こういうのはおそらく、ある程度音楽をやった人なら、ごく当たり前のことなのだろうと思う。
だが、楽器一つまったく弾くことができず、ふだん音楽なんてほとんど聞かず、もちろん音譜も読めない男ができるとしたら・・・ もしかしたら、天才なのではないだろうか(笑)
【追記】「音楽」カテゴリのエントリ自体、ほとんど3年ぶりだ。いかに音楽に縁のない生活かがわかる。
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