★見えている範囲で止まれなければならない
息子が車の免許を取る以前から、折りに触れて言い聞かせていたのがこれ↑だ。
不意に横から飛び出してきたとかは別にして、通常の前方に関していうと、とにかくどんな場合でも、「見えている範囲で止まれる速度」というのが原則である。
通常の車間距離等はもちろん、ブラインドカーブの向こうに突然車が止まっていたりしても、その車が見えた瞬間にブレーキを踏めば追突することなく止まれる速度というのが、「絶対的制限速度」だと言える。
時々、「濃霧で前が見えなかった」とかいって追突している人がいるが、「見えなかった」のに追突するのはおかしいということに気づかなければならない。
見えている範囲で止まれる速度しか出してはいけないのである。
まあ、そうはいっても人間だからうっかりやミスもあるだろう。
だが、上記原則自体がわかっていない人がほとんどを占めるのではないかと、ふだんから危惧している。
昨日、大津であった追突事故でも「事故に巻き込まれた男性」が「先を走る車が事故を起こし、よけきれなかった」(mainichi.jp)というのだが、きちんと車間距離を空けていれば、そもそも「よける」必要などなかったはずである。
止まればいいのだ。
「安全は、ブレーキよりも車間距離」というのはお気に入りの標語の一つである。
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今日もまた、仕事に疲れて(この連休中、集中して仕事に取り組む予定です。偉いでしょ(笑) でもまあ、真面目な話、休みのときぐらいしかまともに仕事なんかできない ^^;)ネットのニュースを見ていると、
「首相乗せた車が追突」(asahi.com)
という見出しが飛び込んできた。幸い、首相に怪我はなかったようだが、警察官2人が軽傷を負ったという。
お大事に。
それにしても、運転手は一体何をしていたのだ。仮にも首相を乗せて走っているのに追突するとは(あ、もしかすると首相に遠慮してとっさに急制動ができなかったのかもしれないなあ・・・)。
しかも「乗用車5台が絡む多重追突事故」だ。
原因は、「ETC(自動料金収受システム)のバーが開かなかったため」先頭の車が停車したことだという。「安倍首相の車両と警護課の車両2台、取材記者の乗る車両が次々に追突した」(同)らしい。
最後の一台だけが悪者で、それに追突されたから前方の3台も玉突きで前に・・・という可能性もあるが、おそらくは4台とも「見えている範囲で止まれる速度」、逆に言えば「追突せずに止まれる車間距離」を守っていなくて、「次々に追突した」のではなかろうか。
少なくとも記事はそういう表現だ(nhk.or.jpでも)。
首相の乗った車は、前の車に追突し、さらに後方から来るSPの車に追突されたのだろうか。一体、何をやってるんだか。
繰り返す。
まあ、そうはいっても人間だからうっかりやミスもあるだろう。
だが、上記原則自体がわかっていない人が首相の公用車の運転手やらSPやらをやっているとしたら、背筋が寒くなる。
(もしかして、「テロリスト」とかが車両の間に割り込めないように、わざと車間を詰めて走ったりしている可能性もあるのかな?)
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