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2013.06.30

◆踏みもみず天橋立

 土曜日、お昼前にバイクで家を出る。

 なんか、まだうまく運転できない感じで、峠道なんかをゆっくりと練習するような気分。

 能勢のカフェでランチ。
 チキンのトマトソースと鮭のクリームソースとハンバーグの3種だけ。ランチメニュー、こんなに少なかったっけ? でもまあ、事実上選択の余地がないのも悪くない。
 珍しくほとんど迷わずにチキンにする。

 引き続き、あてもなく北に向かう。この時点で2時半ぐらいだったはずだ。

 国道の173号、27号と快走路が続き、これだと日本海まで行けるのではないかと思っていたら、案の定、行ってしまった。
 舞鶴の道の駅で休憩。おいしそうな岩ガキなんかが売っていた。

 だが、こんなところを目的地にできるわけもなく、どこかそれっぽいところをと地図で探していると、天橋立が見つかった。言わずとしれた日本三景の一つである。
 案外近い。

 対岸から見下ろしたらどうだろうと思ったが、岬を回る外周道路はもちろん海岸線に沿っていて・・・ 同じ高さからしか見ることしかできない。それでは、ただの松林が連なるばかりである。

 まあ、2年ほど前の冬に両親を連れて家族で行ったばかりだし、その時は別の場所から見下ろしたのでいいことにする。

 結局、対岸まででUターン。最短コースで7時過ぎには帰宅できた。まだ日は暮れない。

 ということは、やろうと思えば午後からでも日本海を往復して夕食に間に合うように帰れるのだ。高速道路も使わずに。
 ほとんど目から鱗である。

 海を見たの自体、久しぶりだ。
 これから、あちこちが近くなる気がした。

 首と肩に負担がかかり、へとへとに疲れることさえなければ・・・

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2013.06.26

◆MacBook Air の欠点

 MacBook Air をメインマシンとして使っている。欠点はほとんどない。
 というより、ほぼすべての点において素晴らしいとすら言える。

 小さな欠点としては、やや重いこと。
 今日、NECのノートパソコンを持ってみる機会があってその軽さに驚いたが(今調べると、「世界最軽量」で875gしかないらしい。Air は同じサイズで1350gもある。1.5倍以上だ)、それでもまあ、Airの重さも大きな欠点ではない。

 ところが、これまでほとんど死角がないと思っていた Air に、かなり大きな欠点があることがわかった。

 以前の(というのは2世代前の)Air にはこの欠点はなかった。現在使っている旧型 Air は、ちょっと暑くなると、のべつ幕なしに冷却ファンが回っている。
 今日なんか涼しいのに、それでも回りっぱなしだ。

 いつもは無音の Air がうるさくなってイヤだなあと思っていたのだが、そのうち慣れるだろうとも考えていた。

 いや、うるさいこと自体が欠点だというのではない。考えてもみなかったのだが、そのためにバッテリによる駆動時間が大幅に減ってしまうのが欠点なのである。

 ファンを回すのに相当電力を使ってしまうらしく、2時間ぐらいの連続使用でバッテリが音を上げてしまう。
 こうなる前は4時間ぐらい使えていたと思うのだが・・・

 電気を使って熱を発生し、その熱を逃がすためにまた電気を使う・・・というバカなことをやっているわけで、何とも空しい気分になる。
 それにしても、新しい方がこの点においてダメだというのはどうしてなんだろう? プロセッサの性能が高すぎるのかな。

 今度発売された新型の Air では、この欠点が解決されていることを願う。
 いずれにしても買わ(え)ないけど。

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2013.06.20

◆1億円!

 宝くじを買ったことはほとんどない。

 自分のために購入したのは生涯でたぶん1〜2回、パーティの景品としてが2〜3回。

 だが、定期預金をすると宝くじをくれる銀行があるので、ジャンボ宝くじ系だけ、自然に手に入る。
 預金金利があんまり馬鹿げているので(0.2%とかって何かの冗談ですか?)、宝くじでもついてる方がまだいいように思えたのだ。

 当選金は自動的に口座に入るのでいつもは気にもしていないのだが(多くても合計数千円だ)、たまたま昨日、今日が当選番号の発表日だという広告を新聞で見た。

 それでもほとんど気にしてなかったのだが、今日の夕刊で当選番号が掲載されているのを目にしたので(ふだんから載っているんだろうか。見たことないような気がするんだけど、目に入ってないのかな)何となく妙な予感がして、銀行が送ってきたハガキと照合してみることにした。

 宝くじの現物はくれず、番号を記したはがきが送られてくるのだ。

 一等から見ていくが、当然、かすりもしない。だいたい、お年玉付き年賀状の切手だってほとんど当たらないんだから。

 ところが、一等の下から2番目の番号で思わず

 おおおおおぉぉぉっ!

と叫んでしまった。

 87組 1711・・

 ばっちりなのだ。信じられない。組が合うだけでも(たぶん)1/100の確率なのに、

 えええええぇぇぇっ!

 はがきに記されたのは

 87組171100 から 171109 の連番

 そして、当選番号は・・・

 87組171117

 うっそぉぉぉっ !?

 実に、8番違いなのである。もう10枚連番が続いていたら、前後賞あわせて1億1千万円の当たり。
 もちろん、当選番号が10だけ前にずれていても同じである。

 だが結局、「かすりもしない」のと結果は同じ・・・

 まるで当選したかのように叫ぶ私の向かいでは、クールな家人が

 「当たってないんやったら、何番違いでもおんなじやん」と平然としている。

 私の異様な興奮ぶりに「当たったん?」と聞いたときですら、「まだ雨降ってる?」と同じような冷静さ。
 もともと、あぶく銭なら10億だって10万円だって別に要らないという変な奴ではある(そのくせケチだ)。

 それにしても・・・

 ともに「惜しかったねぇ」と盛り上がれる伴侶が欲しいと半ば真剣に思った。
 ___

 まだ信じられない。1億円に8番違い・・・

 1億円というのは、おそらくわたしの定年退職までの手取り収入の総計と同じくらいである。つまりは、たった8番違っていたら、今すぐにでも仕事を辞めて引退できるのだ。

 でも実際当たってたらどうしてたかなあ、引退するには微妙な金額だよなあ・・・ とか、まったく無駄なことを考えている。

 家人もまた、もう少しマシな伴侶に恵まれていたらなあ・・・ と考えていることだろうと思う。

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2013.06.18

◆58回の駐車違反

 かれこれ30年以上車やバイクを運転しているが、駐車違反で検挙されたことは一度もない。

 もちろん、駐車違反をしたことがないとは言わない(すみません)。
 だがまあ、なるべくしないようにはしているし、せざるを得ないときには、邪魔にならないように、また、取り締まりに遭わないように気をつけてはいる。

 そうそう、毎月一度、駐車禁止ではない道路(そんなところがこの大阪にまだあるのだ)に車を駐めているが、邪魔にならないように駐めると、それがかえって駐車方法違反になる。法令に沿った駐め方をすると、非常に邪魔になる。
 結局、実質を取って結果的に違反をしているが、今まで取り締まられたことはない。駐車禁止じゃない道路だと、さすがに取り締まりはしないのだろうか。

 ともあれ、わりとアクティブに車に乗っていて、30年間で一度も検挙されたことがないのは事実だ。

 なのに、たった2年5か月で、駐車違反で58回も検挙された男のニュースをネットで見た(sankei.jp)。

 いったいどうすれば、そんなに駐車違反することができるんだろう?
 場所は「自宅周辺」だという。月に何回も取り締まりがあることがわかっている場所(そんなところがあるのか?)に、それでも平気で駐め続けていたということだろうか。ちょっと理解できない。

 100万円にも及ぶ放置違反金は滞納し、結局は、車検の切れた車を運転していて現行犯で逮捕されている。

 100万円滞納の件で大阪府警寝屋川署が「行方を捜していた」というのだが、駐車違反を繰り返していたのが「自宅周辺」なら、自宅にはいなかったのだろうか。

 なんだか、謎の多い人物と事件である。

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2013.06.15

◆降れば土砂降り

 バイクのエントリを書いてから、気がつくと一週間・・・

 これって、もしかしてコケるとか死ぬとかしてもう更新がないのかもとか・・・だれも気にしてない(というか気づいてない)か。

 今日も仕事関係の会合に出かけたが、昨日までの晴天が嘘のような大雨だったのでさすがにバイクでは行かなかった。
 あちこちで道が冠水に近い状態になっていて、雪でもないのに四駆モードにして走ったりした(最後の方で二駆に戻すのを忘れ、曲がれなくて焦った)。

 そんな中でもそれなりの数のバイクが疾走しているのを見て感心する。
 みんな、あれ以外に交通手段がなく、かつ、どうしても出かけなければならないのだろうか。今日ぐらい、電車とバスでもいいと思うんだけど。
 それとも、雨でもそれほど気にならない境地に達しているのだろうか。
 いずれにせよ、お気をつけて。

 明日はおそらくバイクに乗れると思う。料金を払うのはイヤだけど、ETCとか夢のようだ。
 料金所で止まってニュートラルに入れて、グローブを外して財布を取りだして支払って、それをまた仕舞ってグローブをつけ直して、後ろの車に挨拶してから猛ダッシュ・・・なんていう一連の儀式がまったくなくなる。

 バイクのETCってほとんど選択肢がなく、取り付け費込みで5万円近く(定価)するんだけど、つけないという選択肢は考えられなかった。
 しかし、明日使うのは多くて700円。果たして、元を取るまでどのぐらい有料道路を使わなければならないのだろう・・・

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2013.06.08

◆2気筒も初めて

 考えてみれば、2気筒エンジンの乗り物も初めてである。

 これまで運転したのは、1・3・4・5・6気筒。5気筒以外は所有もした。

 しかも、スペック至上主義的なところがあるので(笑)、単気筒のオフロードバイクですら、DOHC4バルブだったりした。

 それが今回は、OHC。かろうじて?4バルブではあるらしい。
 高回転まで回らないエンジンの 270°位相クランクによる2気筒ドコドコサウンドにはまだ違和感はあるものの、低速からの太いトルクが頼もしい。

 かつて乗ったDOHC4気筒400ccが高回転時に奏でるフォォォーンという音が大好きだったのだが、そんなもの、所有している間に数回聞いたかどうかであった。
 低速ギアで引っ張ってそんな音を出すと近所迷惑だしパワーを持てあます。かといって高速ギアでそんな音が出るころには違法速度なので、あの官能的な音は高速道路でごくたまに、でしかなかった。

 静かなドコドコサウンドは(家人も「音が小さいね」と驚いていた)、極低速から楽しめる。

 もっとも、好きな音ではないので、今のところ楽しくはないのだが、がんばって好きになろう。あばたも努力でえくぼになる。

 今日は百数十キロ走っただけで疲れ果ててしまった。久しぶりのバイクだし、何よりヘルメットが重くて首と肩が辛い。

 まあ、これもそのうち慣れるだろう。慣れるほど乗れればいいんだけど・・・

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◆初めてのホンダ

 自転車から飛行機まで、乗り物はほとんど何でも好きだ。

 なのに、ホンダを買ったのは初めて。18歳のときから数えてバイクは6台目になるのだが、これまでの5台はすべてヤマハだった。
 少しは「判官びいき」みたいなところもあったけれど、その時々で自分が一番欲しいのを選ぶとなぜかヤマハになったという面の方が強い。

 今回だって、考えられる選択肢をだいたい網羅して、結局これしかないと決めたのがたまたまホンダだったのだ。
 ただ、大型は輸入車を含めて選び放題なので、性能でも価格でもものすごいものがあり、結局のところ、扱いやすさや経済性を優先した選択となったかもしれない。
 でも、ホンダのバイクに乗るなんて、まるで「読売巨人軍」を応援しているみたいな違和感がちょっとある。そういえば、トヨタの車も一度も買ったことがない(ホンダの車もない)。

 それにしても、「これしかない」がヤマハじゃなくてよかった。
 かつて、ヤマハがキャンプ用の発電機を発売するというニュースを知り、そんな迷惑なものを売るんなら、もうヤマハの製品は買わないと書いてしまっているのだ。
 まあ、そんなこと、だれも覚えていないし気にしていないだろうけれど。

 もしかしたら、ホンダだって同じようなものを売っているかもしれないし(笑)
 ___

 今のところ、選択は間違っていなかったと思う。

 極低速から安定感があり、それなりの速度になってもきれいにまっすぐ走る。それでいて、実に素直に曲がる。10年以上のブランクなどほとんど感じさせないどころか、以前よりスムーズに走れているような気さえするほどだ。

 間違っているとすれば・・・

 やっぱり置き場所がなくて、苦労していることである。

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2013.06.06

◆大阪市長が八尾空港にオスプレイを誘致??

 地元のアホな政治家が、自身の本音に基づく「失言」への矛先をそらす目的なのか(すみません、これは憶測です)、また別の物議を醸すようなことを言い出している。

 「垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの訓練の一部を、八尾空港(大阪府八尾市)で受け入れる」(mainichi.jp)というものだ。

 だいたい、国土交通省管理の八尾市にある空港なのに、大阪市長!が受け入れるも何もないものである。

 大阪市上空も飛ぶことになるから拒否するとかいうのならまだ理解できるけれど。
 ___

 以上で話は終わりなのだが、アホな男がまたバカなことを・・・で終わらないのが困った。
 八尾市長はすでに反対を表明しているのに、首相は橋下氏に「ぜひ検討させていただきたい」と応じた(同)そうだ。

 そもそも、「オスプレイの訓練の一部を受け入れる」というのは具体的に何を意味しているのか。

 たまに離着陸する程度なら、現行の法制度や条約下で別に何の制限もない(訂正:法律や条約は大丈夫ですが、八尾空港自体の重量制限に引っかかるようです)。実際、私ですら八尾で訓練中の米軍機と遭遇したこともある

 それでもオスプレイが実際に来ると騒ぎになるからあらかじめ「受け入れ」を言うのだろうか。

 いや、そうではなくて、ある種の訓練「拠点」にするという話なのだろうと思う。
 ___

 ほとんどの人はご存じないだろうが、八尾空港というのは、日本でもっとも「忙しい」空港の一つである。
 まあ、率直に言って、わりと「どうでもいい」飛行機やヘリの離発着が多いのだが、訓練のためのタッチアンドゴー(着陸してすぐ離陸する)が多いせいもあって、民間空港の中では10本の指に入るのではないだろうか。

 アマチュアパイロットの拠点となっているため、ものすごく下手なパイロットや遅い飛行機も多い(耳が痛いな・・・)。

 そして何より、市街地に存在する。
 (個人的な思いは別にして)客観的に判断すれば、大阪空港と並んで、廃止すべき空港の一つではないかとすら思う。

 普天間で迷惑だ危険だと言われている飛行機を、同じような危ない場所にある空港に持ってきてどうするのか。

 「危険を分かち合いましょう」という姿勢を演出したいのかもしれないが、むしろ危険を減らすための努力をすべきだろう。

 オスプレイの配備そのものの是非は一応措くとして、かつ、仮に普天間と岩国以外にも離発着する空港が必要だとしても、八尾空港というのは最悪の選択の一つである。

 「もし」関西に離発着の拠点が「どうしても」必要だというのであれば、たとえば南紀白浜空港が考えられる。立派な滑走路を持っていて、飛行ルートに危険も少なく、ちょうど、オレンジルートの東端にも近い。

 あるいは、「白浜では立派な滑走路とターミナルビル以外何もなくて・・・」というのなら、海上自衛隊の徳島航空基地があり、自衛隊が航空管制を行っている徳島空港も近くにある。ただ、こちらは空港東側は海だが、西側には市街地もある。

 関西国際空港や神戸空港ですら、八尾とは比べものにならないくらいの候補になると思う(そういえば、一時、関西の名前も出ていましたね)。

 いや、もちろん、白浜や徳島や関西空港なんかにオスプレイを誘致すべきだというのではまったくない。

 あくまでも、八尾に呼ぶぐらいなら数十倍マシで影響が少ないということであって、白浜や徳島の人たちだって、迷惑には違いない。

 しかし、八尾は間違いなく最悪の選択の一つである。

 どうしてこんな愚かな発想が出てくるのかと、心底不思議に思う。


 《後記》

 朝日新聞の夕刊によると、橋下氏は「この構想が実現可能性があるかどうかわからない」と語ったそうである。何という無責任な。
 だが、それに続き「これをきっかけに本州の至る所の空港を検討対象にあげてもらって進めていけばいいのでは」と「記者団に述べた」という。
 橋下流の、出鱈目で無責任な爆弾発言で物議を醸し、その騒ぎを突破口にして・・・という、いつもの悪辣な手法が見てとれる。

 ということはしかし・・・ アホな男の術中にはまった愚かな男が私、ということになろうか。

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2013.06.04

◆よくぞ言ってくださった

 古屋圭司国家公安委員長、感心しない人物だと思っていた(というか、今でも思っている)が、今回の発言に関しては半分くらい賛成する。警察による交通取り締まりに関して曰く、

「取り締まりのための取り締まりになっている傾向があり、警察の信頼という視点からもちょっと疑問符がつく」と指摘。片側2車線で「歩行者が出てくる危険性もない制限速度50キロの道」を例に挙げて「交通の流れに逆らわずに行くと70キロぐらい出る」とし、「20キロ以上超えると取り締まりの対象になる。そういうところはどうかなといつも疑問に思っていた」と話した。(sankei.jp)

 何度か書いたが、私が30年以上の運転歴で2回、速度違反で検挙されたのは、いずれも、これに近い状況だ。
 最初はまだ未成年のころ、中央分離帯のある片側2車線の直線の下り坂で、制限速度は当時40km/h。そこを53km/hで走っていて捕まった

 2度目は、歩行者も自転車も(原付すら!)通行禁止の、中央分離帯のある高架道路。制限速度は当時50km/h。測定速度は70km/h弱だったと記憶している。これは冤罪くさいので、警官といろいろ話しているうち、明白な嘘をついたり違法行為を行ったりするので(警官が、ですよ)、反則切符や調書にはサインせず、反則金も支払わなかった。

 後に所轄の署長宛に抗議文書を出し、交通課長と話をしたりした。確認はしていないが、結局、書類送検されて不起訴になったと思われる。刑事処分としてはまったくの音沙汰なしで、行政処分として免許の点数だけが引かれた(ずっとゴールド免許だったのにお蔭で8年(5年の更新前にバイクの免許を取ったため)にもわたってブルー免許ということになっている。そのせいで任意保険料を10万円以上損していると思う)。

 腹が立つのは、というべきか、上記いずれも、今は同じ道の制限速度が60km/hになっているということだ。
 交通量はむしろ増え、当時より安全になっているなどということはない。あまりにも馬鹿げた制限速度の設定が改善されたということである。

 過ちては則ち改むるに憚ることなかれ、喜ぶべきことではあるのだが、「過」っていた制限速度で検挙された者の無念はどうなるのだ。
 初めから現在の制限速度なら、胸を張って?「30年以上の運転歴で速度違反で検挙されたことはただの1度もありません」と言えるのに。
 ___

 古屋国家公安委員長は、片側2車線で「歩行者が出てくる危険性もない制限速度50キロの道」で「20キロ以上超えると取り締まりの対象になる」ことに疑問を呈している。

 だが、13km/h超えても取り締まりの対象にされたし、より問題なのは、制限速度の方である。
 リーズナブルに設定された制限速度ならば、20km/hも超えれば、それは取り締まりの対象にして当然だろう。
 片側2車線で「歩行者が出てくる危険性もない」「道」であれば、制限速度は当然60km/hであるべきだ。そもそも、法定速度は60km/hなのだから、ことさら低い速度に規制するなら、説明責任(好きな言葉ではないけれど)があるはずである。

 だが、問題はそこにはない。古屋氏もいうように、「取り締まりのための取り締まりになっている傾向があり、警察の信頼という視点からもちょっと疑問符がつく」という点がより重要だ。

 「ちょっと」どころではない。この種の愚かで悪辣な(とまで言う理由は下記引用参照)取り締まりのせいで、警察は善良な市民の多くから敵視されるに至っている。それも故なきことではない。なぜなら、取り締まりは交通安全のためになされているのではないからだ。もし交通安全が目的だというなら、どうして、上記のようなもっとも安全な道での軽微な違反を、必死で身を隠すような「おとり捜査」まがいのことをしてまで一生懸命検挙するのか。

 以下、「今井亮一の交通違反バカ一代!」からそのまま引用させていただく。

 俺は交通違反・取締りを丸30年間、取材・研究してきた。結論はこうだ。
 交通取締りってのは、国家公安委員長だって妥当性を欠くと思える規制の網をがんじがらめにかけ、つまり交通違反が日常的にあふれる状態をまずつくり、そのごく一部(検挙率的には1%をはるかに割るが、件数的には年間軽く1000万件を超える数)を、現場警察官に努力目標(実質ノルマ)を課して取り締まらせ、年間700~800億円くらいの反則金をはじめ、生じるカネはぜんぶ警察の縄張りへ流し込む、警察幹部はそこへ天下る、そういう錬金システムなのである、大掛かりで合法な悪徳商法なのである、交通取締りってのは。

 そうではない、真に交通安全に資する、まともな交通指導・取り締まりを心から切望している。

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2013.06.02

◆蓬生どころか

 蓬生(よもぎう)というのは、「蓬などが生い茂って荒れ果てた土地」(大辞林)のことで、『源氏物語』の巻の名前にもなっている。

 わが家は、蓬生といふもおろかな荒れ果てようであった。
 昨年切ったナンキンハゼの枝が所狭しと散らばり、その間から背丈ほどもある雑草が乱立している。枯れ葉その他がこれでもかというほど散らばっているのはいうまでもない。
 それはまあわかっていたことだが、あろうことか、野良猫のフン場まで存在するのには驚いた。

 おそらく、人の住んでいる家としては市内で一番ひどいといっても過言ではないと思う。

 それというのも、庭(というほどの広さはないが)が外部に面しておらず、ほとんどどこからも見えないため、放っておいても気にならないというのが大きい。
 唯一、わが家の西隣のお宅からはうちの庭が見下ろせるので、おそらくはあきれ果てていらっしゃるだろうと思う。熱心に庭の手入れをなさっているご夫婦だ。

 うちもさすがに、年に2〜3度は一念発起して木の剪定やら草引きやら掃除やらをする。そうすると、狭いものだから、ものの数時間でけっこうすっきりとしてしまう。
 それがわかっているから、またどうしようもなくなるまで放っておくという悪循環を繰り返している。

 昨日今日と、それぞれ2〜3時間ずつ掃除すると、見違えるようになった。

 これぐらいで済むんなら、もっと小まめにやればいいのにと思うものの、なかなか実行できない。

 「これから、毎週30分でいいから、土日のどちらかに剪定や掃除をすることにしよう」と一応決めたのだが、もはや来週の実行も危ぶまれる(バイクも来てるはずだし ^^;)。

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