★謎の歯痛の原因は?
ときどき、左の奥歯全体が痛むことがある。
1本2本ではないし、上も下もなので、虫歯が原因の可能性はない。
歯肉炎とか歯周病とかいう可能性ならないこともないが、どこも悪くなくても歯医者には定期的に通っているし、お蔭で歯茎はまあ健康である。
症状があるときに診てもらっても、「特に問題はありませんよ」と言われた。
放っておくと数日で治る。
今回もそうだろうとあまり気にしていなかったのに、明け方の夢うつつで脳が勝手に原因を推定した。たまにそういうことがあるのだが、なんでそんなことが起こるのだろう?
原因は実は顔面の筋肉痛で、それが歯の痛みのように感じられるのだ。
表現しにくいのだが、みなさんは寝起きに耳が引っ張られて痛むような感じになったことがないだろうか。
私はたぶん、2年に1回くらいそうなって、眼鏡をかけるのにも難儀することがある。たいていは半日以内に治るが、あれも顔面筋肉の痛みである。
だが、歯痛の方は、どう考えても歯痛としか思えない痛みだ。
まず、痛みの場所が歯である。しかも、神経的な痛さ。
「神経的な痛さ」というのはおわかりいただけるだろうか。
たとえば歩きすぎて翌日筋肉痛になったという場合などは、そういう痛みではない。いかにも神経に触っているという感じのあの痛さである。
なぜ顔面筋肉の痛みが、歯の神経的な痛さとして知覚されるのだろう? そして、夢うつつの脳は、どうしてそういう推定を下したのだろう?
謎である。
半信半疑で調べてみると、そのものズバリの説明が載っている歯科医のサイトを見つけた。
いきなり、「1、 筋肉、筋膜由来の歯痛(筋、筋膜性歯痛)」とあって、「筋肉を触診すると、歯が痛むと感じるポイント(トリガーポイント)が有る。この場合、いくら歯を治しても、良くはならない。 トリガーポイントと筋肉の部位は解明されています。」と明快だ。
実際、自分で頬の左あたりを触ってみると、あっさりとトリガーポイントが見つかった。
夢うつつの脳による診断はたぶん正しい。
治療としては歯科用麻酔を0.2ccほど注入するとあるのだが、個人でそんなことはできない。仮に歯科医に行っても、ピンポイントで麻酔をかけるのが難しいと書いてあるし、「麻酔よりも針を刺す事による効果が大きい」ともあったので、その箇所を中心にマッサージとか指圧とかしてみた(針だって刺すわけにはいかない)。
すると、痛みが消えたのである。
これまで、数日は消えなかった痛みなので、ほぼこれが原因と断定していいのではないかと思う。
謎の歯痛の原因は、顔面の筋肉痛なのだ。
(念のため、もちろん他の可能性もいろいろあります。上記サイトをご覧ください。)
___
だが、問題はここからだった。
一度引いた痛みが定期的にぶり返してくるのである。しかも、これまでに経験したことがないような激しい痛みだ。
周囲に人がいなかったら「痛い痛い」と叫びたくなるような痛みである。まあ、実際には叫んだりはしないが、痛みに耐えていると涙が出てくるのは抑えられない。
おそらくは、マッサージだ指圧だと筋肉を妙に刺激したため、よけいに問題をこじらせたに違いない。
ちょうど、足が攣ったときくらいの痛さだと思うのだが、それが歯の神経の痛みとして感じられる。耐えられるか耐えられないかの境界くらいの痛さだ。
そんな激痛が時をおいて波状的に襲ってくる。 お蔭で、今日やるはずの仕事が半分も進んでいない。
昼間は、その痛みが治まっている間に幸福を感じるほどだった。私が幸福を感じるというのはよほどのことである(笑)
今も治まっているが、そうすると、あれほどの痛みがあったことがちょっと信じられないくらいだ。
このまま治ってくれることを祈るしかないのだろうか。
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