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2014.05.28

■ポイントカード問題の解決法

 以前ここに、「ポイントカード禁止法を」という文章を書いた。今もその気持ちは基本的に変わっていない。

 だが今日、画期的な解決法を知った。ポイントカードをなくし、携帯電話にQRコードを表示させてその代わりとするのだ。イタリア料理?のカプリチョーザがやっている。

 これだと、物理的存在としてのポイントカードが一切必要ない。最初の登録がやや面倒だけれど、それさえ済ませば財布やカード入れが膨らむ心配もなく、それがイヤだからといって「ポイントなんかいらないよ」と言って損する必要もない。

 もちろん、これまでほとんど「いらないよ」という姿勢だったのだが、たとえばカプリチョーザのポイントは3%らしい。
 1000円で30円くらい・・・と思う一方、定期預金金利が0.025%!(メガバンク)とかいう中で、消費税アップ分がまるまるなくなるというのはやはり小さくない。

 とはいえ、レジでQRコードをかざしてわざわざ読み取ってもらって数十円・・・というはやはりバカらしく、ポイント制度なんて廃止すればいい(その分値下げする方がよほどお互いの利益になる)という気持ちは変わらない。

 それでもやはり、カードよりはよほどいいと思った。

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2014.05.27

■進歩のない30年

 この週末、日本海沿いをくねくねとのんびり走り、結局倉吉に泊まって、大山山麓を一周して帰ってきた。
 走行約800km。高速道路は使わなかった。

 先週の日曜日は琵琶湖畔(西岸)にかつて存在した江若鉄道の廃線跡をめぐるツーリングに参加した。
 毎週のようにバイクで走りまわっている。同じ月に一泊旅行を2回したのも初めてかもしれない。
 まあ、快適に走れるのは1年の内でもほんの短い期間なので、この時期と秋口だけのことなんだけれど。

 長い道中、「30年前とまったく同じことをやっていて、ぜんぜん進歩がないなあ」とか、つらつらと考えていた。けどまあ、そこそこ楽しいんだからいいんじゃないだろうかというあたりに落ち着いた。
 自由な時間の使い方として結局のところそれを選んでいるということは、もろもろを考慮に入れた上でそれが(とりあえずの)最善だということにほかならない。「もろもろ」の中にいろいろ忸怩たるものがあっても、それが条件なのだから仕方がない。

 日曜日などは、倉吉の古い街並みを観光してから、ほとんど12時間、昼食と時折の休憩を除けば走りっぱなしであった。特に何とも思っていなかったが、考えてみれば、やっぱりこうして走るのが好きなのだろうなあということと、体力的にそれが可能であることに改めて気づく(かなり消耗するけど)。

 ツーリングに出ると、一日が短すぎて・・・と思うのだが、もしかりに倍ほど長くても、そんなに長い時間走り続けることはたぶん無理だろう。その意味では一日のサイクルは自分の体力に合っているのだ。
 もっとも、たとえば一日が48時間だったら、生物としての自分の体も24時間走れるようになっているのかもしれないけれど。

 月曜日はさすがにもう、ちょっと走りたくないと思っていたのだが、火曜日になると、週末にはまた走りたいなあと思う。

 果たせぬ能登半島を目指そうか、それとも今回走り残した福知山〜生野銀山間を目指そうか・・・

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2014.05.21

■「司法は生きていた」

 画期的な判決が2つも出た。

 一つは、厚木基地騒音訴訟における、自衛隊機の夜間(午後10時~午前6時)飛行差し止めを命ずる判決。 もちろん日本初。

 もう一つは、大飯原発3・4号機の再稼働差し止めを命ずる判決。

 標題は、後者の判決が出た際に原告が掲げた垂れ幕の文言である(用意はしたものの、まさか実際に使えるとは考えていなかったのではないだろうか)。

 いずれの判決も、強い者におもねらず、長いものに巻かれず、情理を尽くして導かれた結論だと思う。

 異論もあろうが、非常事態でもない限り自衛隊機を午後10時以降に離発着させる必要はないし(夜間訓練はそれまでにやればいい)、懲りもせずに甘い想定で「安全」の合唱を続ける電力会社に警鐘を鳴らす必要もある。

 ・・・と思ったけれど、厚木基地からスクランブル発進(&帰還)する必要がある場合には対応できるのかな?

 ともあれ、これで出世の道を断たれることも覚悟で下したであろう裁判官の英断には素直に敬意を表したい。
 こういう裁判官が出世してこそ、ほんとうに「司法は生きている」と言えるのだと思う。

 だが、「(死んだと思っていた)司法は(まだかろうじて)生きていた」と言わざるをえないような現状は、なかなかそれを許すまい・・・

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2014.05.11

■驚異の低燃費(と高料金)

 ゴールデンウィーク中、一度も車に乗らなかったことに気づいた。もしかすると、こんなことは車に乗り始めてから初めてのことかもしれない。

 代わりにバイクには乗った。淡路島にもバイクで行った。

 今日は、日本海まで出て丹後半島を一周して帰ってきた。行ったような気になっていたのだが、もしかすると東は伊根より、西は網野より北は初めてかもしれない。いや、伊根も初めてかも。

 いずれにせよ、近畿最北端の経ヶ岬まで行って急な階段を上り、灯台を往復した。それ以外はひたすら走っていたような気がする。あ、思いがけず、面白い店でおいしい手打ち蕎麦が食べられた。今度は干しなまこ丼に挑戦しよう

 高速道路はまったく使わなかったが(走っても面白くないし、何よりお金がかかる)、燃費は驚異の 39.0km/l。さんじゅうきゅうキロですよ。しかもレギュラー。

 ガソリン価格高騰の昨今でも、400km走って1600円ほどしかかからない。

 大阪府北部の吹田インターチェンジからだと、富士山を越えて御殿場まで1600円で行ける。
 長野県なら松本や安曇野を超えて県北部の更埴まで、北陸へ行けば新潟県に入れる。
 西へ向かうと、山口県の岩国を超えて徳山東まで。

 ただし、たとえば御殿場までなら高速代が7300円(バイク)・・・ ETCの休日特別割引でも4050円(同)かかる。
 高速代がいかにモビリティを損なっているかがわかろうというものだ。

 ある程度高速道路網が発達した国々の中では、日本だけが突出して世界一料金が高い。ドイツやアメリカなどはほぼ無料だし、フランスやイタリアなんかでも格安だ。

 あの民主党すら「高速道路無料」は言わなくなったが、「経済効果」を叫ぶなら、高速の無料化は間違いなく巨大な効果を生むと思う(思うだけですけど)。

 その前に日本の住人全体が仕事を減らしてもっと休むのが先かな。

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2014.05.05

■近くなった阿波路

 消費税率のアップだけではなく、割引率の削減とかで高速道路料金が劇的に?高くなった。
 今まで遠かった場所がますます遠ざかっていく。

 そんな中、ぜんぜん知らなかったのだが、たまたま1度だけ、明石海峡大橋の通行料金が大幅に引き下げられたというCMを横目で見た。確か、桂三枝(改め文枝)が宣伝していたような気がする。

 調べてみると、普通車で片道900円。バイクだと750円。
 バイクが軽自動車と同じだというのは納得できないが、これは安い(念のため、非ETCだと、普通車2370円、バイクで1900円ですのでお気をつけて)。

 3月末までのETC料金は、普通車2173円、バイクで1748円だ。以上は、垂水ICから淡路ICまでしか高速に乗らない最低線なので、イメージとして、淡路を往復すれば最低5000円はかかるという感じで捉えていた。

 地図で見ると、淡路はもちろん、能登半島とは比べものにならないくらい近い。
 それでもここ20年で2〜3回しか行っていないのは(四国に行くのに通ったことはあるけれど)、それほど見どころがないことよりも、橋を往復するのにお金がかかりすぎるという理由の方が大きい気がする(ケチですみません)。

 お金さえ気にしなければ、うちからものの1時間で淡路島だ。

 ・・・だが、それだとやっぱり往復5000円以上かかる。

 仕方がないので垂水ICまで下道を走り、淡路ICで降りることにする。これだとバイクで往復1500円ぽっきり。
 それでも片道2時間かからなかった。

 やっぱり、彼我を隔てているのは金銭だよなあと思う(ケチな人の場合は)。
 ___

 淡路島をバイクで縦断しながら、ふと、「阿波の国(徳島)につながる路(みち)だから「あわじ(阿波路)」って言うんじゃないだろうか」と思った。
 前から知っていたような、ほんとに走りながらふと思いついたような・・・

 いずれにせよ、淡路はとても近くなった。たぶん、今年だけでももう数回は行くんじゃないかと思う。

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