★キタキツネとエゾシカの争い
いえ、二者はたぶん争わないと思います。そうでもないかな?
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ずっと道北道東を走ってきて、ここ富良野に着くと、その文明開化にびっくりした。富良野ってこんなに街だったっけ・・・ 3回目なのだが、前は街中を通らなかったのかな?
ずっと、牧草地か原野かカルデラ湖、それでなければ「トウキビ」畑、みたいなところを走り、稚内ですら朝食に苦労したことを思うと、富良野はほとんど都会に近い(見た目は稚内の方が都会だが)。
もっとも、「ラベンダー」と『北の国から』、さらには隣の美瑛町の「パッチワーク畑」「〜の丘」「〜の木」による観光地化がさらに進んだということなのかもしれない。
北海道に来てから初めて水田を見たのにも感動した。以前来たときは気づかなかったのだが、たまたま通らなかったのだろうか。北海道のこと、水田のあるところはもう一面、丘の麓まで稲穂がたなびいているんだけど。
さて標題。
ここまで来ると、もうエゾシカには(たぶん)出会わない。キタキツネにも出会わないかあと思っていたが、今日2匹見てしまった。
北海道に来てから目撃した数はどちらが多かったか。
当初はキタキツネが先行した。2桁に近づくまで、エゾシカは見なかったと思う。
ところが、シカの方は、一度いると「親子三頭」みたいなことが多くて、ぐんぐん追い上げる。特に知床に入ってからはその数を増し、一時は20頭くらいでキツネと並びかけた。
不思議なことに、以前の旅行で野生のキツネを見たのはせいぜい2〜3度で、比べるまでもなくシカの圧勝だったのだが、今回はいつまでもキツネの出現が続き、結局、一度もシカに負けることなく、30対20台前半くらいで、キツネが勝った。
これからはさらに都会に向かうので、この差が逆転することはないだろう。
そういえば、カラスもやたらに多かった。
「以前はこんなにいなかったはずだ。いや、忘れただけかなあ」などと思っていたのだが、阿寒湖畔のアイヌコタンにいたおばあさんによると、やはり近年増えて困っているという。
私の見た感じでは、阿寒湖周辺だけではなく、道北・道東全体に、これでもかというくらいのハシボソガラスがいた。
屈斜路湖から弟子屈に降りてくる道路上では、前夜にはそこになかった、車に轢かれたとおぼしきキツネをカラスがついばんでいて、なんとなく象徴的なものを感じてしまった。
カラスとキツネ(と車・・・)が増えるというのは、環境に対するあまりよくない影響を思わせる。
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