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2016.12.30

★「徐行」(その2)

 九州を旅行中、公安委員会が設置した「徐行」の標識は、結局一度も見なかった。自宅からフェリー乗り場までの往復を含めてもなかった。

 1週間以上、1300km余(フェリーで往復したので大した距離ではないが)を走ってゼロである。

 いったい「徐行」の看板はどれくらいあるのだろうと前から疑問だったのだが、旅行前の朝日新聞に記事が載っていて、たまたま知ることができた(2016.12.15夕刊)。

 それによると、「止まれ」は約170万箇所、「徐行」は約1千箇所だそうである。「止まれ」が「徐行」の1700倍!だ。

 やはり、「「徐行」の標識を立てるべき場所に「止まれ」の標識ばかり設置」しているのは間違いないようだ。

 単純計算で、「止まれ」の看板は1都道府県あたり平均3万6170本、「徐行」は21本ということになる。それでも「20本もあるの?」という気はするが、見ないはずだ。
 以前書いたように、「あそこにあった」と思い出せる「徐行」の標識は全国で1本しか知らない。

 国土交通省のサイトによると、林道や農道などを除く、道路法第三条に規定された道路の総延長は128万キロ弱だそうで、ならば、異なる道を平均して1280kmほど走るごとに1本の「徐行」の看板に出くわす計算になる。

 それほど少ないのだ。今回私が一つも見なかったのも、偶然ではないことがわかる。

 「止まれ」ならば、自宅から数十メートル以内に数本あるのに(実際、平均すると750m走るごとに1本立っている計算になる。これではおちおち走っていられない)。
 ___

 さて、↑の新聞記事では、東京オリンピックを控え、「止まれ」と「徐行」の標識に英語を併記する内閣府令の改正案を警察庁がまとめたことを報じている。

 「止まれ」は "STOP" でいいのだが、「徐行」が "SLOW" なのには驚いた。

 「道路標識及び信号に関する条約」に定める、赤で縁取りした逆三角形の白い看板(日本の「徐行」の看板とほぼ同じ)は、以前も書いたとおり、英語圏では通常、"YIELD"(米語) か "GIVE WAY"(英語) と表記されている。

 要するに、「あなたに優先権はないので、相手に道を譲りなさい」ということだ。

 それこそがこの看板の本質のはずである。

 たしかに、「徐行」の意味は "SLOW" かもしれないが、それならばこの形式の標識を使うべきではない。

 制定の経緯がよくわからないのだが、日本の「徐行」の看板は、いったいどうすることを要求しているのだろうか。
 ほんとうに「徐行」そのものが目的なら、もっと多く設置されていてもいいはずである(現に、工事現場などでは看板によく「徐行」が使われている)。

 国際条約上は、明らかに "YIELD" や "GIVE WAY" の意味で使われるべきなのに、日本では単に速度を落とすことだけを要求しているから、無駄にぜんぶ止まらせたい交通行政が、すべて「止まれ」の看板にしてしまっているのだろうか。

 そのセンスが、「徐行」を "SLOW" と表記させる。

 1700000 対 1000 というのは、いかにも不自然だ。都道府県あたり平均20本ほど、道路延長1280kmあたり平均1本ほどしかない看板など、そもそも不要だとすら言えるかもしれない。なにしろ、青森から広島くらいの距離を走って1本なのである。

 繰り返すが、ピクトグラムとしてのこの看板の意味は、国際条約上、「相手に優先権があるから道を譲りなさい」なのだ。ゆっくり走ることが本質ではない。

 まあ、英語ネイティブではない外国人には、SLOW のほうがわかりやすいというのは理解できなくもないのだが・・・

 いずれにせよ、外国人観光客が「徐行」の標識を見ることはまずないだろうから、どうでもいいのかもしれない。宝探しのようなものである。

 明日からまた探してみよう。ふだんの私の行動範囲には一つもないと断言できるけれど。

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★九州ひとり旅 tweet 集(記憶のための記録を記念に)

 北海道の時も同じようなことをやった記憶があるが、気紛れに tweet していたのを後でまとめただけだった。今回は特に意識しないまま、自然に twitter で実況中継を始めてしまっていた。

 記憶のための記録を記念に残しておく。

2016/12/21 20:50:08 明日夜のフェリーの予約を取ってしまった。もう行くしかないのだが、なんとなく憂鬱。損な性格だ。あ、年賀状どうしよう・・・

2016/12/22 16:04:49 一人旅なのに車のトランクがパンパン。2/3が寝具・・・
2016/12/22 16:56:01 フェリー乗り場。前に並んでいた人が7人で帰省するらしく、12万何千円とか支払っていたのにびびった。
2016/12/22 17:00:30 あいにくの強風と雨
2016/12/22 19:52:03 船室内はまさかの圏外。幅80cmのツーリストベッドがこの旅でもっとも快適な寝床とならないことを祈る。
2016/12/22 19:55:34 少し揺れる。注意のアナウンス。
2016/12/22 20:04:11 明朝9時ごろ鹿児島に着くのだが、その後とりあえずどこに向かうのかすら決まっていない。

2016/12/23 07:40:55 夜中、かなり揺れた。寝付くまで、風邪気味+船酔い気味で辛かった。荒天の影響で1時間遅れとのアナウンス。
2016/12/23 07:42:48 @IYOTA2101 ありがとうございます! すでに出かけてきたことを少し後悔していましたが、気分のすぐれないのは治りました。のんびりします。
2016/12/23 09:18:07 さんふらわあ きりしま、1993年の就航だというけれど、紛れもない昭和の雰囲気が随所に。2018年に新造船と交代するというのだが、もう2年早ければよかったのに。
2016/12/23 09:50:05 まもなく鹿児島、志布志港到着
2016/12/23 09:55:16 とりあえず、本土最南端の佐多岬に向かうことにする。四国の最西端は佐田岬なのだが、「さた」って何か「端っこ」的な意味があるのだろうか。
2016/12/23 09:58:56 慎重に着岸中。1時間あまりの延着。
2016/12/23 12:01:07 鹿児島には、まだ随所に秋が残っている
2016/12/23 12:04:46 三連休のお昼でも、人っ子ひとりいない観光名所。雄川の滝
2016/12/23 13:19:24 唯一の?食事ができるお店にたどり着く。ものすごい強風。
2016/12/23 13:21:31 13時のツイート、電波が悪くてアップできていなかった。いくら走ってもコンビニすら皆無。景色は違うが、アイスランドや北海道を思い出す。
2016/12/23 14:04:54 せっかく佐多岬まで来たのに、工事中で岬の先までは行けない。途中までもシャトルバス。
2016/12/23 14:28:38 佐多岬到着
2016/12/23 14:52:45 謎の花
2016/12/23 15:10:52 @_Passermontanus おお! ありがとう。これがそうなんですか。
2016/12/23 15:11:24 人生で最高レベルの強風@佐多岬第二駐車場
2016/12/23 15:12:19 @_Passermontanus ほんまや。検索しました。ありがとう。
2016/12/23 17:02:58 @_Passermontanus 植物にまで詳しいとはさすがです。
2016/12/23 17:07:59 鹿屋航空基地資料館を後にする。
2016/12/23 17:56:18 冬の車中泊旅行はたぶん初めて。寒いことは予想していたが、早く暗くなることを意識していなかった。アホや。18時でもう真っ暗@桜島
2016/12/23 18:38:56 一周してもファミレスすらなかった@桜島 コンビニは鹿児島へのフェリー乗り場で二軒見た。
2016/12/23 20:01:21 望外のまともな夕食にありつく@霧島市国分

2016/12/24 07:20:32 朝7時起床。気温1度。フロントガラスには氷が張っている・・・@道の駅霧島
2016/12/24 10:04:34 三連休中日のクリスマスイブだが、あまり人がいない@霧島高原 最低気温氷点下2度
2016/12/24 11:50:11 鹿児島市へ向かう国道10号で初めての渋滞。ジョイフルで昼食にする。サイゼリヤなみに安くてびっくり。こんなのだったっけ?
2016/12/24 11:52:59 特に安いメニュー
2016/12/24 12:05:23 これの単品を食べた。めっちゃ甘くてめっちゃ辛い。全国?この味なのだろうか?
2016/12/24 13:14:16 価格を表示しているガソリンスタンドは、すべて、ハイオクもレギュラーも軽油も888円。めっちゃ高い ^^; 表示板の設置も無駄
2016/12/24 13:42:26 今回の旅行で行くことに決めていた、唯一の目的地らしい目的地、知覧特攻平和会館に到着。英語では単に Peace Museum と表記している。
2016/12/24 16:22:49 猫好きの皆さまへ@知覧武家屋敷群
2016/12/24 16:32:06 いや、ちょっと、これはすごい
2016/12/24 16:51:10 やったぜ
2016/12/24 16:56:56 知覧って、特攻とお茶しか知らなかったような・・・
2016/12/24 17:33:26 アホも学習する?@開聞岳
2016/12/24 18:34:27 行こうかと思ったイタリアンは、クリスマスディナーのみとのこと。今日はクリスマスイブなのか・・・ 南の果ての超安いファミレスで、究極の「ぼっちクリ」
2016/12/24 18:42:00 それなりのディナー感
2016/12/24 18:50:02 クリスマスの趣向がまっっったく、一切ないことが潔い@ジョイフル
2016/12/24 22:13:32 国道と海とに挟まれた、帯状の狭い駐車場がクリスマスイブの寝床@道の駅阿久根。護岸は高いので、少々の津波なら大丈夫そう。こんなところにもサンタクロースはやってくるのだろうか。

2016/12/25 10:43:53 マナヅルとナベヅル@出水
2016/12/25 11:47:48 餌場全景
2016/12/25 12:44:08 カラスだと思って見過ごしていたのもミヤマガラスだった。
2016/12/25 13:59:24 もう行くところがなくなった。天気もこれから悪くなるみたいだし、どうしよう?
2016/12/25 16:46:07 4泊目にして初めての温泉旅館! 温泉は貸切状態! しかし、内部は1970年代のスキー民宿を思わせる・・・
2016/12/25 18:03:41 世界でも最高と言われる鹿児島県出水市のツル飛来地。展望所から海に向かって見ることになるのだが、今日は快晴のために安定した海風が吹いており、着地するツルがすべて!お尻を向けてしまうのには閉口した。でも、どこから飛んできても着地時には風上を向くのはさすが。飛行機ではこうはいかない。
2016/12/25 19:13:50 初贅沢。一番安いメニューにしたけど。
2016/12/25 19:30:50 お店で鰻丼を食べるのって、もしかすると25年ぶりくらいかも・・・
2016/12/25 19:37:51 最後の一切れになるまで山椒のことを忘れていた。不覚、と思ったが、結果的にちょうどよかったかも。
2016/12/25 21:17:48 マナヅルとミヤマガラス
2016/12/25 21:18:16 マナヅルとナベヅルとカモ
2016/12/25 21:18:48 ミヤマガラスとマナヅルとナベヅル

2016/12/26 07:36:19 朝から温泉・・・というのだけは、ちょっと旅行気分
2016/12/26 10:27:42 1万9000円の蜂蜜@五木村
2016/12/26 11:47:45 無計画旅行の欠点@東陽石匠館(休館日)
2016/12/26 12:45:43 こういう石橋がけっこう至るところに@霊台橋
2016/12/26 13:52:08 蕎麦を食べたいなあと思いながら走っていると、信じられないような場所に蕎麦屋が@通潤橋近く。信濃一号自家栽培の手打ち蕎麦。あんまり忙しくなるのは嫌だとおっしゃるが・・・
2016/12/26 13:59:52 有名な通潤橋。残念ながら水は出ていない。
2016/12/26 15:22:45 高千穂峡
2016/12/26 15:30:52 うーん、すぐ隣に広い無料駐車場があるのだが・・・
2016/12/26 15:57:37 橋の三重奏
2016/12/26 16:14:25 一番景色がいいと思われる場所にほとんど誰もいない・・・
2016/12/26 16:37:00 4メートルぐらいありそうな天鈿女命(あまのうずめのみこと)の顔
2016/12/26 16:44:05 どの道の駅に来ても、売り場面積のほとんどは食べ物になっている。もはや旅行に来てモノを買って帰る時代ではなくなったということか。
2016/12/26 18:07:37 めずらしくパンが食べたくなった。焼いていないのが玉に瑕@阿蘇高森
2016/12/26 18:24:54 プレートの上のバナナを見て、コンビニで一房(といっても4本)買ったのを思い出した。あれ、見当たらないけどどこにあるんだろう? 調べると、昨日の朝!に買っている。もっとずっと前に感じる。
2016/12/26 18:31:24 今夜の宿に電話をすると、「近辺の温泉に入ってからいらしては?」と熱心に勧めてくる。通り一遍の案内という感じではなかったので、なぜなのかが不思議だった。たぶん、コスト削減のために、宿のお風呂を使ってほしくないんだろうと思いあたった。なにせ安いところなので。
2016/12/26 20:12:49 ちょっと小綺麗な宿。素泊まり3000円。

2016/12/27 07:29:31 初めての本格的な雨。せっかく阿蘇に来たのだが。
2016/12/27 07:30:29 バナナは助手席の下に入り込んでいた。
2016/12/27 11:00:15 九州大学大学院機械航空工学科を中退した作陶家の「工房 ゆう」にお邪魔しています。
2016/12/27 12:20:38 作陶家に勧められた珈琲と紅茶の専門店でカレーの昼食。早期退職なさったご夫婦の「人生の楽園」。とても綺麗でおしゃれ。こんなところに・・・だけど、お客さんが次々と。雨のお蔭でちょっと旅らしくなってきた。
2016/12/27 13:41:47 霧は悠々と立ちこめてゐる。馬も牛も見えない。@二十数年ぶりの草千里
2016/12/27 14:17:39 何も見えない、気温0℃の草千里。霰がふりはじめたので退散する。
2016/12/27 14:37:35 雨は蕭々と降ってゐる。やはり馬は見えない。
2016/12/27 14:45:02 これほどの濃霧の中、自分が車道に立っているという自覚のない工事関係者がいて驚く。ライトを全部点灯した車ですら停まるのを避けているのに。
2016/12/27 15:03:22 「珈琲と紅茶 瑞季」のマスターがなぜか familiar だと思っていたら、共産党の志位さんに似ていることに思いあたった。丁寧な話し方まで(怒ってないけど)。
2016/12/27 15:19:46 地震の影響で、阿蘇駅を出る列車は1日に3本のみ
2016/12/27 16:04:41 もう地元以外ではあまり報道されていないと思うのだが、まだあちこちで通行止めが続いている。なんでもない道路でも、たまにこんな感じ
2016/12/27 17:06:37 今夜のお宿は古民家B&B
2016/12/27 18:00:43 雨のせいもあるが、素泊まりで3000円だと車中泊を避けて宿を取る気になることに気づいた。4000円だとふつうは車中泊を選ぶ。どんだけケチやねん。
2016/12/27 18:40:05 なんとなく、ちょっと贅沢感のある旅行になってきた。いや、ぜんぜん高くはないんだけれど。
2016/12/27 20:26:10 値段を考えると、いや、考えなくても、びっくりするくらいおいしい
2016/12/27 20:31:37 感動した。どの料理も、素材を吟味した上ですごく丁寧に作っていらっしゃるのがわかる。スープは本格フレンチの味、お吸い物は(一軒しか知らない)ミシュランの星付き懐石の味。ふだんなら興味のないサラダまでおいしい。外でハンバーグなんか頼んだことのないような私が選んで満足するハンバーグ。
2016/12/27 20:35:24 これで1575円だった。値段を考えれば、日本中探してもこれに匹敵する店はないんじゃないかとさえ思う。しかも1575円って・・・消費税3%分値下げしてるじゃないか。どう利益を出しているのだろう。なんというか、正直に生きてまっとうな仕事をすることの凄みのようなものさえ感じてしまう。
2016/12/27 20:41:28 雨の阿蘇、何も見えない草千里。だが、九州大学の院を中退して作陶の道に入った陶芸家、早期退職してこちらへ移り住みこだわりのカフェを開いたご夫妻、同じくUターンして古民家B&Bを営むご夫妻、そして、真摯に手造り食を追究するご夫妻・・・
2016/12/27 20:42:50 なんか、いや、「なんか」じゃなくてほんとに、生き方というものを考えさせられる日になった。とても真似はできないけれど。

2016/12/28 09:56:17 今朝の草千里 。氷点下2℃。雪がなくてよかった。
2016/12/28 10:17:35 初めて家人に服を買う@草千里
2016/12/28 10:27:46 左下は阿蘇熊本空港
2016/12/28 10:45:41 午後からもっと天気がよくなるらしいが、また次回ということで
2016/12/28 10:57:25 シジュウカラとミヤマホオジロがいた。さっきはカケスも。
2016/12/28 11:04:35 雲が切れて噴火活動が見えてきた。
2016/12/28 11:14:48 霜柱というか、氷のキノコ
2016/12/28 11:38:53 熊本は観光客が激減してほとんど回復していないらしい。みなさんもぜひ観光ボランティア(単に観光するだけ)に。どこに行っても「くまモン」なのがうっとうしいけど。だいたい、九州にクマはいないし。まあ、だからかわいいだけですむのかも。
2016/12/28 12:04:28 やっと「馬は草をたべてゐる
2016/12/28 12:41:26 ありえない場所のうどん屋さんが平日にもかかわらずすごくはやっている@工房 ゆう の近く
2016/12/28 12:56:36 これが680円。おいしい@しんちゃんうどん
2016/12/28 13:08:26 まさかのコーヒー付き。
2016/12/28 14:36:57 大観峰下から阿蘇五岳を望む。まだ晴れてこない。
2016/12/28 16:13:12 やまなみハイウェイ(大分県)、標高1300m超えの牧ノ戸峠。気温氷点下4℃。どうなることかと思ったが、対向車のドライバー(東南アジア系)に情報をもらい、なんとか乗り切った。
2016/12/28 17:07:37 夕暮れの由布岳
2016/12/28 17:09:33 やはり「引き返す勇気」はなかなか持てない。

2016/12/29 10:26:20 消化試合のような感じで耶馬渓に来ている。あいにくの小雨模様。
2016/12/29 10:31:17 この旅行自体が今年の消化試合のようなものだった。あ、そんなことを言えば今年自体・・・いやいやいや。
2016/12/29 11:04:38 青の洞門って耶馬渓にあったんだ・・・ 来たことあるのに。
2016/12/29 11:09:27 行楽シーズンや行楽日和というのはやはり確実にあるようで、あっちでもこっちでも広大な駐車場に車は数台。お休みの人も多いだろうに。
2016/12/29 12:04:14 500番台の国道というのは多くない。
2016/12/29 12:13:13 先日のように、通りがかりに蕎麦屋でもあるかと期待していたが、まったくだめ。おお、奇跡のようにレストランが・・・と思うと、完全予約制。まあ、そうだよね。そもそも交通量というものがない。こうしている間にも一台も来ない。
2016/12/29 12:36:29 この旅行で初めての名物料理、だんご汁
2016/12/29 12:52:26 でろでろのパッパルデッレのような平麺を、なぜ「だんご」というのだろう? とりあえず辞書には載っていなかった。
2016/12/29 13:36:30 これも、ほんとに「かぼちゃ」なのだろうか
2016/12/29 14:30:09 こんなところで「大阪」の案内標識を見るとは@別府(まだ乗らない)
2016/12/29 15:54:57 @cosmos813 お土産にお持ちできればよかったのですが・・・
2016/12/29 17:08:23 フェリー乗船までの待ち時間に、別府の地獄めぐり。30年以上ぶり。この旅行における最初で最後の賑わっている観光地。人の多さがまさに地獄。
海地獄
鬼石坊主地獄
龍巻地獄
2016/12/29 18:34:52 フェリー乗船完了。帰りは瀬戸内海だし、揺れないことを祈りたい。
2016/12/29 18:36:10 九州で見たファミリーレストランは結局ジョイフルだけだった。ちょっと信じられないレベルで、恐るべしジョイフル。

2016/12/30 06:17:14 朝の5時半からがんがん(ほぼ不要な)案内放送を繰り返すのはやめてほしい。
2016/12/30 06:22:36 船内Wi-Fi、一度もウェブページを表示できず、まったく使いものにならなかったのだが、さっきtwitterの投稿はできた。データ容量の関係でテキストだけ通す設定とかなのだろうか。
2016/12/30 06:30:29 今日はもう12月30日だ。なのに、この部屋のベッドは半分しか埋まっていない。需要ってほんと一時に集中するんだなあと感心する。
2016/12/30 07:21:13 梅田なう
2016/12/30 07:45:31 無事帰宅しました。ありがとうございました。
2016/12/30 07:57:36 帰宅してすぐ、ゴミ出しと玄関掃除完了。

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2016.12.25

★九州旅行中継中

 今回は、なぜか自然に twitter で旅行を中継する感じになっています。

 twitter なので、(つまらない)文章はほとんどなく、(つまらない)写真は比較的豊富です。

 このブログの→からもご覧になれますが、よろしければ、以下をご覧くだされば。

 https://twitter.com/windcalmskc

って・・・ だれが見るねん???

 でも、ご覧いただければ、それが私の小確幸です ^^

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2016.12.17

★配偶者の呼称(その2)

 例の新婚の女友達(まだ(もう?)別居中)が、自分や周囲の人たちの配偶者の呼称について、いろいろリサーチしてくれた。

 彼女はやはり、自分の配偶者に言及するときは「夫」という呼称を使うことを意識的に決めたという。ご主人、もとい、お相手の方は、これもやっぱり、「妻」と呼ぶのは落ち着かないらしい。

 匿名とはいえ、あんまり個人的なことをおおやけにするのもなんなので、ここではそれ以上のことは控えておこう。
 自分ではあれこれ考えてきたが、他の人がどう思っているのか聞いたことはなかったので、とても興味深かった。
 ___

 ちょうど職場の忘年会があり、みんなが自分の配偶者のことを何と呼ぶか、いつもより意識して聞いていた。

 女性はやはり、「夫」がもはや一般的になりつつあるようだ。男性で「妻」を使う人もいた。私も思いきって使ってみたが、やっぱり気持ち悪かった。
 いつも「彼」を使っている同僚もいる。昨日も使っていた。でも、いきなり「彼」では誰のことかわからない。これまでも違和感はなかったので、無意識のうちに?文脈を作ってそれとわかるように話しているのだと思われる。

 そうそう、それとは別に、先日、新しい人を採用する面接をやったのだが、その人が最初一度だけ「主人」と言い、その後「夫」に切り替えたのも面白かった(もちろん、こちらから家族の話題や質問は一切出していません、念のため)。
 アラフィフの女性なのだが、その年齢でも正式な場で「夫」を使うようになりつつあるんだなあとちょっと感慨深かった。ごく和やかな面接であったことも関係しているのかもしれない。
 ___

 相変わらず、家人のことを何と呼ぶかは決まらない。相手の配偶者に対しても、「だんなさん」「奥さん」より、もっと適切な表現が欲しい。

 まあ、言語というのは結局慣れなので、そのうちにおのずと決まってくるだろう。
 流行語とは違い、基礎語彙の意味や用法が変わっていくのを目の当たりにできるのはそれほどありふれたことではない。のんびりと楽しもうと思う。

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★車中泊大成功

 週末、旅行には行けないので、届いたマットを車に敷き、自宅の車庫で車中泊してみた。

 まったくもう、いいトシをして何をやってるんだか。ほんとにアホである。
 折りから、この冬一番の冷え込みだ。

 しかしこれが大成功。これまでの車中泊が何だったのかと思うほど快適で、朝7時前にトイレに行きたくなって起きるまで、ふつうに寝られた。

 もともと、睡眠の質がいい方ではないので、これなら寝室の布団で寝ているのと大差ない。

 問題は寒さだけか。

 車庫の中なのでまあ寒くはなかったが、これが放射冷却の激しい屋外とかだとどれくらい冷え込むか未知数である。
 ___

 旅行に出るのもけっこう面倒で、「どうしようかなあ、やめようかなあ」という感じが続いていたが、ちょっとやる気が出てきた。

 どんなつまらないものでも、背中を押すのはいつも「新しい経験」だと思う。飽きっぽいからだろうか。

 興味の範囲が狭いし、お金を使うことが好きではないので、なかなか難しいんだけれど。

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2016.12.15

★車中泊大作戦

 昨年夏の北海道旅行、今年のゴールデンウィークの東北旅行などは、車中泊をメインにした一人旅だった。列車やバスではなく、自家用車内での車中泊だ。

 一番の理由はもちろん経費節約だが、朝や夜に行動の自由があることも大きい。夜11時まで走って移動して、朝7時に走りだすなどいうことが簡単にできる。

 だが、悲しいことに、私の車は小型のセダンで、まったく車中泊には適していない。
 北海道と東北は、後部座席とその足もとを埋め尽くすエアマットを使ってしのいだが、身体をのばして寝ることができないばかりか、上に座ることもできない。前席からの移動もその逆も大仕事である。夜中にトイレに行くだけでも難儀した。

 家人が乗っている別の軽自動車がもう20年近くになるので、次は車中泊のしやすい車を購入しようと、しばらく前から考えている。

 何かいい車はないかと、折りに触れてチェックしているうちに、もしかすると、今の私の車でももっと快適に車中泊できるのではないかという思いが生じた。

 そう思って車の横に立ち、長さを目分量で見ると、どう見ても身体をのばして寝られそうにない。大きな車が嫌いでコンパクトなセダンにしたのを少し後悔する。
 まあ、いずれにしても、後部座席の背もたれを前に倒すとトランクとの間に大きな段差ができるし、背もたれ自体も少し斜めになって水平に寝られない。
 どうせダメなんだろうなあ・・・と思っていた。

 しかし、この年末、がんばれば長い休みが取れそうなので、念のため、ダメもとくらいの気持ちで実際に寝られるかどうか試してみることにした。
 あれやこれや試しながら考えると、なんと!最終的に、幅65cm・長さ190cmくらいの、まずまずフラットな寝床を作れることがわかった。頭は前席の背もたれの後ろ、背中は後席の背もたれの裏、足はトランクの中、になる。

 天井が低すぎて寝床の上には座れないとか、背中が少し傾斜するとかの問題はあるものの、これまでよりははるかに快適に寝られそうだ。
 後席は2/3だけ前に倒すので、残りの1席に移動すれば座ることもできる。出入りは後部ドアから。

 問題の段差は、ニトリで売っているわずか1990円(税込)のマットレスを畳んだままトランク内に置くことで、誂えたようにぴったりと解消する。
 頭の部分が、ちょうど後席に座った場合の足を置く位置にあたり、寝たときに頭が空中に浮いてしまうので、そこには同じくニトリで買った背の高い風呂椅子を台として置くことにした。

 後席の背もたれの裏は硬いので、寝るためのマットも必要だ。いったんは、上記の段差解消用マットをもう一つ買い、本来の形に広げて使おうと思っていたのだが、サイズが合わなかったので、結局、ネットでいろいろ調べてキャンプ用のマットを購入することにした。安物ではあるのだが、私にとってはそれなりに高い。
 だがこれも、誂えたようなサイズで、厚さも5cmあり、快適に寝られそうだ。届くのが楽しみである。

 早速この週末、試しに一泊で車中泊旅行に出ようかと思ったが、珍しく両日とも予定があり、しかも、今日、ちょっと重い仕事の依頼が来てしまった。

 まあ、仕事は年明けに回し、年末はまた一人旅に出ようと思う。「明日できることは今日するな」だ(笑)

 それにしても・・・

 こんなに車中泊にこだわるなら、それにふさわしいミニバンとかを買えばよかったのかなあと、ほんの少し考えてみた。

 いやいやいや、やっぱりありえない。年に何度かの車中泊のために、大嫌いなミニバンを日常の足にするなど、私の自我が耐えられない・・・

 つまらない自我だとは承知しつつも。

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2016.12.10

★配偶者の呼称

 先日、年下の女友達(新婚!)と話していて、配偶者の呼称について改めて考えさせられた。
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 現代の日本語には、自分や相手の配偶者(結婚相手)に言及するときの適切な呼称が存在しない。

 もちろん、伝統的には、「主人」「家内」「嫁」、「ご主人」「奥さん」「お嫁さん」などの呼び方はある。

 だがどれも、男女平等の時代に適切を欠くのは明らかだ。

 妙にジェンダー・スタディーズに かぶれているうちの息子など、他人の前ですら「主人」や「家内」などという呼称を使うと、後から半ば本気で憤慨したりするので始末が悪い。

 配偶者の呼称については、もう30年以上、折りに触れて考えてはいるのだが、いまだに適切な呼び方は見つからない。

 比較的フォーマルな会話では、今でも「主人」「家内」、「ご主人」「奥さん(様)」が適切としか言いようがないのではないかと思う。

 では、カジュアルな場合はどうか。まあ、目くじらを立てることもないので、たとえば相手の配偶者に対して「奥さん(様)」というのは、通常は許容されていると思う。息子も許してくれるかもしれない。

 だが、「ご主人」はダメだ。では、どう言えばいいのか?
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 知り合いとの会話を思い出してみると、男性は自分の配偶者のことを、「かみさん」「うちのやつ」「嫁はん」「奥さん」「連れあい」などと呼んでいる。すでに言及されていれば「あの人」などもある。(後記:あ、「ワイフ」と呼ぶ人もいた。)
 相手の配偶者は、ほとんどの場合、「奥さん」だ。

 女性とプライベートな会話をする機会はほとんどないのでわからないのだが、女性は自分の配偶者のことを何と呼んでいるんだろう。「主人」「亭主」「うちの人」「うちのだんな」などだろうか。直接は知らないが、「鈴木が」などのように姓で呼ぶ場合もあるようだ。(後記:さすがに「ハズバンド」と呼ぶ人は見たことがない。あ、「ハズ」なら間接的に見聞きしたことはある。)
 相手の配偶者が困る。私はたぶん、「ご主人」を避けて「だんなさん」と呼んでいるのではないかと思うのだが、それだって「旦那」である。だいぶ価値が下がった言葉だとはいえ、「主人」と大差ない。
 あ、「(お)相手」と呼んだことはありそうだ。

 最近は、「お連れあい」などという人もいる。苦肉の策だろう。
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 このブログで、私は一貫して自分の配偶者に「家人」という語を使ってきた。もう10年以上になる。これはまあ許されるか。

 しかし、話し言葉で「家人」などと言うことはまずない。カジュアルな会話では、なんと「嫁はん」である。関西の旦那衆や芸人のような言葉だが、「家内」を使わないとすると、他に思い浮かばない。

 家人とふたりでああでもないこうでもないと考えても、適切な呼称は出てこなかった(もちろん「嫁はん」も不適切であることに変わりはないのだが)。

 尊敬する先輩方に倣って、「うちのやつ」とか「かみさん」とか言ってもいいのだが、後者は何だか江戸っ子みたいな感じがする。でなければ刑事コロンボか。
 「連れあい」は私にはとても使えない。
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 件の女友達(新妻!)は、自分の配偶者のことを「夫」と呼んだ。

 日本語としては伝統的でも適切でもなく、結婚して間もない個人としてはまだ慣れていないはずのその呼称を使うとき、彼女から、違和感や戸惑いや恥じらいはほとんど感じられなかった。
 おそらくは、人前で自分の配偶者のことをそう呼ぼうと、どこかの段階できっぱりと決めたに違いない。
 あるいは、ごく自然にさらりと出た言葉なのだろうか・・・

 家に帰ってから家人に聞くと、家人も私のことを「夫」と呼ぶことにしているということだった。そういえば、ふたりでいるときに他人にそう紹介されたことが何度かあるような気がする。
 まあ無難な選択で、これが耳慣れてくれば、結局そこに落ち着くのだろうか。

 だが、「妻」という呼称はどうもしっくりこない。それには家人も同意見である。

 じゃあ、なんと呼べばいいんだろう?

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2016.12.09

★人権のない「人」

 人権は万人に等しく認められているはずである。

 実際にはなかかなそうはいかないにしても、認められる「べき」だ、ということに異論を唱える人はまずいない。

 世界を見渡せば、それすらなかなか難しいのもわからないではないが、こと日本においては、少なくとも「べき」に疑問の余地はない(はずだ)。
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 今上天皇の評価は別にして(というか、私は以前に「天皇陛下万歳」という不穏な?エントリを書いたこともあり、明仁氏のお考えとお人柄には敬意を表している一人である)、天皇制にはもちろん反対だ。

 その第一の理由は、人間から平等を奪い、差別するという構造の根幹をなしているからであるが、第二の理由も忘れてはならない。
 それは、人間から自由や権利も奪うことになるからである。

 常識的なことではあるのだが、一般的にはあまり意識されていないのではないかと思う。
 天皇には(そして(特に男子)皇族にも)自由や権利がないのだ。

 日本国憲法が国民(や誰であれ)に保障する

「自由及び幸福追求に対する」「権利」
「信教の自由」
「集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由」
「居住、移転及び職業選択の自由」
「外国に移住し、又は国籍を離脱する自由」

これらすべてを天皇(や皇族)は持っていない。選挙権も被選挙権もない。
 (イギリスのエドワード8世のように、恋愛・婚姻の自由を追求するために退位するなどということは、日本の天皇制に関しては想像することすら難しい。そもそも、現在まさに問題になっているように、退位の自由すらないのだ。)

 ひとつには、天皇は国民ではないからということもあろう。そのためだろうか、日本国憲法は第一章で天皇について規定し、第三章で国民について述べている(第二章は戦争の放棄)。
 あるいは、天皇に自由や権利を認めることは「公共の福祉に反」するという理屈も成り立つのかもしれない。

 言うまでもなく、天皇(や皇族)は、自由も人権も奪われた囚われの存在、(上の方に?)差別されている存在なのである。

 だから、80歳を超えて「そろそろ引退したいのですが・・・」という意思を表明することにさえ種々の壁が立ちはだかり、やっとそれが実現しても、周囲から「認める」とか「認めない」とか、とやかく言われる。

 長年熟考した上で身を退きたいという老人(しかもある意味で国家の最高位にいる人物)に、「いやそれは認めない」などと言える制度が健全であるはずがない。
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 今上天皇ご自身は、天皇制の存続を願っていらっしゃるようだが、皇室典範やその他の法律がどのように変わろうとも、人間同士を差別し、特定の人間から自由や権利を奪うという制度の本質は変わりようがない。

 自由・人権・平等といった、今後も人類が目指していくべき普遍的価値の重大性を考えるとき、天皇制を廃止すべきであることはほとんど論を俟たない。
 どうしてみんな、そんなふうに考えないのだろうか。

 (まあ、もっとも、私はぜんぜんカゲキな人間ではないので、実際、いつごろどのように廃止するのが適切か、とか、その他さまざまな問題はあろうとは思います。)

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2016.12.03

★「小確幸」(©村上春樹)

 ささやかだけれど、確かな幸せ。

 村上さんのようにしばしばは感じられないのだが、今日は久しぶりに噛みしめることができた。

 ふと思いついて振り返ると、いくつかの小確幸を見過ごしてきたことに気づかされる・・・

 幸せだって、探さなければ見つからないこともあるのだ。

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2016.12.02

★「徐行」

 みなさんは、正式な(というのは、公安委員会が設置した)「徐行」の標識をご覧になったことがあるだろうか。

 「ああ、あそこにあるよ」と言えれば大したものである。

 私は、茨城県以外のすべての都道府県を車で走ったことがあるが、いま思い出せるのは全国で1つ!しかない(もちろん、他にもあるだろうとは思う)。

 なぜか。

 「徐行」の標識を立てるべき場所に「止まれ」の標識ばかり設置するからである。

 外国の方はそれほど経験はないが、訪れた国の中でこんなことをやっている国はただの一つもなかった。

 ・・・と書いてきたところで、この件は以前書いたのではないかという気がしてきた。

 調べてみるとやっぱり・・・

 われながらなかなかうまく書けていると思う(笑)

 まだの方はぜひお読みいただければありがたい

 この国の交通行政は、本当にひどい。

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