●レヴェナント:蘇えりし者
単純なストーリーではあるものの、その壮絶さ・凄絶さは見ている者を引き込むのに十分だ。
サイドストーリーとしてのネイティブ・アメリカンの描き方も、21世紀らしい視点から彩りと深みを添えている。
「残酷さ」に耐えられる人はぜひ。
___
以下、どうでもいいようなことで恐縮だが、欠点という意味でもっとも気になったことを記す。
レンズに水滴や血がついているのが写ったり、果てはディカプリオの息で曇ったりしたのには興ざめした。(モデルが存在するとはいえ)ノンフィクションやドキュメンタリーではないのに、こういうのはどうなんだろう。
ヒグマとの格闘シーンなんかのことを考えれば、CGなりなんなりで処理することはそう難しくないと思うのだが。
アカデミー賞の撮影賞も取っているんだけれど、そういう「細工」が少ないことが逆に評価されたりしたのだろうか。
(The Revenant, 2015 U.S.A.)
| 固定リンク | 0
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- ◆狂犬病か恐水病か(2023.02.27)
- ◆懐かしいロシア民謡?(2021.02.19)
- ◆何度目かの Sleepless in Seattle(2020.10.31)
- ◆『ロープ 戦場の生命線』(原題:A Perfect Day)(2020.10.16)
- ◆下半期がスタートして(2020.10.03)
「経済・政治・国際」カテゴリの記事
- ■大阪ガスから「電気料金【青天井値上げ】のお知らせ」が来た(2022.09.02)
- ★「ええこと」2(2021.12.04)
- ★各国はアフガニスタンの人々も救ってほしい(2021.08.25)
- ■夫婦同姓の「伝統」(2021.05.18)
- ●愚かな e-Tax(2021.03.14)
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- ★訃報は突然に・・・(2023.04.07)
- ★半分老後(2023.04.01)
- ◆狂犬病か恐水病か(2023.02.27)
- ■寒中お見舞い申し上げます(2023.01.27)
- ★モンゴイカはモンゴウイカ(紋甲烏賊)だと思っていた(2022.12.17)
「環境・自然」カテゴリの記事
- ★モンゴイカはモンゴウイカ(紋甲烏賊)だと思っていた(2022.12.17)
- ●ひさしぶりに写真を更新いたしました(2022.11.13)
- ●春を求めて(2022.03.27)
- ■頌春(2022.01.01)
- ●とにかく被害の少なからんことを(2020.07.10)
コメント
こんばんは!
私はこの映画、なんとなく時間ができて困った時に、時間潰しのため、予備知識無しに映画館で見て、救いが無いような悲惨な展開に驚きました。
投稿: iyota | 2017.03.24 20:53
お一人で映画館で見たりするとまた違った凄さがありそうですね。ものすごく長いし。
私も予備知識がなく、半分くらいまでは「いったい何を描きたい映画なんだろう」と思って見ていましたが、「まさかこの長尺で、息子を殺されたから復讐するというだけの映画じゃないだろうな」と思い始め、実際、終わってみると基本的にはそれだけだったのでびっくりしました。
凄絶さ・悲惨さ自体がテーマだったようにも思います。
投稿: Wind Calm | 2017.03.25 17:33