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2017.04.24

★俳句入選

 先日家人と一泊旅行に出た折り、伊賀市の芭蕉翁生家というところを訪ねたら、投句箱が置いてあったので、戯れに入れておいた。

 そんなことすら忘れていた今日、「公益財団法人 芭蕉翁顕彰会」というところから封書が届き「投句いただいた俳句が選考の結果秀作でありましたので掲載した館報と記念品をお送りします」との添え状が入っていた。

 うわお。

 まっっったく大したことではないのだが、嬉しいニュースというのはほとんどないので、素直に嬉しかった。
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 実は二週間ほど前、大岡信の逝去に寄せて、短歌を朝日歌壇に投稿した。

 半々くらいの確率で掲載されるだろうという自信があったのだが、みごとにボツだった。
 毎週のように掲載されている常連(特に子ども)の歌よりいいと思うんだけれど、見る目のある人から見ればダメなんだろう。4人の選者の誰からも選ばれなかったので、納得せざるを得ない。

 高校生くらいの時だったか、朝日俳壇にも投句したことがあって、それもボツだった。

 記憶にある限り、短歌や俳句を選考に委ねたのは上記3回だけである。打率3割3分3厘なら悪くはない気もする(笑)

 ただ、まったく何もわからない俳句よりは、まだ短歌の方が好きだし作る気もゼロではないのに、俳句の方が選ばれるとは妙なものだ。
 単純に応募数が違うのかもしれないが、同時に投句した家人は選ばれなかった。
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 さて、どこに載っているんだろうと名前を探すが、私の名前がない。3部入っている館報の、75号を見ていたから他の号かもしれないと思っても、ぜんぶ75号。

 子細に見ると、名前ではなく俳号で載っているのに気づいた。その場ででっち上げた、ぱっとしない「俳号」で・・・

 いや恥ずかしい。俳句なんて、学校で作らされたものを含めても、たぶんヒトケタしか作句したことがないのに俳号とは。
 まあ、誰のことかわからないからいいか。
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 館報には、「芭蕉翁献詠俳句」の投句募集があり、その選者には有馬朗人や稲畑汀子、茨木和生らの名が並んでいる(五十音順)。

 ここで、「いっちょ投句してみるか、俳号まであることだし」と思えるくらい厚顔無恥だといいのだが、さすがにそれは憚られる。

 私の俳句もどきを選んでくださった方々は、こう申し上げては失礼だが、さすがにそれほど高名な方々ではない。
 いずれにせよ、気紛れに投句した素人の作を真面目にご覧くださったばかりか、仮にも選んでくださって恐縮するばかりである。

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2017.04.23

★桜三昧

 予定のない天気のいい土日は、家人のいぬ間に洗濯(+掃除)・・・だったのですが、今日の午後だけはバイクに乗って京北の桜を楽しんできました。

 珍しくとっても気持ちのいい快晴に、いろんな桜が映えていました。

 相変わらずの写真ばかりですが、よろしければぜひご覧ください

 後記:「京北 宇津の百本桜」(散りはて)のところで、ちょうどぶつかりかねないタイミングで右からキジが飛び出してきて、左の川へと飛翔していきました。写真はもちろんありません・・・ あ、やっぱりバイクにもドライブレコーダーをつけようかな。

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2017.04.20

★「今の時代には合わない」のではない

 大阪府の松井一郎知事(日本維新の会代表)が「戦前・戦中に使われた教育勅語を教材に使用することについて「今の時代には合わない。個々の価値観まで教育の現場で押しつけるのは変な話だ」と述べた」という(朝日新聞朝刊)。

 率直に申し上げて、日本維新の会も松井知事もほとんどまったく評価していないが、この発言は悪くない。残りの部分を含め、記事を読む限り、筋の通ったことを言っていると思える。
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 ただ、言葉尻をとらえるようで恐縮だが、本質的な問題でもあると思うので、ひと言申し述べたい。

 教育勅語の価値観を教育現場で教えることがダメなのは「今の時代には合わない」からではない。
 そういう言い方を許せば、では合う時代があったのか、将来また合う時代が来る可能性があるのか、という話になってしまう。

 そもそも、「戦前・戦中」なら「時代に」「合」っていたからそれでよかったのか。

 歴史上のさまざまな事象には、それぞれ、その時代時代、地域地域の制約や必然・偶然が作用したことだろう。しかしそれでも、よくないことはよくないのだ。
 奴隷制度・人種差別・独裁制・民族浄化・・・といった極端な例を挙げればわかりやすいだろう。

 教育勅語がダメなのは、「今の時代には合わない」からではない。「人類が目指すべき普遍的な価値に合わない」からダメなのだ。
 それは、「今の時代」であろうと「戦前・戦中」であろうと、そして、将来・未来であろうと変わらない。
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 難しいのは、「人類が目指すべき普遍的な価値」の中味と、それにどれだけ多くの人々が合意できるかなんだけれど、それを見いだして合意形成していく努力こそ、人類にもっとも求められていることである。とりあえず、教育勅語がその価値観と合致しないのは論を俟たない。

(蛇足ながら、念のためもう一つ引用しておきたい。「西原博史・早稲田大教授(憲法)は「教育勅語がいうのは、天皇を頂点とする国家とそれを構成する家族内の秩序維持のため、つまり天皇のために親孝行せよということだ。そこを切り離して『いいところもある』と評価するのは、まずは無知であると言うしかない」と話す」(asahi.com))

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2017.04.13

★「母になる」または 間違った敬語

 なぜか勝手に録画されていたのでとりあえず再生してみたら、沢尻エリカの名前を見てちょっと見る気になった。
 藤木直人も好きな俳優だし、話も悪くないと思う。

 ただ、警察官が「ご確認してください」、産科医が「ご安心してください」と発言する台詞にはげんなりした。
 言うまでもなく、正しくは「ご確認ください」「ご安心ください」である。

 脚本家が敬語の使い方を知らないとしても、だれか気づいて止めなかったのだろうか。

 台本や原稿などをもとに、こうも堂々と明らかな間違いを放送されると、ますますこういう言い方が定着してしまうのではないかと危惧する。

 いや、言葉は移りゆくものだとわかってはいるつもりなのだが、それにしても。
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 後記:調べたら、脚本家は水橋文美江という、私と同年代のベテラン(かつ一流?)の人らしい。それでもあんな台詞を書くのだろうか。まさかそのほうがリアルだから?
 いずれにせよ、もう一度言いたい。だれか気づいて止めなかったのだろうか。

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2017.04.10

★「うるさいだけのタイヤ」

 車のタイヤをオールシーズンのものに交換した。

 前の車でさんざん雪道を走ったので、「もういいや」と思い、今の車はFFにしたし、スタッドレスに履き替える予定もなかった。

 そもそも、一年のうち360日以上は雪道用のタイヤなど必要ない。どうかすると、365日必要ないかもしれない。
 最近はどこも除雪が行き届いているので、「この冬一番の寒波」が来た直後とかでなければ、関西なら日本海側ですらスタッドレスタイヤは要らないことが多い。

 しかし、たまの降雪で車に乗れない、走れないというのも困る

 そう思っていたところへ、これまで日本では人気のなかったオールシーズンタイヤが急に脚光を浴びているのが気になっていた。まあ、某メーカーのプロモーションが功を奏しているんだろうが、その宣伝を読めば読むほど自分にぴったりな気がしてきたのだ。
 オールシーズンを履いていれば、冬用タイヤ規制もクリアできるという。
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 行きつけのタイヤ屋に交換に行くと、珍しく社長がカウンターに座っていて、「なんでこのタイヤに決めはったん?」と聞く。
 「滅多に雪道は走らないので、スタッドレスに履き替えるほどのこともないと思いまして」みたいに答えると、
 「このタイヤで雪道なんか走ったらあきまへんで」と言う。

 いや、走りますよ、というと話がややこしくなりそうなので、
 「ええ、基本的には走りません」と言った上で、「でも、夏タイヤよりはマシでしょう?」と聞くと、
 「そんなん、変わりませんよ。うるさいだけのタイヤや」とのご託宣。

 えええっ。今さらそんなこと言われても・・・ それならそうと、見積を取った時点で言ってほしかった・・・とは、あんまり思わなかったので、抗議もしなかった。
 注文を受けた店員が叱られるのも可哀相だし、私なりに熟慮(笑)を重ねた上での判断なのだ。

 「最近はオールシーズンもよくなってきてるんじゃないんですか?」
 「いや、そんなん、いっしょですわ」

 まあ、実際どうなのかはわからない。春になったばかりだし、また冬になって雪が降ってくれないと試しようもない。そして、試して滑ったのではシャレにならない。
 もともと、保険的な意味合いでこれにすることにしたこともあって、雪道性能にはそれほど期待していない。

 それより気になるのは、ドライやウェット路面での性能である。なにせ、99%以上は、雪や氷と無縁の路面を走るのだ。

 うるさいだけのタイヤ・・・

 幸い、皮むきのために数十キロ走った段階では、それほどうるさいとは感じなかった。直進性も応答性も良好な気がする。
 ステアリングがかなり軽くなったので、グリップがちょっと心配だが、これはたぶん、お店で空気圧を高くしすぎている影響が大きい。しばらくしたら適正値まで下げて様子を見よう。
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 いずれにせよ、今さら何を言っても後の祭りである。「うるさいだけのタイヤ」だと思って性能には期待せず、より一層安全運転を心がけようと思う。

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2017.04.08

★無用な買い物

 このひと月ほどの間にヒマに飽かせていろいろ無用なものを買いました。ここに書いていなかったことに気づいたので書いておきます(以前別の所に書いてからまた増えてる・・・)。

・ヨーグルトメーカー
・双眼鏡
・水晶のツボ押し棒
・シリコン鉱石
・純銀バー
・カッターシャツとズボン(これは有用か)
・車用空気清浄機
・双眼鏡
・杉の丸太を輪切りにしたバウムクーヘンのような iPhone 立て
・那智黒石のペーパーウェイト

 ぜんぶ足しても数万なのですが、その金額に匹敵するスティック掃除機は何とか買わずに踏みとどまっています。
 それにしても、どうして双眼鏡が2つ・・・

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2017.04.07

★必要経費

 3月は必要のない買い物をいろいろしてしまった

 4月以降はそういうことはないと思うのだが、すぐに固定資産税とか自動車税とか息子の授業料とかの類が襲いかかってくる。合計で数十万円になる。
 それを思うと、3月に買ったもろもろなど、ぜんぶ足してもその1/10だ。

 曲がりなりにも好きなものを買うお金が、仕方なく支出するお金の1/10だなんて、何のために働いているのかと思う。

 そんな中、もう一つ出費を強制されるものができた。車のタイヤである。

 遅かれ早かれ替えなければならないくらい溝が減っていたところへ、タイヤメーカー各社がかなりの値上げを発表したので、値上げ前に取り替えることにしたのだ。

 それが10万円以上する。自他の命がかかっているので安物は買えない。それにしても、避けられない必要経費が趣味の買い物の合計を超えるなんて・・・

 だいたい、思い切って購入した、分不相応なカメラの値段とタイヤの値段がほぼ同じなのである。

 ふだん、100円200円を惜しんでペットボトル飲料の購入すら最小限にしているのに、そんな努力?を嘲笑うかのような出費続き。

 でもまあ、「仕方のない出費」というのは、懐の負担にはなっても(すごくなる)、実はそれほど心の負担にはならない。

 避けられないものはどうしようもない。
 諦めは悪くない方なのである。

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2017.04.03

★熊野・那智勝浦・尾鷲1泊旅行 tweet 集

 日程としては新年度なのですが、旧年度の締めくくりとして?1泊だけの旅行に行ってきました。
 例によって寂しい一人旅です。以下はその際の tweet 集。若干編集しています。
 「戸惑う被写体」にも写真をアップしています。ご笑覧くだされば。

2017/04/01 12:03:01 梅や桃や桜がそこここで咲き誇っていたのに、大台ヶ原手前で雪景色
2017/04/01 15:22:41 なんか、とんでもないところに来てしまいました。
2017/04/01 16:16:49 あたりまえだが、ほぼ一年ぶりの桜。何か不思議な感じがする。
2017/04/01 16:49:44 丸山千枚田
2017/04/01 20:31:09 那智勝浦に泊まっているが、津波が来たらどこへ逃げるか、どう逃げるかがすごく気になっている。私の神経では太平洋側の海沿い平地には住めそうもない。

2017/04/02 8:14:08 やっといい天気になってきました。
2017/04/02 8:17:22 @tawara_machi 和歌山は熊野の桜です。
2017/04/02 8:26:35 ホテルのロビーにあるのが本物の桜で驚いた。
2017/04/02 12:07:03 通過してしまおうと思っていた鬼ヶ城
2017/04/02 13:13:28 海岸線沿いをすこぶる快適に走れる国道311号。しかし、例によって、お昼を食べられるところがない。コンビニすら一軒もない。
2017/04/02 13:33:35 うわっ。俵万智さんがツイートに いいね してくれた! (同じ日に同じ大学の同じ学部を受験しただけの)同級生です。
2017/04/02 19:25:09 尾鷲から休憩なしでほとんどノンストップで帰宅。まさかの3時間20分。予定外の 家で夕食。

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