★時代の変化
時代というのはふつう徐々に変化していくので、なかなか気づきにくい。
その例として適切なのかどうか分からないが、最近、今の iPhone 7 Plus を使い出してからまだ1年も経っていないことにほとんど愕然としたことを思い出した。
はるか昔から使っているような気がするのだが、昨夏、アイスランドに行ったときにはまだ au 縛りの iPhone 6 Plus を使っていて、現地 SIM を使うことすらできなかったのだ。仕方なく、息子の iPhone 6s Plus を利用した。
今の家に越してから20年近くなので、そのころから同じような生活をしている気がするのだが、もちろんそんなことはない。初めて携帯電話を持ったのは確かそのころだが、当時はデジカメすら持っていなかった。
それに、何であれ iPhone という名前のキカイを手に入れてから、まだ5年も経っていないのである。たった5年・・・ うわっ、びっくりした。
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リビングの蛍光灯が暗くなったり消えたりして不安定なので、新しい蛍光管を買った。まだ2年なのに早いなあと思いつつ交換した。「新しい」ツインPaの100Wなので、けっこう高かった。
ところが、交換後もまた症状が出る。どうやら本体の故障のようだ。前日、交換時に掃除したので新品同様に見えるのに、本体はさすがに20年選手である。まあ仕方ないから新しいのを買おうと思うと・・・
なんと、ほとんど LED のしか売っていない!
まだ十分使えるのと新品と、高い蛍光管を2つも抱えてどうしよう・・・と思っていたのだが、これまでの経験から、時代に逆らってもいいことはないと思い、諦めて LED のシーリングライトを買うことにした。
幸いというか、家中の電灯を調べてみると、1つだけツインPaの使えるものがあったので、高い蛍光管はたぶん無駄にならないだろうとちょっとほっとした。
照明がどんどんLED化しているのは、もちろん知っているつもりでいた。でもまさか、(電球ならともかく)蛍光灯の照明器具ががほとんど手に入らなくなっているなんて思いもしなかった。
時代は(主観的には)一気に、急に、変化するのである。
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電機メーカーに勤めている知人から、電解コンデンサの寿命の関係で、照明器具の実質的な寿命は20年程度だと教えていただいた。
ということは、これから家中の照明器具がどんどん寿命を迎えていくわけである。以前住んでいたマンションから持ってきた中にも、まだ延命しているのがあるのだが、それも時間の問題だろう。
家中に蛍光灯がいったいいくつあるのやら・・・
それらを今後全部順次交換していくのかと思うと、ちょっとぞっとする。
まあ、いろいろがたついてきた体の部品はどれも交換できないことを思うと、新調できるだけましなのかもしれないけれど。
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コメント
蛍光灯ですか、我が家では、そうですねもう20年以上前から蛍光灯はやめました。
その後はずっと調光付きの白熱電球でした。
どうも蛍光灯の光のスペクトラムに抵抗感があり、柔らかな白熱光で生活しました。
それも4〜5年前から白熱光色の調光LEDに全て切り替えました。
電気代も安くなり寿命も20〜30年と言われているのでエコですね。
投稿: Kan | 2017.08.22 15:52
コメントありがとうございます。
へぇ、そうなんですね。私も昔は文字の読みやすい昼光色などが好きだったのですが、近年は電球色の蛍光灯などを使うようになっています。
近所の街灯の多くがLEDになり、眩しいばかりで明るくなく、照射範囲も狭いので、ダメだなあと思っていたのですが、上記の知り合いにLEDにもいろいろあることを教えてもらいました。
購入自体は教えてもらう前だったので、ほとんど知識がなかったのですが、結果として調光・調色可能でRa(演色性)も悪くないものが買えてわりと満足しています。
投稿: Wind Calm | 2017.08.22 19:18