●TOSAKA? TOZAKA?
書こうと思っていて書けていなかったネタを。
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スキーに行くときにたまに通っていたので、小学生のころから遠阪峠(兵庫県北東部)の名は知っていた。
かつては(というか、今でもトンネルを通らなければ)雪の難所で、↓の医師はそこで立ち往生してしまい、来てくれた JAF さえ救出できずに家族で一夜を明かした経験を持つ。
兵庫県南部在住のうちの両親は「とお「さ」かとうげ」と濁らずに発音していたし、大人になってから知り合った大阪の医師も同様だった。
私ももちろん、これまでずっとそう思っていたのだが、先日出かけた折り、通行料金を知りたくて iPhone の Siri に、「とおさかトンネルの通行料金は?」と話しかけても変換できなかった。
「ローカルすぎるからかな」と考えたが、ふと思い立って「とおざかトンネルの・・・」と濁音で言い直すと、「阪」の字も間違えずにみごとに変換できた(ただ、Siri の答は無能の極みで「それは面白い質問ですね、涼さん」というものだったのだが、まあこれは別の話)。
「へぇ、とお「ざ」かだったのか」と思いながら、「まあそれほど高い料金も取られないだろう」と思って車を進めていくと、管理主体の兵庫県道路公社があげていると思しき正式の看板に、TOSAKA と TOZAKA が混じっているのに気づいた。
最初は、TOSAKA TOGE(峠) と TOZAKA TUNNEL(トンネル)を使い分けているような感じもしていたのだが、TOSAKA トンネルも出てきたりして、でたらめにしか見えなかった。
そんなことがありうるだろうか。
そういえば、野坂昭如が昔アメリカで、 NOZAKA と書かれている人物が自分であることを主張するも、パスポートが NOSAKA であったためになかなか認められず、苦労した話を書いていたことを思いだした(『俺はNOSAKAだ』(新潮社))。
さて、遠阪の方は、TOSAKA なのか、TOZAKA なのか。
兵庫県道路公社に電話して聞いてみようと思いながら、果たせていない。
聞いてもわからないだろうなあ(だって両方の看板があがってるんだから)と思う一方、もしかすると現地の集落で「とおさか」派と「とおざか」派が折り合えないので、仕方なく両方使っているのだろうかという気もちょっとしている。
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