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2018.01.27

■「履きっぱなしで駆け抜け」たいが・・・

 ここ北摂(大阪北部)にも、やっと雪が積もった。

 雪国の方々には申し訳ないが、雪景色はやはり格別だ。

 隣家の屋根に積もった雪が朝食の間にもみるみる融けていくのを見て重い腰を上げ、雪見ドライブに出かけた。

 以前は四輪駆動にスタッドレスだったのでときどき出かけていたのだが、今の車になってから雪道を走ったことはない。
 当初はノーマルタイヤだったので当然だが、タイヤを替えたあともオールシーズンなので、わざわざ遠方まで雪を見に行くような愚はおかさないよう自制していた。
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 北に向かい、彩都と名づけられた新興住宅街に入る。

 当初の予定では、雪の大阪平野を見下ろし、雪景色の写真でも撮って帰宅するつもりだった。
 ところが、なぜかうちの近所より雪が少なくて肩すかしを食う。
 こうなったら仕方ない、2年前に開通したトンネルを抜けて箕面の山に向かうことにした。

 トンネルを出てほんのしばらく走ると、路肩にトラックが3台止まっている。手前ではドライバーとおぼしき人物が交通整理をしていたが、奥では警察官が現場検証と誘導を行っていた。
 ちょうど路面に雪が目立ちはじめるあたりである。滑って事故を起こしたのだろう。

Img_8837_copy 少し走って勝尾寺手前に至ると、路面が完全に雪に覆われている。平地にまったく雪がなくても、ここから急にこういう状態になっていることも多い。

 交通量はほとんどない。そこから箕面大滝の近くを経て、箕面駅の北側までのドライブウェイを往復した。
 当初は片道だけで帰ろうと考えていたが、走りたりなかったのでそうなってしまった。

 オールシーズンタイヤはしかし、積極的に雪道を走りたくなるようなものではなかった。

 スタッドレスの時は、広い場所でポンとアクセルを踏んで試しても、穏やかにしずしずとしか発進せず、むしろ滑らせるのが難しいくらいであった。優秀な電子制御に支えられた四駆だったということもあろう。

 だが、同じメーカーのFFの車にオールシーズンでは、滑らないようにするのが一苦労である。
 試しに、前後左右に車のいない広いところでちょっと多めにスロットルを開けてみると、電子制御が介入しているインジケーターを点滅させながら、駆動輪がきちんとグリップするまでにずるずると30mほども進む必要があった。

 アップダウンのあるワインディング道路なので、ゆっくり慎重に走っていても滑る場面があり、雪が降ったら雪景色を楽しみに出かけようというような感じではなかった。

 ちゃんとした4WDの車に履けばまた違うのかもしれないが、これだととても「履きっぱなしで駆け抜けよう」(このタイヤのCMコピー)という気にはなれない。
 実際、一切信号がなく、交通量もほとんどない道を10km走るのに、慣れた復路でも30分強かかった。平均時速は20km/h未満である。
 「駆け抜け」るどころか、無様にのろのろ進めるだけである。

 タイアップなのだろうか、このタイヤを褒めそやす記事が雑誌やネットに溢れているが、やはりスタッドレスの代用にはとてもならない。

 それでももちろん、ノーマルタイヤよりは圧倒的にいいので、新しく買った家人の軽自動車(スタンバイ四駆)にも次はこのタイヤを履かせようとは思っている。
 軽い車重に四駆であれば、またかなり違うだろうか。

 何年後になるかわからないが、ちょっと楽しみである。

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