■死んでも追いかけてくるもの
先月(=昨年12月に)亡くなった岳父を追いかけて、住民税を取り立てる書類が市役所から届いたという。
岳父が納めるべき税金を、代わって誰が納めるのか届け出よ、とのことである。
ああ、故人にまで納税の義務があるのだ・・・
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というのはまあ当たり前の話で、取り立ててどうこう言うレベルのことではないのだが、没後の雑事が山のようにある中で、来年度になってから住民税を納めることなど思いもよらず、ちょっと虚を衝かれた感じがしたのだ。
医療費が相当かかったので、岳父の確定申告はしようと考えていたのだが、それでも住民税のことは考えていなかった。
働いている人の多くはご存知だと思うが、住民税というのは前年の所得が確定してから支払う。
サラリーマンの場合は、たとえば2018年1月から12月までの所得分にかかる税金を、2019年6月から2020年5月にかけて払うことになっている。岳父の場合は、「年税額を6月、8月、10月、12月の4回の納期に分けて支払う」のが標準らしいが、6月に一気に払ってしまってもいいのだろう。
私も一度勤め先を退職しているので、無収入になったところへ前年分の住民税の追撃を食らった経験がある。
そういうシステムだからまあ仕方ないといえばそうなのだが、死んで「住民」でなくなった後まで追いかけてくるのが「住民税」だというのは、何ともやるせない。
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