◆畳表 裏返し(備忘録)
7年ほど前に表替えした2階の和室の畳表を裏返してもらった。
前回は「息子が大学に合格したら」という感じで、今度は「息子の就職が決まったら」という感じだったのだが、結局決まらなかったので、どちらにしてもやることにした。
その息子が、「畳って裏返して使えるん?」と常識のないことをいう。
頭の中では畳が丸ごと裏返っているらしい。
仕方なく、畳が傷んだときの三段方式?について説明してやった。
1.まずは畳表を裏返して使う。
2.次に畳表を取り替えて使う。
3.最後に畳そのものをまるごと取り替える。
私自身、親元を離れて三十数年になるのだが、畳をどうこうする時期が来る前に引っ越した(2回)こともあって、今回でやっと1と2を一回ずつ経験したに過ぎない。
息子が知らないのも無理はないとも思う。
畳床はまだしっかりしているので、次回は3には進まず、2になるだろう。
前回と同じ零細業者(失礼)に来ていただいたのだが、7年前の親方は、まだ仕事はしているものの半隠居だということで、今回来たのはその甥であった。搬入と搬出にはもう一人も。
親戚中で建具だの畳だの網戸だのをやっていて、中には宮大工もいるという。
業者は「日当たりもいいし、7年経っているので、裏返していけるかどうか・・・」と言っていたのだが、実際にやってもらうと、まるで新品のように青青としていて驚いた。想像以上に素晴らしい。
ただ、残念&当然のことながら、イ草の香りはしない。
そうそう、悲惨に破れていた障子も張り替えてもらうが、こちらはまだ納品されていない。
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例によって重い腰がなかなか上がらず、延び延びになっていたのだが、新品同然の畳を前に「(まだ畳表を裏返して使えるような)ええ時に電話くれはったわ」と言われると悪い気はしない。
こういうちょっとした行動をたくさん、さくさくっとできるようになれば、日々もう少しだけ生き生きと過ごしていけそうな気がするんだけれど。
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