●春を迎えに 〜室戸岬等2泊3日 tweet 集
2日目
3日目
家人が「実家の電球が切れているので交換してほしい」と言ってきた。
感心なことに「電球」の型番を控えてきていたので、それなら簡単だと思ったら蛍光管だった。
今思えば、その時点で家人の怪しさに気づき(というか、何十年の付き合いで怪しさは十分承知しているのだから)、自ら器具を確認してからにしたほうがよかったのだが、まあ単なる言い間違いだろうということで話を進めてしまった。
インバータ式かどうか確認するために、グロー球がついていたかどうかを聞くと、「ついていなかった」と断言する。
ならば、家人の言うとおり蛍光管が切れているんだろうと、よさそうなのを見繕って購入した。
ところが、いざ家人の実家にいってみると、ばっちりグロー球のついた、ペンダント型の蛍光灯だった。
嫌な予感を感じながら蛍光管を新品に交換するが、まったく反応しない。
この時点で考えられるのは、グロー球の不具合だ。「その可能性があるなら家にあるのを持ってきたのに」と言いながら、別の部屋の電灯で機能しているグロー球に交換するが、やはりまったくつかない。
不思議に思いながら天井から器具を外してみると、なんと、引っかけシーリングプラグの中の配線が外れていた。
さすがにそこまでは予想していなかったが、やはり「点灯しない」→「電球/蛍光管の不具合」と短絡するのはよくないと再確認した。
配線を付け直し、天井に設置すると・・・
あろうことか、コードがちぎれて、蛍光灯の器具ごと落下した。まさか、そんなことがあるとは想像もしていなかった。
今思っても不思議なのだが、おそらく咄嗟に左手でコードをつかんだのだろう、大惨事は免れることができた。
まだまだ反射神経は衰えていない(笑)
聞けば、「もしかしたら高校生の時に買ったやつかもしれない」という。「それって、40年以上前やん」
インバータ式であるはずがない。
それくらい日が経つとこれほど劣化するのかと、天井の方の引っかけシーリングや配線も心配になった。
結局、LEDのペンダント電灯を新しく購入して付け替えた。もはや蛍光灯は手にはいらない。
天井の方は途中で交換したのかわりと新しい型で、見たところプラスティックも劣化しておらず、しっかり取り付けられているようだったのでちょっと安心した。
___
残ったのは、使い道のない30W型蛍光管4本!である。2本セットでしか売っていなかった上に、もとの2本もたぶんまだ使えるのだ。
うちにもまだ蛍光灯はあるが、この古いタイプの太い30W型を使うのがあったかどうか。
この4本を使い切るのはいつのことになるんだろう。それまで蛍光灯本体がもつのかな?
このブログを書いている「ココログ」のシステムが大規模改修され、管理画面が全面的に新しくなりました。
皆さまがご覧になっているブログ自体は何も変わっていない・・・はずなのですが、新しい管理画面から更新した最新の記事(●ありえないイタリアン)は、空行がすべて削除されて読みにくいものになってしまいました。
今書いているこの記事も、ここまでに2行空行を入れていて、書いている画面ではイメージ通りに表示されているのですが、実際に見る画面では空行がなくなってしまうのだと思います。
いろいろ試してみましたが改善されません。
おそらく何かのバグだと思うので、早急に直していただきたいと思います。
後記:結局、HTMLを直接変更することで対応しました。
1.<div></div> タグをすべて <p></p> タグに置換し
2.投稿前に右下の「編集機能」の「改行HTMLタグ変換」を「変換しない」に設定する
と、思ったような見た目になります。お試しください。
この場合、リッチテキスト画面で編集するときには、
A.ふつうにリターンを押すと1行空け(</p> タグ)
B.シフト+リターンを押すと通常の改行(<br> タグ)
になります(Macの場合だけかもしれません)。
このブログのプロフィール欄にも書いているとおり、「安くておいしいランチ」を「常に探してい」る。
その20年来の彷徨についに終止符が打たれた・・・か。
「か」がつかざるをえないのは、決して安くないからである。
しかし、その価格にめげず、2週間に1回通うようになった。毎週はちょっと厳しい。
必要最低限のことにしか口を開かなかったので、最初は寡黙な職人のようなシェフ(イタリアンだけれど)だと思っていたのだが、しばらく通ううちに、常連としゃべっているのを目撃した。
その人が帰って私一人が残ったので、思い切って「無口な方(かた)かと思ってました」と言うと、「いえ、ぼく、めっちゃ しゃべり ですよ」との返事。
いろいろ話を伺ううちに、なぜこんな料理が出てくるのかだんだんわかりはじめた。
そのいちいちはここには書けないが、とにかく何もかもが、ありえないほど本気なのである。
たとえば・・・
おいしいティラミスを作るのに必要な、納得のいくマスカルポーネチーズを仕入れるのが価格面から困難になったからと、チーズそのものから手作りしている。
「さすがに今はもうできなくなりました」とは言うものの、フォンドヴォーは3週間かけて仕込むのが当たり前だと思っている。近くのホテルのフレンチですら缶詰を使っているのに。
選び抜いた素材しか仕入れず、決して手は抜かず、マンネリにも陥らない。
ランチなんだから組み立ては同じでいいと思うのだが、スープが出てきたり前菜が出てきたりする。その前菜も変幻自在だ。
私は野菜があまり好きではなく、サラダなんていうのはその存在価値をほとんど認めていなかったのだが、この店でたぶん初めて、野菜そのもののおいしさとサラダの素晴らしさに目覚めたと思う。
何よりも驚いたのは、ランチに客が私一人しかいないのに、来た客をためらいもなく断ること(完全予約制なのだ)。
「ふりのお客さんを入れて手が回らなくなり、せっかく予約してまで来ていただいたお客さんに不利益があったら申し訳ない」と言う。
「でも、もう二人くらいダメなんですか?」と聞くと、「この時代、すぐに情報が回って、近隣のカフェに入れなくてあぶれた人が次々に来るようになってしまいます」との返事。
いや、そうやって客が来る方が、ランチに私一人よりいいんじゃないかと思うのだが、「カフェにあぶれたからっていう方に来ていただくより、ぼくの料理を食べたいと思って来てくださる方を大切にしたいんです」と言う。
「でも、もしそれでやっていけなくなったら?」「そのときは引退します」
40そこそこの料理人が引退してどうするのだと思うのだが、本気なのはひしひしと伝わってくる。
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先日、懇意にしている鮨屋のマスターと、その店で一緒に食事した。
その時は幸い、けっこう賑わっていたのだが「この値段でこんな料理を出してやっていけるのか」というのが、マスターの感想だった。
私にとっては高価なランチだが、経営する側から見ると安すぎるのだそうである。
ここに場所と店名を書きたいのだが、あらゆるマスコミやネットから身を潜めている(「食べログ」に「店の記述を削除しろ」と談判すると「言論の自由ですから」と言われたと憤慨していた)シェフに申し訳ないので書けない(といいつつ、Google Maps には書かずにいられなかったけれど)。
願わくは、店が存続してほしい。存続さえしていれば、質は保障されている。
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