« 2019年6月 | トップページ | 2019年8月 »

2019.07.22

●2日連続の内視鏡検査

 2日続けて、内視鏡検査を受けた。1日目は上部消化管、2日目は喉頭。

 ごく軽い逆流性食道炎と、無視していいポリープ(過形成性)が3つあったが、まあ異常なしということでほっとする。

 胃に関しては、ものすごく綺麗で理想的な状態だと褒めていただいた。
 が、それはストレスなくノーテンキに暮らしていることを意味するのかと、ちょっと恥ずかしいような気になるのは、怠け者の私もやはりエコノミックアニマル(死語?)であるということか。

 その消化器の医師が、「あまり見たことがない」異常が喉頭(声帯の出口を閉める披裂部というところ)にあるとおっしゃるので、耳鼻咽喉科の医師に紹介状を書いていただいた。
 「あまり」とは言うが、こういうときの通例として「今まで一度も見たことがない」ことを意味するような感じで、どうなることかと心配だった。
 なにしろ、毎日毎日内視鏡検査をやっているベテラン医師が、見たことがないような状態なのである。

 それで2日連続内視鏡検査となったのだが、結局、披裂部には異常がないということで安心した。

 耳鼻科の先生の見立てによると、見る角度によって見え方が変わるので勘違いなさったのではないか(とは言わなかったが)ということだったが、個人的には、鼻から入れた麻酔薬が喉の方に入って、たまたま披裂部の片側の筋肉が麻痺していたのではないかと思う。

 いずれにせよ、今までそういう人がいなかったのかと不思議だが、ともかく問題がなくてよかった。

 なんだかんだでかなりの時間と1万円近くを費やして鼻の穴から2度も内視鏡を突っ込まれ、「特に気にすることはありません」というのは無駄な気もするが、何か見つかるよりはよほどいいことは論を俟たない。

 あ、先日、大腸の内視鏡検査もした。これは手間暇もかかるしいちばん高額だったが、やはり異常なしだった。

 1年に3回も内視鏡検査をするというのは今年限りでありたい。

| | | コメント (0)

2019.07.06

●スズキ車のリコールはお早めに

 「完成検査工程における」「保安基準に関する検査が適切に行われていなかった可能性があ」るため、家人の乗るスズキの車にリコールがかかった

 このリコールの対象車はなんと1,769,331台で、スズキが2018年1年間に国内で製造した1,013,916台の約1.75倍にあたる。

 この1件だけで年間生産台数以上の車をリコールしなければならないスズキ自動車・・・

 「いったいどうするつもりなんだろう?」と思っていたら、「リコール作業の内容は法定2年点検相当の作業と自動車検査員による確認作業のため」、リコールはすぐには行わず「車検または法定点検の到来時期にあらためてご案内させていただきます」との封書が届いた。

 私自身、このリコールの中味は、「車両はきちんと製造して検査もしたものの、資格のある完成検査員がチェックしなかっただけ」のテクニカルなというか、いわば形式上の不備だと思っていたので(調べてみると違うみたいですね)、まあそれでもいいかと暢気にかまえていた部分もあった。

 だが、ことはブレーキにかかわる。

 そもそも、購入前に試乗車に乗ったときから、この車のブレーキが気に入らなかったのだが、「スズキ車のブレーキはこういう味付けだ」という説明を受け、まあそういうこともあろうかと思って購入し、すでに自分の車のブレーキとのタッチの違いにも慣れてしまっていた。

 スズキは次回の点検まで待てというのだが、あの気に入らないブレーキが改善される可能性もあるのなら、早急にリコールに出した方がいいかと思って、遠慮がちに販売店に依頼してみた。

 非は先方にあるからだろう、あるいはクレーマー的な誰かがすでに相手を怒鳴り散らした後だったからかもしれない、先方は「リコールは次回点検の際に・・・」などという発言はおくびにも出さず、何の質問もせずにすぐにリコールを受け付けてくれた。

 そうはいってもこれだけの数のリコールをこなしている最中だから、整備工場に空きがあるのかなあとも思ったが、幸い、お互いに都合のつく日も見つかった。

 依頼する際、「以前から気になっていたブレーキをついでに改善してくれないか」と頼んだが、調整等は一切できない構造になっているという説明を受けた。
 購入時にも1か月・6か月点検時にも同じことを言われている。

 したがって、リコールを終えた車のブレーキのタッチも、変わらないはず・・・であった。

 それが劇的に変わっていたのだ!

 動き始めて最初にブレーキを踏んだときに、もうわかるくらい。足踏み式のパーキングブレーキの感触も、まったく異なるものになっている。

 今日は家人も運転したが、あれほど違いのわからない女であるはずの彼女が、すぐに「ぜんぜん違う」というほど変化していた。
 ___

 たった1台の経験から言うのもアレだけれど、今回のスズキのリコールは「完成検査工程における」「保安基準に関する検査が適切に行われていなかった可能性があ」るというような話ではない。ましてや、単なるテクニカリティや書類上の不備でもない。

 「調整できない」と言われていたブレーキのタッチが、誰にでもわかるほど変化するレベルの不具合である。

 深く踏み込まなければ効き始めず、気に入らなかったブレーキが、まあこれくらいなら通常の範囲だろうと思うくらいに変わった。
 パーキングブレーキの足ごたえもしっかりし、よく効いている感触がある。


 「
スズキ車のリコールは言われたとおり次回点検の際でいいや」とお考えの皆さま、早めにリコールにお出しになることをお勧めします。

| | | コメント (0)

« 2019年6月 | トップページ | 2019年8月 »