★バルト三国旅行記?
バルト三国旅行の3つ目の国、リトアニアに入りました。
申し遅れましたが、断片的な旅行記?を twitter に上げております。
掲載が遅れるようですが、こちらでまとめて見ることもできます。
ご笑覧くだされば幸いです。
バルト三国旅行の3つ目の国、リトアニアに入りました。
申し遅れましたが、断片的な旅行記?を twitter に上げております。
掲載が遅れるようですが、こちらでまとめて見ることもできます。
ご笑覧くだされば幸いです。
水平飛行に移ってからしばらくして、昼食が供される。
横!のテーブルの上にはメニューが置いてあるので、それをお預けにしてエコノミーの食事とは考えにくくなった。
60がらみの女性アテンダントがごく自然に食事の選択を聞いてきた。
前菜の前にアミューズ。フレンチのフルコースが始まりそうな勢いだ。
割り箸は高級感に乏しかったが、本物のナイフとフォークもついてくる。
アミューズを食べて、「これ、めっちゃ本格的」と身を乗り出して家人に言う。
その後の前菜が素晴らしかった。私は和風を選んだのだが、料亭の懐石料理もかくや、という味であった。
家人は洋風を選んだのだが、「サーモン」と書いてあったので私は何の期待もしていなかった。それが「えっ !?」と思うほどおいしかった。
メインのビーフシチューはさすがに和牛ではなく、家人が選んだ穴子と帆立の蒸し寿司もあまり感心しなかったが、それでも、エコノミークラスの食事とは比べるべくもない。
食後にアイスクリームを希望すると、ハーゲンダッツがカップごと、ただし、ちょうど食べごろの固さで運ばれてきた。
新幹線のガチガチアイスとは雲泥の差である。
これまで食べたハーゲンダッツの中で一番おいしかった。
___
食後しばらくして、仮眠を取ることにした。
シートは電動である。
そうではないかと思っていたとおり、座席がフルフラットになり、完全に横になって寝ることができるのだ!
後ろの人に気を遣う必要もまったくない。すべては間仕切り内で完結している。
身長180cmでも問題ない。
いつもの毛布ではなく薄い布団が用意されていた。
飛行機に乗るたびに、お題目のように「どうぞ快適な空の旅をお楽しみください」などと言われるが、空の長旅が快適なのはこれが初めてである。
「でも」と家人に言う。「これがふつうの人間が受けるべき待遇だよね。エコノミーの方はあまりにもひどすぎる」
これまでエコノミークラスでさんざんひどい目に遭ってきた者が言うのだから間違いない。
さらに、これからもひどい目に遭い続けるのは必定である。
「こんな贅沢をしてしまったら、次からエコノミーがよけいに苦しくなるね」と家人。
だが、ヨーロッパに行けるだけでもありがたい庶民は、その苦しさを堪え忍ぶしかないのである。
___
これを書き終わったころ、ちょうど飛行機は行程の半分ほどを過ぎて、シベリアのノリリスク近郊にさしかかっている。
このパソコンより大きい画面で映画も見られるが、なんとなく見る気がしない。
映画を見ていると、飛行機が目的地に到着してしまう。
もっとずっと長く飛行機に乗っていたい。
長時間の飛行でこんな気持ちになるのはもちろん初めてである。
追記:その後映画も見た。ノイズキャンセリングではないと思うが、なかなかいいヘッドフォンで、いつもより何倍も楽しめた。
面倒な荷物預けの列に並んだ後は、スムーズに出国して搭乗口まで進んだ。
関西空港でまったく寄り道をせずにゲートまで行ったのは、もしかすると初めてかもしれない。
去年中国に出張したときに見つけた秘密の?通路を家人に見せてやりたかったのだが、そんなことを思い出したころにはもうシャトルに乗っていた。
Wi-Fi のあるうちにと、搭乗口でパソコンの用事を済ませたころ、乗客の金(キム)さんなどを呼び出すアナウンスがあった。
「金様とか言われたって、韓国人の2割くらいは金ではないのか」とか思っていると、当然のことながら韓国語でもアナウンスが流れ、そちらはきちんとフルネームを呼んでいるようだった。
「それにしても」と隣の家人に言う。「こういうふうに「ゲートで呼び出し」ってよくあるけれど、いったいどうして呼び出されたりするんだろう?」
ところが、しばらくして、「ヘルシンキへお越しの氷室様、搭乗口までお越しください」と、自分が呼ばれることになって驚いた。
「パスポートと搭乗券をお願いします」と言われ、何か問題でもあるのだろうかと心配しつつ、訝りながら手渡すと、「ビジネスクラスにアップグレードさせていただきました」と、新しい搭乗券とともにパスポートを返してくれた。
「あ、ありがとうございます」と答えてから、喜びがわき上がってくるまでやや間があったが、それでよかったと思う。下手をすると、係員の前で飛び跳ねてしまうところであった。
ややあって、家人が「これ、DとHだけど、離れてないよね?」と言うので、係員に確認する。確かに、隣が知らないおじさんだなどというのは避けたい。
冷静を装いつつ、先ほどの係員に目配せして呼び、「これ、隣同士でしょうか」と聞くと、しばらく小首を傾げていたが、「ええ、大丈夫です。隣です」と答えてくれた。
微妙に不安だが、まあいいだろう。
「機内食なんかもビジネス用になるのかな?」と家人。聞きかじりの知識で「いや、こういうアップグレードの場合、食事はエコノミーだと聞いたことがある」と答える。
それにしても、ヨーロッパ路線でビジネスクラス・・・
マイレージですら経験はなく、自分でお金を出してなら一生ないような幸運に舞い上がる。
これほどの幸福感を感じたのは、息子が生まれたとき以来、二十数年ぶりかもしれない ^^;
___
望外のビジネスクラスは想像以上に快適だ。
頭が通路と近いのは少し気になるけれど、背の高い間仕切りでちょっとした個室のようになっており、家人だと視線の高さが間仕切りより下になる。
隣だとはいうものの、ふつうに座っているとお互いに姿も見えず、コミュニケーションに支障を来すほどだ。
これだと、隣がおじさんでもぜんぜん問題ない。というより、隣にはだれもいないという感覚に近い。
「前に乗り出したときが何かしゃべりたいとき」というルールが、暗黙裡にできた。
窓際の席でなくなったのが唯一の欠点だが、文句は言うまい。
3年前にヘルシンキを往復したときも機中からの景色は堪能しているし、窓際のエコノミーよりも中央のビジネスがいいに決まっている。
長くなったので、続きはのちほど。
2011年8月、アメリカ出張の帰りに、Over the Pacific という一連の投稿をしたことがある。
今回は、Over Siberia、シベリア上空の機中で書いたブログをアップしていく。まずは最初の到着地、フィンランドのヘルシンキから。
___
お盆に、血のつながっていない甥たちと久しぶりに会った。
国家公務員の総合職試験(いわゆるキャリア官僚向け)を受ける可能性があるということで、弟の方が昔の電話帳のような巨大な問題集を持ってきていた。
その本を見ただけで、大昔、受けようなんて気を起こさなくてよかったと思わされた。
内容がまた、英語・国語・数的能力から統計資料解釈や時事問題に至るまで、実に幅広い。
それだけではなく、まあ当たり前のことだが、かなり難易度の高い問題ばかりである。
数的能力や統計資料解釈の問題なんかをやってみると、高度な数学の知識は必要ないものの、なかなかに骨の折れる難問だった。
ただ、所詮は22歳とかの学生が受ける試験である。仕事柄、英語や国語ならまあなんとかなるかもしれないと考えたとき、ふと頭に浮かんだのは、政治家たち(特に、今のトップ2)のことであった。
22歳でこんな問題をそれなりにさくさくと解いていく能力のある人(でなければ中央官庁に採用されない)の最上位に位置する上司(トップ2の政治家)が、2人とも外国語もできず、漢字すらまともに読めないというのはどうなんだろう。
幸い、官僚である上司なら、同じ関門をくぐり抜け、仕事でも研鑽を積んできた人たちだろうから、まだいいかもしれない。
だが、偉くなればなるほど、外国語も漢字もできない政治家の下命を拝し、その意を忖度して働かなければならなくなる。
「下吏となって長く膝を俗悪な大官の前に屈するよりは、詩家としての名を死後百年に遺そうとしたのである」「彼が昔、鈍物として歯牙にもかけなかったその連中の下命を拝さねばならぬことが、往年の俊才李徴の自尊心を如何に傷つけたかは、想像に難くない」という『山月記』の記述が脳裏に甦った。
もちろん、外国語も漢字もできなくても、尊敬すべき人物は多く存在する。
心からそう思う。
だから、より大きな問題は、彼らトップ2に、政治的・経済的大局観がなく、人々の生活を向上させようという情熱も見えないことであろうと思う。
それに、どう見ても、偉大にも立派にも人格者にも見えない。
あるのはただ、代々政治家で金持ちの家に生まれた上に、確かに立ち回りは上手だったという事実だけである。
___
一流大学を出て高級官僚になれば、やりようによっては人々のために尽くすことも少しは可能かもしれない。
しかし、最上位の上司があの体たらくでは、多くは期待できない。
それに、事務次官まで務めた(おそらくは)良心的な官僚すら、面従腹背を座右の銘にしながらほとんど何もできなかったという苦い事実を、私たちはすでに知ってしまっている。
たとえ間接的にではあれ、選んだのは有権者なのだから諦めざるをえないのかと思う一方、いくらでも選び直せる可能性を追求していかねばならないとも考える。
もっとも、外国語も漢字もできず、人格的にも見るべきところのない人物が史上最長の総理を務めることになるような政府と、それを選んだ国民とに、大きな期待はできないと思ってしまうんだけれど。
昨秋に購入した高圧洗浄機。
その後ほとんど出番がなかったが(一度くらい洗車したろうか)、今日は初めて風呂掃除に使った。
もともと、玄関先・洗車・風呂掃除の3つが目的で買ったのだが、風呂掃除に使うまで10か月ほどかかったことになる。
今日、似合わぬ「休日自主出勤」をして、夏休み前の仕事があらかた片付いたことが背中を押したのだと思う。
意識していたわけではないけれど、おそらく精神的に余裕ができたのだ(10か月ぶりに?)
風呂のお湯を吸い出してコンプレッサーで圧力をかけ、水を噴射して洗浄に使うのだが、当初は吸い出しホースの接続方法がよくわからず、説明書を見ると、別売!のフィルターを買わなければ使えないらしいということがわかった。
「付属の自吸用ホースと別売りのフィルターを利用して、バケツなどにためた水を利用できます。」
「別売りのフィルターをご用意ください。」
「1.自吸用ホースとフィルターを本体の給水口に接続します」
吸い出し用のホースは同梱されているのに、別売フィルターを買わないと使えない???
そんなバカなことがあるだろうか。
どれを買えばいいのかを確かめるために「オプションアクセサリー」のリストを見ると、フィルターのところに「ため水に異物が混入している可能性がある場合にはフィルターを併用してください」と書いてある。
この書き方だと、綺麗な水を使うならフィルターは必要ないことになる。風呂に張ったばかりのお湯を使うのだから「異物が混入している可能性」はない。
この矛盾した説明に苦慮しながらも、「場合には」の方を信じてもう一度あれこれ挑戦すると、フィルターなしでも接続できることがわかった。
が、この間に息子が一番風呂に入ってしまい、「異物が混入している可能性が」十分出てきたのだが、私はここでやめられるほどオトナではない。
迷うことなくフィルターなしで使うことにした。
前置きが長くなった。
高圧洗浄機はぜひお買いになるべきである。頑固な風呂の汚れ(特に壁面下部や排水溝や床)が面白いように綺麗になる。
いつぞや、カビキラーを丸々一本近く撒いて、塩素ガスで死にそうになりながら必死で掃除したときに勝るとも劣らない。
環境にも優しいし健康にもよさそうだ。
準備に手間取ってしまったが、掃除自体は20分ほどで終わった。これほど汚れておらず、操作に慣れていれば、十数分でできるだろう。
ホースが長すぎて取り回しが面倒なことと機器が重いことを除けば、ものすごく重宝する。
高圧洗浄機、お勧めです。
途中、もうダメか・・・と観念しかかったこともあったが、今のところ、なんとか旅行に出られそうである。
履いていく適当な靴がないので、この際、新調することにした。
振り返れば、2012年にも同様の理由で靴を買った。
あの時は、靴のために出かけるような余裕がなく、出張先の名古屋のデパートで間に合わせに見繕ったような形になってしまい、「在庫のサイズはこれこれしかないから」というような理由で、ぴったりフィットしているとは言いがたい靴を、それでも私としては大枚はたいて買うことになった。
その靴が悪いわけではないけれど、今度はきちんと買ってみようと思い立った。
私は、服装にはほとんど頓着しないが、靴だけはあんまり安物は履かない。服やズボンと違い、靴はそれなりのものを履かないと、健康に悪いような気がするからである。
そうはいっても、きちんと選んで買うことは稀だし、比較的廉価なものを選ぶことも多かった。
しかし、一年ほど前に、アルピニストである店員のアドバイスを得て、私としてはちょっとした価格の軽登山靴を買った。それで歩くと、以前より疲れが減るばかりか、腰も痛くならなくなったので、靴の機能を再認識させられたところだ。
靴を買うのはそれ以来である。
人生も間違いなく半ばを過ぎ、これからの足腰の健康を考えたとき、靴を適当に選ぶのは間違っていることにようやく気づき、今後はしっかり選択して購入しようと決心した(折しも、#KuToo 運動も盛んである)。
そこで、ネットでいろいろ調べ、数少ない「上級シューフィッター」のいる靴店にわざわざ出向いた。
とんでもなくいろいろ計測されたり質問されたりするかと思っていたのだが、あっさりとそれらを終え、店主が出してきたのはミズノのウォーキングシューズだった。
聞いたこともないような、オランダやドイツのスニーカーの話をネットで読んでいたので、そういうのが出てきて、しかも自分にぴったり!というのを勝手に期待していたのだが、ミズノですか・・・
ざっくばらんに「まさかミズノだとは思っていませんでした」というような話をさせていただき、シューフィッターの団体がオランダのメーカーに委託して作ってもらったという靴なども履いてみたのだが、結局のところ、最初に出していただいたミズノのウォーキングシューズを素直に買うことになった。
まあ一応、歩き方なんかも見てもらい、インソールに加工を施してもらったし、もし具合が悪ければ再加工・再々加工も無料だということであった。
もちろん定価で買ったのだが、帰宅してアマゾンで見ると、同じ靴が5千円ほど安く買える。なにしろミズノだから、型番とサイズさえわかれば、同じものが購入できるのである。
これまでの私なら、5千円の差額にはちょっと耐えられない思いをしたかもしれない。
しかし、上級シューフィッターがそのスキルを駆使して見繕ってくれたことや、今後ありうるかもしれない加工のことを考えると、後悔はなかった。
世話になりながら、「ちょっと考えます」と買わずに帰って、アマゾンに注文するというような非道なこともしたくない。
自分を納得させるためもあるのだが、特に考えたのは以下のようなことである。
自分で靴を選んだら、たぶん間違いなくミズノの靴は買わない。
その靴を、私の足と用途にぴったりだと出してきたのが「上級シューフィッター」である。
これは、名医が診断して苦い薬を処方したというのと同等ではなかろうか。
そう考えれば、5千円はむしろ、診察料・診断料ということになる。
自分も知らない自分の必要なものに導いてくれた専門的知識の行使に、相応の報酬を支払うのは当然のことと言える。
エキスパートのちょっとした(ことにみえる)アドバイスにも、きちんと敬意を払うべきだ。
そう考えると、あっさりと「これ」といってピンポイントで出してきたミズノの靴は、上級シューフィッターならではの慧眼による選択かもしれない。
どんな分野であれ、その道のプロは、複雑な課題にあっさりと回答を出したりする。
素人が「そんな簡単なことだったらお金を払いたくない」などと考えるのは、expertise(専門家の知識や技術)を評価しない、愚か者の思考だ。
___
まあもっとも、あの靴が私にとってあまりよくなかった・・・というようなことがあれば、また違う話になってしまうんだけれど。
個々に盤石だったはずの金融機関が合従連衡して、わけのわからないことになって久しい。
特に困るのは、MUFGとSMBCである。
それぞれにいろんな銀行や証券会社やクレジットカード会社を傘下に抱えていて、しばしば混乱する。
私の持っているクレカで言えば、DCカードもNICOSカードもRecruitカードも、ぜんぶMUFGカードになってしまった。
ここに、本来のMUFGカードも加わる。
ネットでログインしようとすると、それぞれのカード別にIDとパスワードを求められ(同じサイトなので同じIDは使えない)、もはやどれがどれだかわからない。
同じサイトにアクセス→カードブランドを選択→IDとパスワードを入力と進むのだが、どのカードがどのIDなのか怪しい。パスワードはセットでブラウザが覚えてくれているが、選択したブランドとIDが合わなくて弾かれるのに辟易していた。
頭の悪い私が、IDを WindCalmDC, WindCalmNICOS, WindCalmRecruit, WindCalmMUFG・・・みたいにすればいいと気づいたのは、かなり後のことである。
そうしてからですら、カードブランドを選び忘れていたりしてログインできないことがあった。
___
今日、何をしようとしていたときだったかもう忘れてしまったが(あ、iPhone の Wallet に登録しているクレカの利用履歴を見られるんじゃないかと思って触っていたときだった)、三菱UFJニコスのアプリをダウンロードすることを促され、素直にダウンロードすると、これがものすごいアプリであることがわかった。
なんだかよくわからないが、Moneytreeというシステムと連携させられ(MUFGの要請だから信用した)、そこにログイン情報を登録すると、すべてのクレカの利用状況が一覧できたのである。
当初はMUFGに限るのかと思っていたが、ありとあらゆる銀行や証券会社や電子マネーの口座残高、クレカの利用履歴、アマゾンやヨドバシのポイントから航空会社のマイレージに至るまで、このアプリ一つで把握できるのだ。
こんなすごいアプリがあることに今日まで気づかなかったなんて・・・
パソコンのアプリケーションがないのは残念だけれど、これからは、Bookmarkを頼りにそれぞれのサイトでしこしことログインする必要がなくなり、iPhoneで指紋認証するだけですむ。
つくづく、時代はパソコンからスマホへ・・・だなあと思う。
(パソコンでも Moneytree のサイトにログインすれば一覧できるが)
でもこれ、セキュリティは大丈夫なんだろうか。セブンペイみたいなことにならなければいいんだけれど。
追記:結局のところ、Moneytree がすごいようです。これを知らなかった私は情報弱者でしょうか。
最近のコメント