◆「年収1千万円」の凄さ
あらかじめ断っておかなければならないが、私の年収は1千万にはるかに届かない。
だが、ちょっと名の知れた大企業であれば、たとえば「45歳課長」くらいで、年収は1千万円程度になるはずである。
だからこれまで、「年収1千万」にそれほど畏怖の念は持っていなかった。
ところが、ひょんなことから、年収1千万というのは、毎週20万円だということに気づいた(今さら・・・)。
平日1日にすると4万円で、それもすごいが、やはり「毎週20万円」のインパクトには及ばない。
土日祝日を休み、盆と正月を休み、雪が降っても風が吹いても、毎週コンスタントに20万円である。
年収1千万のそこのあなた、毎週20万円もらえるようなお仕事をしてらっしゃいますか?
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こういう、「自分がピンとくるように数字を操作する」というのはけっこう大事だとときどき思う。
国と地方の借金が1000兆円だとよく言われていたが(今はもっとだろう)、1万円の新札を積み上げると、100万円で1cm、1億円で1m、1兆円で10kmとなる。
借金の1/1000で、すでにエベレストを超えるのだ。
1000兆円を積み上げると、あっさり宇宙に到達し、なんと1万kmになる。地球の赤道半径(6378km)をはるかに超えた、ものすごい位置まで積み上がることになる。
国際宇宙ステーションが飛んでいる軌道の、ざっと25倍の高さである。
そう考えて初めて、1000兆円の凄さが理解できる。
あるいはまた、毎日1億円使って、1000兆円使い切るのにどのくらいかかるだろうか。
毎日ですよ。1億円ですよ。
どうやって使えばいいのか途方に暮れてしまうが、それだけ使っても、2万7379年くらいかかる。はたして人類は存続しているだろうか。
(これが「毎日100万円」なら、273万7909年である。人類が生き残っていれば、間違いなく違う生物に進化しているだろう。)
1000兆円というのはそういう数字だ。
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スケールが極端に小さくなって恐縮だが、元に戻って毎週20万円の話・・・
もちろん手取りでないとはいえ、それだけあればどんなに贅沢ができるかと想像するのだが、年収1千万円の人ってわりとざらにいるはずである。
あ、だから酒を飲んだりウーロン茶を注文したりできるのだろうか ^^;
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