●愚かな電子制御
先日のこと、車のエンジンを始動したところ、回転にばらつきがあってちょっとした振動を感じた。
隣に乗っていた息子はまったくわからないという。
「ほらほら、回転が安定してないやろ」などとしつこく確認すると、「そういえば・・・」という感じである。
インパネにはオレンジ色のエンジンマークが点灯したままなのに気づいた。
そのうち、EPCという表示(後で調べると、Electric Power Control ≒ 電子出力制御 のことらしい)も不気味に光った。
マニュアルを取り出して調べると、「エンジン電子制御装置の不良」「ゆっくり走行してディーラーへ」とある。
こないだ、ディーラーではない遠方の整備工場で1年点検を済ませたばかりであり、何となく敷居が高い。整備工場は遠すぎる。
それに、お金もかかりそうで気が重い。
ただ、ちょっと不安定にばらつくアイドリング音を聞くうち、原因の見当がついた。
おそらく、4気筒のうち1気筒(もしかすると2気筒)がカブって失火しているのではないかということだ。
(「カブっている」というのは、濃すぎる混合気のために点火プラグが濡れた状態になり、火花が適切に飛んでいない状態のことです。)
かつて、同じ原因でエンジンがかからなかったことがあったし(その時は、まさか現代の電子制御エンジンがカブるなんて思いつかなかった)、数日前に車止めのブロック位置を調整するためにちょっとだけエンジンをかけて車を前後させたことを思い出した(エンジン始動時は混合気が濃いので、そのままエンジンを切ったりするとカブることがあります)。
案の定、少しアクセルをふかすと回転は安定し、いったんエンジンを切ってから再度かけたときには落ち着いていた。
息子と2人、ひさしぶりの天下一品(ラーメン屋)に着くころにはエンジンは快調で、昼食後はまったく何ごともなかったかのようだった。
いつかのように大ごとにして恥をかいたりせずにすんでよかった ^^;
それにしても・・・
前回といい今回といい、何が「電子制御式燃料噴射」だよと思う。所詮は、100年前のエンジンと同じ理由で不調になるのである。
さらに許せないのは、「エンジン電子制御装置の不良」などではぜんぜんないことである。プラグがカブっているだけなのだ。
プラグかぶりかどうかも判断できないで、何が電子制御か、何がコンピュータ診断かと思う。
電話が進化して、「カメラ付きコンピュータ(通話もできます)」になっていったのと同様、車も進化して「居室付きコンピュータ(移動もできます)」になっていく途上にある。
しかし、30年経っても50年経っても、すべてが「電気自動車」になっても、似たようなバカげた「電子制御」が残るんだろうなという気がする。
内燃機関としてのエンジンはなくなって、プラグがカブることはなくなるにしても。
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