■大阪ガスから「電気料金【青天井値上げ】のお知らせ」が来た
(以下、tweet したのを増補改訂(笑)したものです。)
関西電力よりはましか・・・と思って、大阪ガスから電気を買っていたのだが、「電気供給約款等の改定のお知らせ」というダイレクトメールが来た。
封筒の表には「今回の変更に伴う特段のお手続きは不要です」と朱書きしてある。手続き不要なのであれば・・・と、多くの人は、開封せずに捨てるかもしれない。
しかしその中味は「青天井の値上げのお知らせ」なのである。それならそうと、「青天井の値上げのお知らせ」 と朱書き大書すべきだ。
中味を詳しく読んでも、どこにも「値上げ」の文言はない。
「燃料価格の変動を電気料金に反映させていただく」のみだ。
せめて「変動」ではなく「上昇」と書いてあればまだ良心的だが、あくまでも誤魔化そうという姿勢しか感じられない。
燃料価格が上昇していることは事実だし、それに伴って値上げせざるを得ないのも仕方のないことかもしれない。
「関西電力も同様なら、確かにわざわざ「特段のお手続き」をする必要もないかな・・・」と思いつつ、案内にあった大阪ガスの「お問い合わせ窓口」に電話して聞いたのだが、関西電力が同様の値上げを行うかどうかは「把握していない」という。
そんなバカな。
調べると、既存の大手電力10社は、規制に縛られていて、現状では末端個人消費者に対する同様の値上げができないらしい。
おそらく、関西電力だって、いずれ認められれば同じような「料金改定」(=青天井値上げ)を行うだろう。
だが、少なくとも現状では、大阪ガスと同様の値上げは予定していない。そのことを大阪ガスが知らないはずはないのである。
「把握していない」などとは、まさに政府の国会答弁を髣髴とさせる逃げ口上だ。
「関西電力では、少なくとも現在、同様の値上げは予定しておりません」と正直に答えず、「把握していない」とオペレーターにしゃあしゃあとウソをつかせるとは、悪質極まりない。
もし予定していれば、「把握していない」などとは言わず、「関西電力でも同様の値上げがありますよ」と答えたことだろう。
わざわざ関西電力から乗り換えてくれた顧客を騙すかのような今回の「電気供給約款等の改定のお知らせ」は容認できない。
「今回の変更に伴う特段のお手続きは不要です」との朱書きも悪質だ。
「きちんとお知らせしました」という体裁は整えつつ、契約者が青天井値上げに気づかないことを狙っている。
わかりやすいグラフを添えて説明したりしているのがせめてもの良心か・・・と思っていたが、むしろ体裁を整えることの方に眼目があるのかもしれない。
このやり口が気に入らないため、契約を関西電力に戻すことを考えている。
いや、関西電力はもっと悪質でしょ・・・と言われれば、たぶんそうだろう。
ただ、私個人に悪質さを直接露呈してきたことはない。
でも、どうせいずれは・・・とも思う。
いったいどこから電気を買えばいいんだろう?
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