★今年はポルトガルへ その2
いつも言っていることだが、ポルトガルに行こうと思うまで、まったくといっていいほど、何も知らなかった。
知っている地名は、リスボンとロカ岬、かろうじてポルトのみ。
それぞれ、首都、ユーラシア大陸の西端、ポートワインの産地(積み出し港)として有名だ。
他はすべて、初めて聞く。世界遺産も17あるというのだが、一つとして知らなかった。
いちばん安いチケットを求めて日程を決めたこともあり、滞在日数が長くなったので比較的余裕がある。
リスボンを起点に、最南部は割愛して反時計回りに一周すると、行こうと思えば、(離島にあるもの以外の)14の世界遺産をすべて訪れることも可能だ。
宿を予約するときに、この辺かな・・・という感じで適当に場所を決めると、次の日の宿まで車で1〜3時間というのがふつうだった。
意外と?狭いのである。調べると、日本の1/4程度しかなく、北海道より1割ほど大きいだけだ。
まだ2度目のヨーロッパだった1999年、小学1年生を連れて同じくらいの日程でドイツ・ルクセンブルク・フランス・モナコ・イタリア・スイス・オーストリアを回ったことを考えれば、そうとう余裕がありそうだ。
そうそう、人口もわずか1000万人ほど。ポルトガル語を話す人口全体の4%くらいか。ブラジルが80%以上、モザンビークやアンゴラなどのアフリカ諸国、および、東ティモールとマカオで残りを占めているらしい。
そのせいで、iOS 版の Google翻訳には、ポルトガルのポルトガル語が存在しない。あるのはブラジルのポルトガル語で、Excuse me ひとつとってみても違うらしいのである。しかたなく、ブラウザ版を主に利用することにした。
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ポルトガルを選んだ理由は、まだ行ったことのないヨーロッパの国であることと、治安がよくて(日本よりいいという)物価が比較的安いことである。
2022年ごろからか、物価高に関しては恐ろしい話をさんざん聞かされたので、もうヨーロッパやアメリカには行けないんじゃないかという感すらあった。
だが、ポルトガルの宿を予約してみると、リスボンを除けば、2人で1泊60〜90ユーロ(1万〜1万5000円程度)で、70ユーロ以上の宿は朝食込みである。それなりに広くて快適なところを選んでこれくらいなら、まだ日本よりもかなり安い。円安さえなければ、8千円〜1万2000円といったところだ。
レンタカーも日本よりは安い。ひさしぶりの左ハンドル右側通行マニュアルトランスミッションだが、まあ何とかなるだろう。
問題は、水が有料であることも含めて、食事がどうなるかである。
強烈に物価が高いアイスランドに行くときに、初めてインスタントラーメンやレトルトカレーを持参したが、今回も少しは持っていくつもりだ。
《続く》
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