◆千円の「ごほうび予算」
「月1千円「ごほうび予算」で非日常の潤い」という記事を読んだ。
漫画家・おづまりこさんは、月に1千円程度「ごほうび予算」として好きな物に使っているという。
私は、もうそれなりの人生経験を積んでいるので、こういう話から何かが得られることはほとんどないのだが、これはちょっと面白いなと思った。
みなさんはどうか知らないが、うちは、私も家人も(おそらくは息子も)、何か買うときに一つずつ、それが金額に見合うかどうかを検討する。
・・・というと大げさに聞こえるが、もちろん、ほとんどは瞬間的な判断だ。
これをやると、50円でも高いものは高いし、3000円でも安いものは安い。
ただ、それぞれに(主観的な)価値見合いを求めるので、それに合わないものを購入する機会がぐっと減る。
例にあげて申し訳ないのだが、たとえばイチゴだ。
以前は一パック400円くらいがボーダーラインだったが、今や800円とか1200円とかで売られているので、とても買う気になれない。
毎回毎回買う気になれないので、気がつくと1度もイチゴを食べないまま1年が過ぎる・・・みたいなことになってしまう。
スイカなんかもこれに近い。
そういうことを避けるため、おづまりこさん的な予算を設定し、それに関しては金額を気にせず欲しいものを買うことにすればいいのだ。
おづさんには申し訳ないが、月に1000円ではあまりにも少なくて子どもみたいなので、週に1000円ということにする。
そうすると何と、年に1度も食べられなかったイチゴを、毎週だって食べられるのだ!
それにかかる費用は、月にたったの?4000円。
目から鱗である。
使わなかった週は次の週へと繰り越せることにすれば、4000円、8000円、1万2000円・・・と、金額を気にせずに使える額が毎月増えていく。
・・・といっても、買いたいもの、したいことが思い浮かばないのが情けないのだが、コストパフォーマンスを考えずに自由に使えるとなれば、そのうち使いみちも出てくるだろう。
とりあえず、イチゴを買って、季節になればスイカを買って桃を買って梨を買って・・・
なあんだ、高くて買わなかったものって果物ばかりじゃないか。
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