2020.12.06

★苦節?半世紀

 苦節?半世紀、とうとうちゃんとしたラジコンを手に入れた。
(いま初めて知ったんですが、「ラジコン」って登録商標なんですね。びっくり)

 ここまでの道のりは長かった。

 昭和生まれの少年にとって、(一般名詞としての)ラジコンは常に憧れの的であった。

 最初に手に入れたのは、レフティRXというもの(任天堂だったんですね)。

 ボタンを押すと直進、離すと「スリリングにカーブを切ります」(TVCM)という謳い文句だったが、要するに動力がなくなってスプリングの力でタイヤが左を向くだけ。
 つまり、左折しかできない車である(だから lefty)。絶妙なタイミングで再度ボタンを押さないと、直角に曲がることすらむずかしい。
 そして、すぐに電池がなくなって動かなくなるのだが、これも「充電は極めて簡単」という謳い文句に嘘はないものの、極めて長い時間がかかるたいへんなもので、イメージとしては、5分遊ぶと1時間は何もできないというシロモノであった(訂正:ネット情報によると、2〜3分遊んで同じくらいの充電時間だったようです)。

 当時の価格で5千円くらいだったと記憶している。
 今の物価だと5万円以上ではないだろうか。
 デパートで大もめに揉めた挙げ句、「1台だとまた取り合いになってケンカばかりするから」という理由で兄の分と2台買ってもらったのだが、よくもまあ、買ってくれたものだと思う。
 にもかかわらず、上記のような事情もあって、うれしかったのは最初だけ。それほど遊ばず放置することになったような気がする。

 小学校高学年になると、「Uコン」というのがはやった。

 これはエンジンを積んだ飛行機で、そこは本格的なのだが、何しろラジオコントロールではなく、主翼の端からワイヤー?を2本引っ張り、その端をU字型のコントローラーの先端に結びつけ、それを持った人間が円の中心にいて、そのワイヤーを半径(10メートル強か)として、人間がぐるぐると回りながら飛行機に円を描かせて飛ばすというものであった(おわかりになるだろうか?)。

 それでも十分憧れの対象だったのだが、これはたぶん高価すぎて、親にせがむということもなく、中高生?が遊んでいるのを見学するという感じだった。
 同級生もたしかひとりだけ持っていたのを覚えている。

 ・・・というような調子で半世紀の歴史を遡っていくととんでもないことになりそうなのでこの辺にしておくが、息子が生まれてからは、子どもをダシにして、(おそらく)車3台、戦車1台、飛行機1台、ヘリコプター1台のラジコンを経験した。
 車と戦車はちゃんとしたラジコン(うち車1台と戦車はけっこうな大きさの本格派)なのだが、肝心の息子はそれほど興味を示さず、私自身もなにごとにも夢中になれない移り気かつ飽きっぽい性格なので、購入当時はそれなりに楽しんだものの、どれもそれきりになっている。

 あ、車のラジコンについて書いたものは、このブログにもあるはずだ。

 飛行機のほうは完全なオモチャで、飛ぶには飛ぶのだが、ちょっとした風でもすぐ流されてしまう。確か初飛行の日に、近所の低層マンションの屋根に乗ってしまったのを必死の思いで回収したのは覚えているが、にもかかわらず、その後遊んだ記憶がない。

 ヘリコプターは、飛行機仲間の忘年会?の景品でいただいた。これも小さなオモチャだが、何しろヘリコプターなので操縦がむずかしく、結局は一度もまともに飛ばなかったと思う。
 ___

 前置きが長くなった。

 苦節?半世紀、とうとうちゃんとした「ラジコン」を手に入れたのである。

 もはやだれもラジコンとは呼ばないが、幼いころから憧れたラジコンの究極形であることは間違いない。

 そう、ドローンというやつだ。

 DJI Mini 2 という、この11月に発売された最新機種。やや値は張るが、買う気が失せるほどではない。その素晴らしさはとてもここでは書き切れないので、メーカーの宣伝を見てほしい。
 これが、あの「レフティRX」と(物価を考えれば)それほど変わらない値段だというのはすごい。まあ半世紀近い時間が流れているのだから当然か。

 相変わらず短い時間(15分ほど?)しか遊べず、すぐに充電が必要になるのだが、初めから電池が3本ついてくるセットがあるのもありがたい。

 iPhoneに代表されるスマートフォンの使用が大前提になっていて、持っていなければそもそも飛ばせないのだが、それにも逆に感心した。
 スマートフォンの可能性をこんなふうに広げるなんて。

 あと、買ってからわかったのだが、これはむしろ、ラジコン飛行機というよりは、コンピュータ制御の空撮用カメラである。
 ちょうど、iPhoneが、電話というよりはむしろ、コンピュータ付きカメラであるように。
(それにしても、みんなカメラが好きなんだなあ・・・)
 ___

 結局手に入れることのなかった、そしておそらくこれから一生手に入れることもない、本格的なラジコン飛行機は、そもそも初心者は飛ばすことすらできない。
 離陸させて空中で種々の機動をさせることならなんとか可能かもしれないが、上手に着陸できなければ、初飛行が最終飛行になってしまうからである。

 ドローンもそうなるのではないかと、ひそかに恐れていた。
 墜落して壊れると、6万円である。
 壊れたら安く交換してくれるという1年保険が6160円で用意されているが、入っていない。

 しかし、それなりに手のかかる理解と手続きを経て、リビングでの初飛行を終えるころには、これなら大丈夫だと安心した(のを後悔しないことを祈る)。

 なにしろ、

1.自動で離着陸できるし
2.何も操作しなければ、同じ場所でホバリングを続けているし
3.まったくの初心者でも操縦は驚くほど簡単

なのだ。

 何という夢のような飛行機・・・

 ただ、これでは操縦の楽しみというものがそれほどないのではないかとも思ったが、なあに、これは飛行機ではなく空撮用カメラなのである。
 カメラとしての楽しみは、けっこうありそうだ。
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 とはいえ、なにごとにも夢中になれない移り気かつ飽きっぽい性格・・・

 苦節半世紀、理想に近いドローンを手に入れても、それは変わらないだろう ^^;

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2006.01.29

■教訓・・・

 「大人買い」したフルタのチョコエッグ。早くもちょっと後悔している。繰り返しますが、まあ1500円なんですけど(笑)

 箱には、「13種+1」と書いてあって、イラストから読み取れるのは、ボーイングの「747-400」(いわゆるジャンボ)と「777-200」、それに、マクダネル・ダグラスの「MD-11」の3機種。
 「世界にはばたく充実のラインナップ」というロゴに、各航空会社のマーク。

 これなら、だれだって、他にいろんな飛行機が入っていると思うじゃないか!! だが、次から次とジャンボばかり出てくるので、おかしいと思って見てみると・・・

 実はこの3種のみなのだ! 「+1」はシークレット扱いだが、ミエミエのDC-3で、それを入れても都合4種ということになる。

 10個も買ったのに!!

 では詐欺かというともちろん?そんなことはなくて、一つ買って開ければ中にラインナップを書いたパンフがあり、要するに上の3種の飛行機で、各航空会社によってペイントが違うというだけのことなのである。
 こんなことならとりあえず一つだけ買っていれば・・・ 後の祭り。

 13種の内訳は、ジャンボ×8、777×4,MD-11×1。ジャンボと777はもう出たので(そして、シークレットはなかなか出ないだろうから)、あとは、たった1個のMD-11が残りに入っていると期待するのみ・・・

 まあ、ジャンボ機の大編隊を作るなりペイントの違いを楽しむなりの余裕を持てばいいんでしょうけどね。はあ・・・

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2006.01.25

■「大人買い」

 そういった行為とは無縁に生きてきたために知らなかった単語「大人買い」。知ってからも、実行することはまずなかった。
 が、息子が欲しがったせいもあって、思い切って大人買い。これだけ思い切ってもまあ1500円なんですけど・・・

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2005.10.16

◆初めての?ゴーアラウンド

 あっという間に1週間。ばたばたしてたんだなあ・・・

 久しぶりに飛んで、琵琶湖を見物してきた。

 それはそれとして、久しぶりだったので最初に離着陸の練習をした。
 飛ぶ前からなんとなく不安だったのだが、悪いことは重なるもので、(たぶん)1年以上ぶりの滑走路、09。いつもは西に向けて離発着するのに、今日は東向き。話は全然違うが、久しぶりの外国で、見知らぬ街・左ハンドル・右側通行、というのに近い。
 それに加えて北風。つまりは、ほぼ真横から吹いている。それほど強くないとはいえ、面倒なことに変わりはない。

 久しぶり、かつ、慣れない地上目標にドキドキ。場所と連動しているために、着陸手順も安定しない。滑走路間近。不安なものだから、失速しないようにとスピードを多めにする。さらに、近づいてくる地面が恐くて引き起こす。典型的な「下手の高起こし」である。
 順調に?降りていた機は、当然のように、また浮き上がろうとする。修正。引き起こし。また浮く。修正。まだ高い・・・
 慌ただしく操作しながら、ゴーアラウンドを決意した。つまり、このまま着陸せずにもう一度飛び上がるのだ。

 飛行機の操縦を習い始めて最初のころ「少しでも危険を感じたら、ためらわずにゴーアラウンドすること」というのを教わった。テキストにもそう書いてある。だが、訓練のために教官に指示されてゴーアラウンドしたことは何度もあるものの、「危険を感じて」ゴーアラウンドしたことなんてただの1度もない。

 だが今回は、「久しぶりだし条件も悪いし、ちょっとでも変になったらゴーアラウンドしよう」と考えていたせいもあって、初めて実際のゴーアラウンドとなった。おそらく、いつもならあのまま降ろしていたろうし、実際、降りられただろうとは思う。
 でも、いい経験ができてよかった。

 その後、着陸を2回練習し、琵琶湖へ飛んで戻ってきた。
 全部で、ゴーアラウンド1回、着陸3回。相変わらずの09で横風だったが、3回とも、まあまともに降ろすことができた。
 ただ、最後の着陸、北から進入して09というのは、もしかすると初体験かも。地上の目標物がどうしても思い出せないということはつまり、そのコースで訓練を受けていないのだ。自分で飛んだ記憶もない。

 それにしても・・・毎日毎日アメリカで離着陸訓練に明け暮れていたときは、我ながら上手に降ろせていたと思う。悪条件だろうが初めての空港だろうがほとんど何の問題もなかったし、不安もなかった。
 飛ぶ間隔が長くなってくると、微妙な不安が頭をもたげてくる。それでも、今日のような経験をするまでは、心の底では舐めている。

 ベテランの自家用パイロットたちが「技量維持」に神経質な理由が、ようやくわかりかけてきた。

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2005.05.30

■近すぎる秘境(その1)

 久しぶりに大台ケ原に行ってきた。「近畿の屋根」と呼ばれる山深い秘境で、日本一の多雨地帯としても知られる、奈良・三重県境の高原である。

 いつ行っても野生の鹿がいる。奈良公園のそれとは違って、本来の生態をかろうじて失っていない。こちらと目が合うと、しばらくそのまま佇み、次の瞬間には身を翻して距離を取る。
 見たことはないが、ツキノワグマやヤマネやテンもいるらしい。

 もちろん、目当ての一つは鳥見。ミソサザイを堪能、ビンズイやオオルリの囀りを楽しむことができた。
 これに先立ち、大台ケ原の西に位置する大普賢岳の山裾、和佐又山では、ホトトギスやアオゲラにも出会えた。姿こそ見せなかったが、アカショウビンの囀りを何度も聞けたのは僥倖と言っていい。

 和佐又山は暖かかったが、大台ケ原の寒いのには参った。「寒いぞ」と家族に警鐘を鳴らしつつも実はなめていて、まさかのために持っていったつもりの薄手のセーターの下にベストまで着こんでもまだ寒かった。
 牛石が原で弁当を食べているとき、一瞬ガスに包まれて周囲が真っ白になり、大粒の雨までぱらついてくるに及んで、どうなることかと思った。息子はのんびりと弁当を食べ続けていたが・・・

 そういえば、この日、前日に遭難した方の捜索が行われていた。われわれと同宿するはずだった人が、一晩中宿に帰ってこなかったのだ。まさか東大台で遭難するとも思えないが、捜索の警察官が巡回していた。

(つづく)

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2005.05.27

■絶妙! ツバメ帰り

 ツバメは、バードウォッチャーならずともなじみの多い鳥だ。「ツバメ返し」と呼ばれる空中動作と独特の飛翔型から、肉眼でもすぐにツバメ類だと判断できる。また、ビルや人家などに巣をかけることが多く、昔から幸運を運ぶ鳥とされてきた。

 そのツバメの営巣が東京駅周辺で激減しているという(asahi.com)。

 そのせいでもないだろうが、ここ関西の私の家の近くでは、例年になくツバメを目にするような気がする。今日は初めて、職場にあるビルでの営巣を確認した。

 ヒナはまだ孵っておらず、夫婦で卵を温めている段階らしい。1羽で巣を守っているが、しばらく見ていると相棒が帰ってきて、絶妙のタイミングで交替する。

 その間、約 0.2 秒!

 1羽が巣を後にすると、瞬きするほどの間にもう1羽が巣に入り、すぐに卵を温める態勢になる。外敵から子どもを守り、効率よく卵を温めるために進化した結果だろう。

 ・・・そういえば、息子が小学校1年生になって間もないころ、予定が狂って夫婦とも下校までに帰ってやれないことがあった。いるはずの親がおらず、鍵もなくて家に入れなかった息子がわんわん泣いているのを、近所の方に保護してもらった。たしか、ものの十数分の差で帰ってきたと思うのだが。

 あのツバメなら子どもをそんな目に遭わせることはあるまい。子育てをする動物にはしばしば感心させられる。

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2005.05.15

■平城宮跡北側で鳥見

 愛鳥週間だということで、奈良県主催の探鳥会。思いがけず、野鳥の下敷きや冊子、シャープペンシルなどをもらってトクした気分(笑)
 冊子は何と、22年前から版を変えずに増刷を重ねたもので、載っている双眼鏡は、私が自分で買った最初の双眼鏡。なにやら嬉しいような時代錯誤のような。

 ヨシガモ・ケリ・ダイサギ・セッカなどが収穫。後で、アマサギがいたとか、ヒクイナの声を聴いたとか・・・ おいおい、言ってくださいよ。

 県の担当者、あれが仕事だとは羨ましい。まあ、年に1回のことかもしれないけれど。
 それにしても、そこそこ興味を持っている担当者と、いやいや仕事をしてるようにも見える担当者の落差が大きかった気がする。適材が適所に配属されるとは限りませんからね。

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2005.05.08

■悪いことはできませんね

 大阪府枚方市にある山田池公園でバードウォッチング。

 オオヨシキリを今年初見。絞り出すような騒々しい鳴き声。さえずっている口の中が炎のように真っ赤に見える。
 コムクドリ(残念ながら?雌)の出現は望外の喜びだった。本州中部以北で見られる夏鳥で、今日見られたのは、南方からの渡りの途中なのだと思われる。もちろん初見。
 早朝には下のエントリに書いたサンコウチョウも出たそうだが、やはり見られなかった。

 さて、先日までその存在すら知らなかった場所に生まれて初めて行ったにもかかわらず、その中でも何でもないマイナーそうな場所で、職場の同僚とばったり会う。同僚は鳥見に来ていたわけではないので、ものすごい偶然に思えた。
 出先で知り合いに会うことなどほとんどないのに、不思議なものである。

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2005.05.04

■来ない野鳥を待ちながら

 大阪南港にある野鳥園。埋め立て途中で干潟の重要性に気づいて整備したという公園だ。保護を優先していて海辺には近づくことができず、予算不足からか植栽は荒れ放題の印象を与える。
 まあ、どちらも、野鳥にとってはいいことかもしれない。ゴールデンウィークのど真ん中だが、展望塔を出れば人影もまばらである。

 あまり好きでもなく興味もなかったシギ・チドリ類が多い。なぜか小鳥が好きなのだ。トウネンなんて初めて聞いた。図鑑によると「もっともふつうのシギ」なのだそうだが。
 ほかに、チュウシャクシギ・キアシシギ・メダイチドリ・シロチドリなど。自分たちだけでは同定できたかどうか怪しい。幸い、親切なバードウォッチャーの方にいろいろ教えていただいた。
 水鳥以外では、モズを間近で観察、アカハラも見られた。あとはセッカの鳴き声。

 その方と別の場所で3回も一緒になる。なにせ狭いのだ。その3回目。

 なんと、サンコウチョウが来ているという。誰もが垂涎の幻の鳥だ。昨日入ったらしく、明日には抜けるのではないかとの話。渡りの途中のごく短い間だけ出会える貴重な機会だ。
 さっき見たというお二人と、自分は見なかったというお一人に混じってしばらく待つことにした。

 ・・・もちろん来ない。

 三脚にとりつけたカメラや望遠鏡を脇に置き、胸に双眼鏡をぶら下げて道ばたに座っているわれわれを、不思議そうに見ながら人々が通る。
 梢を見上げる視線に誘われてそちらに目を向ける人もいるが、新緑の木々があるだけだ。「ほら、鳴いてる」と子どもに教えたりしても、残念、それはバードウォッチャーが見向きもしないヒヨドリである。

 一人だけ、好奇心を抑えきれずに何をしているのか聞いてきた人がいた。名前を言ってももちろんご存じない。図鑑を示して「これを待ってるんです」と教える。どう思われただろう? やっぱり変ですか?

 20分ほど待って、諦めて展望塔に戻る。帰り、同じ場所を通りかかると、気長に待っていた方が、あれから2度見たという。うーむ、無念。また20分待つが、やはり来ない。
 縁がなかったのだろう。

 待っている間、すごく特徴的で不思議な囀りを聞いた。サンコウチョウではない。一緒にいた方もご存じなかったようだ。あれは何だったのだろう。

 あ、ビデオを持っていたんだった。録音しておけば良かった。今の今まで気づかなかった・・・

 今日で、同定できた日本の鳥がちょうど100になった。ええ、数えてますとも ^^;

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2005.05.01

■雨ニモ負ケズ

 今日は大阪北部、箕面の探鳥会。滝の上の大日駐車場に車を置いて集合場所の阪急箕面駅まで歩いたら、必死で歩いてもたっぷり30分以上かかってしまった。のんびり鳥でも見ながら30分、と思っていたのだが。

 キセキレイオオルリ・メジロなどを楽しんだが、雨模様になってきたので、11時ごろ、箕面の滝付近で解散。あとは小グループに分かれて自由行動ということになる。

 植物に詳しい方の後について、木々や草花ウォッチング。

 鳥も、解散後、カワガラス(小鳥のくせに水上や水中を泳ぐ)・ホオジロ・カケスの姿にキビタキの声。

 それにしても、新緑の木々と花、春の草花が美しい。けっこうな降りになったのだが、雨の中、傘をさしてハイキングをしていて苦にならないのだ。こんなことは初めてである。

 川沿いの木々を眺めながら、なぜか「切なくなるほど美しい」というフレーズが浮かんできた。涙が一筋流れるまであと一歩というところだった。

 すぐそこにある身の回りの自然美に感動するにも、才能と経験と年輪が必要なようだ。才能はともかく、残りの二つは馬齢なりに少しは蓄積されてきたのだろう。

 バードウォッチングやネイチャーウォッチングをなさる方々の年齢層が高い理由が初めて説得力を持って理解できたような気がする。

 歩行2万3300歩。

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