2021.03.14

●愚かな e-Tax

 キカイに疎い家人の確定申告を一緒にやった。
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 「スマートフォンで確定申告ができます」
 「確定申告はスマートフォンで」
 「スマートフォンでの申告がさらに便利に!」
 「e-Taxをご利用ください」
 「e-Taxならこんないいこと」

 国税庁のサイトでもテレビCMでもかまびすしく、税務署から送られてくる書類にもそう書いてある。

 ところが・・・

 マイナンバーカードが必要だし、iPhoneなら7以上が必要ということで、ハードルがかなり高い。

 幸いクリアしているので、昨年度のデータの読み込みから始めると、まず「パソコンで保存したデータは利用できません」という先制パンチ。

 マイナンバーカードを何度も読み取らせるのにも辟易する。
 ただ、その甲斐あって、住所や氏名などが自動入力されたのにはちょっと感動した。

 にもかかわらず、申告書作成画面では結局また手入力させられる。パソコンと違って入力が面倒だ。
 さっき読み取ったデータは使わないのかよ !?

 やりたかったのは譲渡損失の繰越が中心なのだが、どこまで入力しても譲渡所得も損失も入力できないまま、最後まで行ってしまって提出寸前になった。
 間違ったことはしていない。が、どうしても譲渡所得が入力できそうにない。

 ネットで調べると、なんと、譲渡所得(損失)がある人はそもそもスマホでは確定申告できないというのだ!

 何だよそれ。

 それでよく

 「スマートフォンでの申告がさらに便利に!」

なんてバカなことを言うよなあ・・・

 株でちょっと損を出したとか、その程度の人すら、スマホでは確定申告できないのである。
 事業所得や不動産所得があってももちろんダメ。
 利子・配当所得すらダメ。

 それで、「スマートフォンでの申告がさらに便利に!」なったんだったら、これまではどれほど不便だったのか。

 サラリーマンならふつうは職場で年末調整するから確定申告は不要だし、確定申告するような人は株の譲渡所得(損失)や配当所得などがある人が多いはずだ。
 どんな狭い層をターゲットにしているのか。
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 さて、あきらめてパソコンでやろうとする。

 今度は ICカードリーダーが必要だ。もちろんそんなものは持っていない。
 パソコンにスマホをブルートゥース接続して ICカードリーダーとして使うことができるというので、それなら・・・とぬか喜びすると、iPhone にも Mac にも対応していないという。
 Mac はともかく、日本にあるスマホの6割ほどが iPhone だというのに、どこまでやる気がないのか・・・

 結局は、パソコンにしこしこと入力していき(去年のデータが使えたのは幸いだったが)、最後は紙に印刷してハンコまで押さなければならない。
 河野さん、平井さん、何とかしてくださいよ。

 さらには!

 マイナンバーカードの裏表をコピーして、台紙に糊付けする必要がある。

 ICチップのついたカードのコピーをハサミで切り取り、糊を塗って貼り付けたりしていると、情けないやら可笑しいやら腹立たしいやら、なんとも言えない気分になる。

 うちにはマイナンバーカードも、その読み取りに対応したスマートフォンも、最新に近いパソコンもあるのである。それでもこれしか方法がないのだ。

 申告書は8枚もある。これにまた、社会保険料控除と生命保険料控除(必要があれば小規模企業共済等掛金控除・地震保険料控除・寄附金控除関係など)の書類を糊付けして封筒に入れ、郵送しなければならない。

 なんというバカバカしさだ。これが2021年の日本なのである。

 仕方ない、郵送はやめて税務署で提出し、ついでに直接税務署員と対面して ID とパスワードを発行してもらおう(対面しないと発行してもらえないのだ)。

 それでやっと、来年から e-Tax が可能になる。

 それでもなお、スマートフォンでは申告できない! orz

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2021.03.13

●タイヤの寿命

 きのう車のことをブログに書いたあとで、以前の文章をなんとなく読み返していると、新車を買ってから2年2か月後くらいにタイヤを交換していたことに気づいた。
 その時点で遅かれ早かれ替えなければならないくらい溝が減っていた」タイヤを、値上げ前のタイミングで交換した、とある。

 その時に、タイヤ屋の社長さんに「うるさいだけのタイヤや」と言われたオールシーズンタイヤに替えたのだが、それからまもなく4年になる。
 今年度はコロナ禍で走行距離が少なかったとはいえ、4年間では4万キロ以上走っている。最初にタイヤを替えた
のは、3万キロに満たないときだ。

 4万キロを走って、まだまだ「溝が減ってい」るというような状態ではないので、少なくとも「うるさいだけのタイヤ」ではなく、耐摩耗性にすぐれたタイヤだということがわかる(後記:調べるとまだ半分(4mm)以上溝が残っていた)。
 減らないタイヤというのは往々にしてグリップに乏しいので、必ずしもいいことだとは言えないが、グリップ不足を感じたことはないし、懐にはやさしい。
 ただ、雪道でもある程度の性能を確保するべく、コンパウンドは柔らかいはずなのだが、どうして持ちがいいんだろう?

 それはともかく、4年4万キロというのは、タイヤの交換を考えるのにちょうどいい時期かもしれない。たとえ溝はそれほど減っていなくても、ゴムは確実に劣化している。

 そういえば、奄美大島で借りたレンタカーのタイヤのサイドウォールにヒビが入っているのを見て、ちょっと不安になった。世間はそんな車であふれているとはいえ、自分の車のタイヤならそんなことは許せない。
 ほんとに文字どおり「タイヤは命を乗せている」(©ブリヂストン)し、タイヤと地面とのわずかハガキ4枚分の接地面積が「走る曲がる止まる」のすべてを担っているのだ。エンジンやブレーキやサスペンションやボディの性能がいかに向上しても、最終的にはタイヤ次第なのである。

 ・・・というわけで、次はどんなタイヤを履くか改めて考える必要がある。

 今のオールシーズンタイヤは、少しうるさい以外に欠点が見つからないんだけれど、いざという時の限界性能はやはりふつうのタイヤには劣るだろう。
 この4年、わざわざ雪道を走りにいったとき以外に役立ったことも一度もなかった。

 となると、やっぱりふつうのタイヤにするべきかなあ・・・ でも、雪道を一切走れないというのもイヤだなあ・・・

 まあ、もうしばらく考えてみよう。幸い溝はたっぷりあるし、ヒビはまったくない(はずだ)。

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2021.03.12

●愚かな電子制御

 先日のこと、車のエンジンを始動したところ、回転にばらつきがあってちょっとした振動を感じた。

 隣に乗っていた息子はまったくわからないという。

 「ほらほら、回転が安定してないやろ」などとしつこく確認すると、「そういえば・・・」という感じである。

 インパネにはオレンジ色のエンジンマークが点灯したままなのに気づいた。
 そのうち、EPCという表示(後で調べると、Electric Power Control ≒ 電子出力制御 のことらしい)も不気味に光った。

 マニュアルを取り出して調べると、「エンジン電子制御装置の不良」「ゆっくり走行してディーラーへ」とある。

 こないだ、ディーラーではない遠方の整備工場で1年点検を済ませたばかりであり、何となく敷居が高い。整備工場は遠すぎる。
 それに、お金もかかりそうで気が重い。

 ただ、ちょっと不安定にばらつくアイドリング音を聞くうち、原因の見当がついた。

 おそらく、4気筒のうち1気筒(もしかすると2気筒)がカブって失火しているのではないかということだ。
(「カブっている」というのは、濃すぎる混合気のために点火プラグが濡れた状態になり、火花が適切に飛んでいない状態のことです。)

 かつて、同じ原因でエンジンがかからなかったことがあったし(その時は、まさか現代の電子制御エンジンがカブるなんて思いつかなかった)、数日前に車止めのブロック位置を調整するためにちょっとだけエンジンをかけて車を前後させたことを思い出した(エンジン始動時は混合気が濃いので、そのままエンジンを切ったりするとカブることがあります)。

 案の定、少しアクセルをふかすと回転は安定し、いったんエンジンを切ってから再度かけたときには落ち着いていた。
 息子と2人、ひさしぶりの天下一品(ラーメン屋)に着くころにはエンジンは快調で、昼食後はまったく何ごともなかったかのようだった。

 いつかのように大ごとにして恥をかいたりせずにすんでよかった ^^;

 それにしても・・・

 前回といい今回といい、何が「電子制御式燃料噴射」だよと思う。所詮は、100年前のエンジンと同じ理由で不調になるのである。

 さらに許せないのは、「エンジン電子制御装置の不良」などではぜんぜんないことである。プラグがカブっているだけなのだ。
 プラグかぶりかどうかも判断できないで、何が電子制御か、何がコンピュータ診断かと思う。

 電話が進化して、「カメラ付きコンピュータ(通話もできます)」になっていったのと同様、車も進化して「居室付きコンピュータ(移動もできます)」になっていく途上にある。

 しかし、30年経っても50年経っても、すべてが「電気自動車」になっても、似たようなバカげた「電子制御」が残るんだろうなという気がする。

 内燃機関としてのエンジンはなくなって、プラグがカブることはなくなるにしても。

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2021.02.19

◆懐かしいロシア民謡?

 珍しく、ロシア映画(「私のちいさなお葬式」)を見ていると、聞き覚えのあるロシア民謡(と思しき曲)が流れた。

 小学生のころ聞いたような懐かしいメロディで、何という曲だったんだろうと気になったので、口笛や鼻歌から楽曲を検索できるアプリを使って調べてみた。

 すると、ザ・ピーナッツの「恋のバカンス」であることが判明した。

 「ああなるほど、昔よくあったような、ロシア民謡に日本語の歌詞をつけた曲なのか」・・・と納得してから、「じゃあ、もとのロシア民謡はどんなのだろう」と気になって調べてみると、とんでもない事実が判明した(ただし、Wikipedia 情報です)。

 なんと、オリジナルがザ・ピーナッツの「恋のバカンス」(1963年)であり、作曲が宮川泰、作詞が岩谷時子だというのである。

 ではなぜ現代ロシア映画の中で流れるのかというと、ソビエトの国営放送局の東京特派員がこの曲を気に入って本国に持ち帰り、ロシア人の人気歌手がカバーして大ヒットしたのが起源だそうである。
 1965年のことだ。

 その後も歌い継がれて、「現在のロシアでも世代を超えた有名曲となっている」(Wikipedia)から、現行型のアウディQ7が出てくるようなロシア映画のバックに流れたりするのである。
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 そこまでわかっていちおうは納得したものの、「いや、待てよ」という気がちょっとした。

 最初に映画で聞いたとき、紛れもないロシア民謡だと思ったのは、おそらく先入観でも偶然でもない。

 曲調が、やはりどこかロシア的なのだ。

 その私の感覚が正しいとすると、当時流行していた種々のロシア民謡にインスパイアされて作曲された曲なのではないだろうか。
 作曲した宮川氏の脳裏にも、そのころには多くのロシア民謡が流れていたはずであり、その影響がこの曲を生んだと考えるのは、穿ちすぎではないはずだ。

 だとすれば、その曲がロシア人特派員の耳にとまり、その後ロシアでヒットして「ロシア人の中にはこの曲が日本で作られた曲であることを知らない人さえいる」(同)のも頷ける。

 ロシアからの種子が日本で芽吹き、母国でも花を咲かせたと考えると、なんだかちょっと楽しい。

 政治の話は抜きにして。

 追記:なんと、エンディングテーマまで「恋のバカンス」のメロディだった・・・

 (Карп отмороженный, 2017 Russia)

 (ロシア語の原題↑は「凍った鯉」、英語の題は「溶けた鯉(Thawed Carp) 」のようです。)

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2021.02.17

◆Adobe Photoshop Elements 2021 をドラッグ&ドロップで起動する方法

 検索してもすぐには見つからなかったのでメモ代わりに。

 Adobe Photoshop Elements 2021 を使いはじめたのだが、起動するとなんか面倒くさそうなスタート画面が表示される。
 そこから Photo Editor をクリックすると、Photoshop Elements が動く。この時点で2アクションあるのがすでに鬱陶しい。
 編集する画像ファイルを開こうとすると、File メニューから Open...ということになって、さらに面倒くさい。

 しかも、「Adobe Photoshop Elements 2021」と名前のついたアイコンをドックに配置しておき(あ、Mac を使ってます)、そこに開きたい画像ファイルを Drag&Drop しても開けない。

 これでは使い勝手が悪すぎるので、なんとか
1.一発で起動して
2.ドラッグ&ドロップでもファイルを開く
方法がないのかと検索しても、なかなか見つからなかった。

 Windows に関しては、「ここに exe ファイルがあるのでそれのショートカットを作って」みたいなのを見つけたので、Mac でも同様のことができるのではないかと思ったが、「Adobe Photoshop Elements 2021」と名前のついたアプリケーションアイコンでそれをやってもダメ。

 その後どうすればいいかわかったので以下に記す。

1.Mac のアプリケーションフォルダの中にある「Adobe Photoshop Elements 2021」というフォルダを開く
2.そのフォルダの中にある「Support Files」というフォルダを開く
3.そのフォルダの中にある「Adobe Photoshop Elements Editor」がアプリケーションの本体
4.「Adobe Photoshop Elements Editor」をドッグに持って行くなりエイリアスを作るなりする

 以上でふつうのアプリケーションとして、ダブルクリックで起動したりファイルをDrag&Dropしたりして使える。
 2021だけではなく、2020だとか2019だとか(あるいはそれ以前だとか)でも同様にできそうだ。

 (なお、私は MacOS の英語システムを使っていますが、日本語システムだと上記のフォルダ名やファイル名が日本語になっている可能性があります。)

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2021.01.23

■「「風」のコペルニクス的転回」の謎解き!

 3年あまり前、はしだのりひこ氏が亡くなった後に、「★「風」のコペルニクス的転回」というエントリを書いた。

 できればぜひお読みいただきたいのだが、要するに、

♪人は誰も ただ一人旅に出て」で始まり、
「そこにはただ 風が吹いているだけ」と続き、
「人は誰も 夢やぶれ振りかえる」で終わる1番の歌詞と、

その流れを引き継いで歌い上げる2番の歌詞が終わった後に、信じられないようなコペルニクス的転回が起こり、3番では

「♪振りかえらず ただ一人 一歩ずつ」
「振りかえらず 泣かないで歩くんだ」という

身も蓋もないとしかいいようのない「前向きな」歌詞が付け加えられていることを初めて知って、愕然とした、という趣旨である。

 なんだこの、「風」の世界観のぶち壊しは・・・と啞然として、冒頭にあげた文章を書いたのだ。
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 そのコペルニクス的転回の謎が、3年余の時を経て明かされた。

 作詞した きたやまおさむ氏自身が語った、「風」の「制作秘話」(本日付朝日新聞be掲載)によると、「きたやまさんが「ただ風が吹いているだけ」と《中略》余韻を残して終わらせようとすると」、作曲した「はしださんが「前向きな終わりにしたい」と抵抗した」というのである。

 そのために、「「振り返らずただ一人 一歩ずつ 振り返らず泣かないで 歩くんだ」を加えることになった」そうだ。

 「なるほど」と、それで腑に落ちるとともに、自分は きたやまおさむさんの感性と共鳴していたのだとわかって、うれしかった。

 きたやまさんと はしださんとは、後に「ある楽曲をめぐって仲たがいし、40年ほど連絡を絶った」という。

 40年・・・

 ただ、それもむべなるかな、私に言わせれば、「風」のときに仲違いしなかったのが不思議なくらいである。

 でも、40年後に「お互いの呼びかけで」はしださんと「再会した」きたやまさんは、今ふりかえる。

 「あの曲は、僕とはしだのきずな」だと。

 「いま人生を振り返っても、そこにはやっぱり、風が吹いているだけなんです」(きたやまおさむ(74))

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2021.01.01

■2021年1月1日

 あけましておめでとうございます。

 (おそらく)生まれてはじめて、親と会わない正月を迎えております。

 ついでというのもなんですが、息子と会わないのもはじめてです。
 まあ、先日も用事で帰ってきましたし、正月は気まぐれで帰ってこないだけですが。

 本年は、みなさまにとっても私自身にとっても素晴らしい年となることを祈念いたします。

 (下の写真がぼけているのはココログの仕様のようです。クリックしてご覧くだされば幸いです。)

20210101

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2020.12.19

★『Barnshelf の妖精』無料キャンペーン(笑)

 直前の記事に書いた、私の初めての商業電子出版による書籍?『Barnshelf の妖精 ──12月のある晴れた午後に100パーセントの女の子と出会うことについて』の無料キャンペーンを行います。

 しつこいようですが、ほんとはずっと無料で出したいと思うものの、Kindle の制限で5日間のみになります。

 日時は、日本時間12月23日の17時から12月28日の16時59分まで
(中途半端なのは、アメリカの太平洋時間が基準になっているためです)

 原稿用紙13枚くらいのすぐ読めるお話ですので、ブログをご覧くださっているよしみで、ちらっとでもご笑覧くだされば幸いです。

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2020.12.15

★はじめての?商業電子出版

 Amazon が運営している Kindle ストアに、電子出版の本?を出しました

20201215barnshelf-crop

 「よくもまあ、恥ずかしげもなくそんなことを・・・」というご批判は甘んじてお受けいたしますが、お許しくだされば幸いです。

 きっかけは、コンテンツさえあれば(それがなかなかないのですが)、だれでも簡単に商業電子出版ができることをたまたま知ったことです。
 自費出版ではありませんので、お金はかかりません。むしろ、読まれれば印税が入ります。

 「え? そんなことができるの?」という方と、「え? そんなことも知らなかったの?」という方にきれいに分かれると思うのですが、私は前者でした。

 半信半疑で出版手続きを進めていくと、当初考えていた「10分で」というのはさすがに無理でしたが、まあ小一時間もあれば、何もないところから電子出版までが完了しました(実際に売り出されるまでには、審査のために30時間ほどかかりました)。

 最初(最後にならないことを祈る)として、小手試しに、すでにここに掲載していた短編小説?を選びました。

 400字詰原稿用紙換算で13枚くらいなので、ぎりぎり短編小説を名乗れるようです(小説の体をなしていればですが)。

 漫画は無料のものを出版できるのですが、それ以外は有料のものしか出せません。仕方ないので10円にしようかと思ったのですが、キンドル側の制約があり、その下限の99円で出すことにしました。
 あのお話にそんな高価な値段をつけることには忸怩たるものがありますが、しかたありません。

 面白かったのは、あくまでも商業出版なので、印税にかかる税金の申告書類を、アマゾンの本社があるアメリカの税務当局!にまで出さなければならないことです。
 もちろん、住所や氏名やマイナンバーを入れるだけで、実際の手続きはアマゾンがやってくれるのですが、アメリカに出す実際の書類ができあがったときには、「おいおい、本気でこれを提出するのかよ」と驚きました。
 アメリカへ納める税金を免除してもらうための書類であり、当然のことながら、税率は0%です。しかし、万一売れた場合、日本への税金は発生します。まあ、免税範囲を超える心配は皆無ですが。
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 仕事関係では、少ないながら、出版とは昔からそれなりに縁がありました。DTP(Desktop Publishing)や電子出版が言われはじめたころも、その現場の隅っこのほうから様子をうかがったり参加させていただいたりしていました。

 しかし、まったくのプライベートな電子書籍を、しかも商業出版の形で出すのは初めてです。もろもろの登録手続きは終わったので、次回はほんとに10分で出版することが可能です。次回があれば、ですが。

 いやあ、それにしても、自分の書いたものが最初に活字になってからン十年・・・ ほんとに、「思えば遠くへ来たもんだ」ですね。

 『ちびまる子ちゃん』の さくらももこ は、エッセイストになるために漫画家になったそうですが、私はエッセイストになるために小説家になりたかったのです(ならべるなよ)。

 小説家もエッセイストも99%諦めておりましたが、誰も読まなくてよいならば、著書数十冊?のエッセイスト(小説家は無理)になれる可能性が出てきました。
 時代がやっと、私に追いついてきたのかもしれません(笑)

 次はどうしよう・・・と思いながら、次がないのがこれまでの私の人生ですが、もしかすると次があるかもと、ほんの少し、明るい気分になりました。

 ありがとう Amazon、ありがとう Kindle。

 「できるだけアマゾン不買運動」は、本日をもって(いったん?)終了させていただきます。

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 なお、今回上梓した(というより「上雲」した)「本」は、間違ってもお求めにならないでください。
 商業電子出版が本当にそんなに簡単にできるのかを実際に試してみた結果に過ぎませんし、かつてここで公表した文章でもあります。もちろん、価格相応の価値もありません。

 ただし、Kindle Unlimited をご契約の方は無料でダウンロードできますので、知り合いのよしみでちらっとでもご笑覧賜れれば幸いです。
 なお、それ以外の方にも(恥ずかしげもなく)ご披露できるように、来週あたり、クリスマスセールとして無料でダウンロードできる期間を設けたいと思います(ほんとはずっと無料にしたいのですが、Kindle 側の都合で、それは叶いません)。設定が終わりましたら、ここかツイッターに書きこみます。よろしくお願いいたします。

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2020.12.06

★苦節?半世紀

 苦節?半世紀、とうとうちゃんとしたラジコンを手に入れた。
(いま初めて知ったんですが、「ラジコン」って登録商標なんですね。びっくり)

 ここまでの道のりは長かった。

 昭和生まれの少年にとって、(一般名詞としての)ラジコンは常に憧れの的であった。

 最初に手に入れたのは、レフティRXというもの(任天堂だったんですね)。

 ボタンを押すと直進、離すと「スリリングにカーブを切ります」(TVCM)という謳い文句だったが、要するに動力がなくなってスプリングの力でタイヤが左を向くだけ。
 つまり、左折しかできない車である(だから lefty)。絶妙なタイミングで再度ボタンを押さないと、直角に曲がることすらむずかしい。
 そして、すぐに電池がなくなって動かなくなるのだが、これも「充電は極めて簡単」という謳い文句に嘘はないものの、極めて長い時間がかかるたいへんなもので、イメージとしては、5分遊ぶと1時間は何もできないというシロモノであった(訂正:ネット情報によると、2〜3分遊んで同じくらいの充電時間だったようです)。

 当時の価格で5千円くらいだったと記憶している。
 今の物価だと5万円以上ではないだろうか。
 デパートで大もめに揉めた挙げ句、「1台だとまた取り合いになってケンカばかりするから」という理由で兄の分と2台買ってもらったのだが、よくもまあ、買ってくれたものだと思う。
 にもかかわらず、上記のような事情もあって、うれしかったのは最初だけ。それほど遊ばず放置することになったような気がする。

 小学校高学年になると、「Uコン」というのがはやった。

 これはエンジンを積んだ飛行機で、そこは本格的なのだが、何しろラジオコントロールではなく、主翼の端からワイヤー?を2本引っ張り、その端をU字型のコントローラーの先端に結びつけ、それを持った人間が円の中心にいて、そのワイヤーを半径(10メートル強か)として、人間がぐるぐると回りながら飛行機に円を描かせて飛ばすというものであった(おわかりになるだろうか?)。

 それでも十分憧れの対象だったのだが、これはたぶん高価すぎて、親にせがむということもなく、中高生?が遊んでいるのを見学するという感じだった。
 同級生もたしかひとりだけ持っていたのを覚えている。

 ・・・というような調子で半世紀の歴史を遡っていくととんでもないことになりそうなのでこの辺にしておくが、息子が生まれてからは、子どもをダシにして、(おそらく)車3台、戦車1台、飛行機1台、ヘリコプター1台のラジコンを経験した。
 車と戦車はちゃんとしたラジコン(うち車1台と戦車はけっこうな大きさの本格派)なのだが、肝心の息子はそれほど興味を示さず、私自身もなにごとにも夢中になれない移り気かつ飽きっぽい性格なので、購入当時はそれなりに楽しんだものの、どれもそれきりになっている。

 あ、車のラジコンについて書いたものは、このブログにもあるはずだ。

 飛行機のほうは完全なオモチャで、飛ぶには飛ぶのだが、ちょっとした風でもすぐ流されてしまう。確か初飛行の日に、近所の低層マンションの屋根に乗ってしまったのを必死の思いで回収したのは覚えているが、にもかかわらず、その後遊んだ記憶がない。

 ヘリコプターは、飛行機仲間の忘年会?の景品でいただいた。これも小さなオモチャだが、何しろヘリコプターなので操縦がむずかしく、結局は一度もまともに飛ばなかったと思う。
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 前置きが長くなった。

 苦節?半世紀、とうとうちゃんとした「ラジコン」を手に入れたのである。

 もはやだれもラジコンとは呼ばないが、幼いころから憧れたラジコンの究極形であることは間違いない。

 そう、ドローンというやつだ。

 DJI Mini 2 という、この11月に発売された最新機種。やや値は張るが、買う気が失せるほどではない。その素晴らしさはとてもここでは書き切れないので、メーカーの宣伝を見てほしい。
 これが、あの「レフティRX」と(物価を考えれば)それほど変わらない値段だというのはすごい。まあ半世紀近い時間が流れているのだから当然か。

 相変わらず短い時間(15分ほど?)しか遊べず、すぐに充電が必要になるのだが、初めから電池が3本ついてくるセットがあるのもありがたい。

 iPhoneに代表されるスマートフォンの使用が大前提になっていて、持っていなければそもそも飛ばせないのだが、それにも逆に感心した。
 スマートフォンの可能性をこんなふうに広げるなんて。

 あと、買ってからわかったのだが、これはむしろ、ラジコン飛行機というよりは、コンピュータ制御の空撮用カメラである。
 ちょうど、iPhoneが、電話というよりはむしろ、コンピュータ付きカメラであるように。
(それにしても、みんなカメラが好きなんだなあ・・・)
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 結局手に入れることのなかった、そしておそらくこれから一生手に入れることもない、本格的なラジコン飛行機は、そもそも初心者は飛ばすことすらできない。
 離陸させて空中で種々の機動をさせることならなんとか可能かもしれないが、上手に着陸できなければ、初飛行が最終飛行になってしまうからである。

 ドローンもそうなるのではないかと、ひそかに恐れていた。
 墜落して壊れると、6万円である。
 壊れたら安く交換してくれるという1年保険が6160円で用意されているが、入っていない。

 しかし、それなりに手のかかる理解と手続きを経て、リビングでの初飛行を終えるころには、これなら大丈夫だと安心した(のを後悔しないことを祈る)。

 なにしろ、

1.自動で離着陸できるし
2.何も操作しなければ、同じ場所でホバリングを続けているし
3.まったくの初心者でも操縦は驚くほど簡単

なのだ。

 何という夢のような飛行機・・・

 ただ、これでは操縦の楽しみというものがそれほどないのではないかとも思ったが、なあに、これは飛行機ではなく空撮用カメラなのである。
 カメラとしての楽しみは、けっこうありそうだ。
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 とはいえ、なにごとにも夢中になれない移り気かつ飽きっぽい性格・・・

 苦節半世紀、理想に近いドローンを手に入れても、それは変わらないだろう ^^;

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