■ニュージーランドで見た鳥
ニュージーランドはけっこう鳥が豊富だった。街場でも公園でも野原でも、その辺の野山に入っても、日本の探鳥地より明らかに鳥影が濃いと感じた。
朝食時などにも、宿の窓からいろんな鳥を観察することができた。
ニュージーランドの鳥といえば、なんといってもKiwi(キーウィ)が有名だし、飛べない鳥が多いというような誤った?イメージがある。
『地球の歩き方』にも、「New Zealand Bird」というページが巻頭特集にあり、飛べない鳥を中心に9種が紹介されている(うち3種はペンギン)。
「ニュージーランドで見られる珍しい鳥たち」と銘打っているのだが、その中で見られたのは Pukeko(セイケイ)のみであった。
もうひとつ、見開き2ページで「ティリティリマタンギ島でバードウォッチング」という特集もあるのだが、これは極端に言えば「舳倉島でバードウォッチング」のようなものである。まあ、オークランドからそれほど遠くはないのだが。
(なんのことかわからないかたのために解説すると、珍しい鳥が集まっている特別な島にわざわざ出かけてバードウォッチングをする、ということです。)
その計3ページで紹介されている、ほとんど見られない鳥ではなく、実際に旅行者がよく出くわす鳥も(いや、鳥こそ)紹介してくれればいいのにと思う。
小鳥から猛禽に至るまで、けっこう多種多様な鳥がふつうにいる。
というわけで、特に鳥を見にいったわけではないのだが、2週間ほどの間に自然と観察できた鳥の一覧を以下に記す(図鑑掲載順)。
すべて飛べる鳥で、すべて写真も撮れた。
(後記:すみません、8番のハヤブサだけ写真がありません。お詫びして訂正いたします。)
28番のカモは、おそらくマガモとGrey Duck(マミジロカルガモ)との交雑種。
1 | Black Swan | コクチョウ |
2 | Canada Goose | カナダガン |
3 | Feral Goose | ハイイロガン |
4 | Paradise Shelduck | クロアカツクシガモ |
5 | Black Shag | カワウ |
6 | White-Faced Heron | カオジロサギ |
7 | Swamp Harrier | ミナミチュウヒ |
8 | New Zealand Falcon | ニュージーランドハヤブサ |
9 | Pukeko | セイケイ |
10 | Spur-Winged Plover | ツメバゲリ |
11 | Red-Billed Gull | アカハシギンカモメ |
12 | New Zealand Pigeon/Kereru | ニュージーランドバト |
13 | Rock Pigeon | カワラバト |
14 | Eastern Rosella | ナナクサインコ |
15 | Welcome Swallow | リュウキュウツバメ(亜種オーストラリアツバメ) |
16 | Silvereye | ハイムネメジロ |
17 | Tui | エリマキミツスイ |
18 | Bellbird | ニュージーランドミツスイ |
19 | Fantail | オウギビタキ |
20 | Starling | ホシムクドリ |
21 | Australian Magpie | カササギフエガラス |
22 | Tomtit | ニュージーランドヒタキ |
23 | Blackbird | クロウタドリ |
24 | Song Thrush | ウタツグミ |
25 | House Sparrow | イエスズメ |
26 | Chaffinch | ズアオアトリ |
27 | Yellowhammer | キアオジ |
28 | Wild Duck sp. | カモ sp. |
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