◆マイバッグよりマイバスケット
マイバスケットというのがあるのをご存じでしょうか。
適当なバスケットを買ってマイバスケットと呼んでも別にかまわないのですが、ここでいうのは、スーパーが純正?で用意している買い物カゴのことです。
大きさや形は、スーパーで買い物をしてレジへ持っていくカゴとまったく同じです。色だけが違っていて、マイバスケットであることがわかります。
そういうものをスーパーが用意していることを知らなかったとき、あれば便利だろうなあと考えて、Amazonやヨドバシなんかでサイズと形状が同じものを探したことがあります。
しかしながら、あとで述べるように、まったく同じでないとあんまり意味がないので、買ってみるという行動にためらいを覚え、そのままになっていました。
そうこうしているうちに、何のきっかけだったか、イオンで売っていることを知りました。
月に3回くらいはイオンへ行くのですが、見かけたことがなく、どこにあるのかと問い合わせると、サービスカウンター前に置いているということでした。
そんなところにいくことはまずありません。
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スーパーに「マイバッグ」やレジ袋を持参すると、清算後のカゴからそこに品物を移し替える手間が生じます。
これが半端ではない。
レジの人が種々考慮のうえ適切に買い物カゴの中に配置した商品を、またあらためて別の袋に詰めていくのです。
当然というか、たとえば、カゴの下の方にある商品を袋の下の方に入れるのが合理的です。そうすると、カゴの下から商品を掘り出し、袋に移す・・・ということになります。
上の方に置かれた軽い商品はいったん取りのけた後に、あらためて袋の上の方に入れ直さなければなりません。
マイバッグやレジ袋は、スーパーのカゴとは大きさも形も違うので、たいていは、カゴ2つ分を3つか4つの袋に入れ直すということにもなります(うちは週に1回くらいしか買い物に行かないので、荷物が多いのです)。
それで、その4つの重い袋を家人が(別にハンドバックを持っているので)1つ、私が3つぶらさげて、えっちらおっちら駐車場まで戻る・・・というのがこれまでの平均的買い物でした。
ところが・・・
まず、買い物カートの上下段にマイバスケットを1つずつ置き、その上にそれぞれレジカゴを重ねます。大きさも形もまったく同じなので、ぴったりスタックできます。
次に、カートを押しながらふつうに買い物をします。終わってレジに行った時、重ねたカゴを外して、レジに通した後の商品をマイバスケットに入れてもらうようにします。
レジの方は、そのためのマイバスケットだとご存じですから、スムーズにすすみます。
さて、清算が終わると・・・
プロが考えながら上手に整理して詰めこんだマイバスケットができあがります。それをカートに載せてそのまま駐車場へ向かいます。
最初にこれを経験したとき、その場で叫びたいくらいに感動しました。
今までのあの無益な苦労はなんだったのか。
レジ袋有料化とか何とかとは関係なく、何十年も前、購入した商品を自分で袋に詰めさせられるようになったときに、最初からこうしていれば、人生のかなりの時間や労力を節約し、ストレスも減っていたのに・・・と思いました。
マイバスケットの価格は、2つで税込796円。しかも、壊れたら交換してくれますし、いらなくなったら返金してくれます。
実質無料です。
これほど便利なものを、どうしてみなさん、使っていらっしゃらないのでしょうか。
今までに見たのはおふたりだけですし、自分が使いはじめるまでは一度も見たことがありませんでした(気づいていなかっただけかもしれませんが)。
最後になって恐縮ですが、唯一の欠点は、自家用車利用が前提であるということです。
バイクや自転車なら荷台に積んでネットをかければいいかもしれませんが、徒歩で買い物の場合は、ちょっと苦しいかもしれません。
自動車でスーパーへ買い物に行くみなさん、マイバッグよりマイバスケット、ほとんど絶対的なお勧めです。
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